「ごちそうさん」に注目の美女が参戦 初のドラマレギュラーで大抜擢 モデルプレスインタビュー【前編】
2014.01.04 05:00
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放送中のNHK連続テレビ小説『ごちそうさん』(月~土、あさ8時)。前作『あまちゃん』を上回る高視聴率も叩き出す人気作に、注目の若手女優が新キャストとして参戦することが4日、わかった。
昨年6月の「JUNON Produce Girls Contest」でグランプリを獲得した高校3年生の松浦雅(18)が、杏演じるヒロイン・西門め以子の長女・ふ久(ふく)役に選ばれた。モデルプレスは初のドラマレギュラー出演にして朝ドラの大役を手にした彼女にインタビューを行い、現在の率直な心境や撮影現場での裏話を聞いた。
松浦:正直、よくわからなかったです(笑)。実感もわかなかったし、不思議でしょうがなくて。母に伝えたら泣いて喜んでくれましたね。
― 朝ドラにはどのような印象を抱いていましたか?
松浦:どちらかというと年配の方が見ているイメージだったんですが、『あまちゃん』でそのイメージがガラッと変わりました。学生の方も録画をして見ていたそうなので、年齢層が大きく広がったんだなぁと感じています。『ごちそうさん』は、ご飯がとにかくおいしそう!オムレツがお話に出てきた時は、家でもオムレツを食べました(笑)。ごはんって、何歳になっても毎日の楽しみじゃないですか。どの年代でも見やすいお話だろうなという印象です。
― 初のドラマレギュラー出演となりますが、プレッシャーを感じたことは?
松浦:はじめは感じていたんですけど、考えてもしょうがないことだし、プレッシャーばかり感じていたらドラマの家族に馴染めないと思うんです。謙虚でいることはもちろん大事ですが、どこか堂々としていないと浮いてしまうというか。やるだけやってみよう、という気持ちです。
松浦:物理にしか興味がない、“物理オタク”の女の子。人間に興味がなくて、誰かと仲良くするとか、愛とか恋とか、全く自分に関係のないことだと思っているんです。物事に筋が通っていないと気がすまない性格で、自分の中で疑問に思う点があったら、それを納得いくまで突き詰めていきます。周りから見たら「変わっているな」「話が通じないな」という印象で、お母さんの立場からすると育てにくい娘かも。
― どちらかというと、父親の理系の頭脳を受け継いでいるのですね。
松浦:そうですね。でも、お母さんの“体育会系”な部分もあるんです。最初はお父さんに似ている部分が多いと感じるかもしれませんが、徐々に「やっぱりめ以子の娘なんだ」という一面が明らかになっていきます。
― ふ久に共感できるポイントはありますか?
松浦:突き詰めないと気がすまない性格はすごく似ています。ふ久はテストでいい点をとりたいから勉強しているわけじゃなくて、疑問を追求していくうちに、結果的に物理の成績が良くなったっていうだけ。私も昔、理科の天体の授業がすごく好きで、先生について回って「これはなんで?」「ここはどうなるの?」と質問攻めにしたことがあって。不思議な世界に魅了されているうちに、急にテストで98点取れたんです。勉強は苦手だし、天体以外のテストは全然ダメだったんですけどね(笑)。結局、好きなことじゃないと頑張れないみたい。ふ久の物理好きもそういうことだと思います。
― 役作りに関して、特にこだわっていることはありますか?
松浦:外見で言うと所作ですね。食べるシーンが多いんですが、お茶碗の持ち方とか、順番とか…そういった所作を定着させるために、普段から行動を変えていきました。正座も多いので、家でも正座をしてみたり。それと、映画を見て時代背景を知りました。この時代の女性のあり方や、お父さんの立場って今と全然違うじゃないですか。そういった背景を子どもの目線で学びましたね。
松浦:私は舞台の経験しかないので、ドラマならではの見え方についてアドバイスをいただくことが多いですね。ドラマは舞台よりも隣との感覚が狭いので、舞台のやり方で演じていると「気持ち悪いな」と思う瞬間があって。それで悩んでいたら、「こうしたら楽になるんじゃない?」とスッと教えてくだって、実際に試したら本当に楽で驚くことがよくあります。所作を忘れてしまったときも見本を見せてくださるので、日々学ばせていただいています。
松浦:私のことを「ふ久」って呼んでくださって、私も「お母さん」「お父さん」と呼んでいます。お父さんに関しては時々「パパ」と呼ぶことも(笑)。本当の両親のように「よしよし」とかわいがってくださいます。
― 撮影中、印象的だったエピソードをお聞かせください。
松浦:ごはんが本当においしいので、カットがかかって「いいよ」と言われた瞬間、「よーいドン!」でみんなでご飯を食べるんです(笑)。「はよ食べ!」って言われたり、本当の家族団らんみたい。杏さんとおかずを半分こした時も、お母さんと一緒にいる気分になって嬉しかったです。
― 特に仲の良い共演者はどなたですか?
松浦:弟役の菅田将暉くん、西畑大吾くんとは休み時間もずっと一緒にいます。東出さんと菅田くんがいつも休み時間に将棋をするんですが、私は菅田さんの位置でそれを眺めるんです。そしたら東出さんの位置に杏さんが来て、さらに希子さん(高畑充希)も来て……そんな光景が当たり前になっていて、今も続いているんですよ。
― とても和やかな雰囲気が伝わってきますね。クランクアップまでの目標をお聞かせください。
松浦:ふ久は周りの人に理解されにくい性格なので、視聴者の方にも理解されづらいのかなぁという心配が少しあって。全く可愛げがない女の子をどう魅力的にするか、というのも私の役目のひとつだと思っています。ふ久がだんだん成長していくにつれ、松浦雅も成長していったよねという風に、最終回を迎えたときに言っていただけたらすごく嬉しいですね。
― 今回の「ごちそうさん」が代表作になりそうですね。
松浦:そうですね、そうなるといいなぁと思っています。
▼インタビュー後編では、「JUNON Produce Girls Contest」初代グランプリ獲得から約1年半の間に経験した挫折、女優としての目標、さらにはプライベートでの素顔に迫る。(モデルプレス)
2014年3月29日(土)まで、全150回
「食べさせたい」という強い情熱を持って“食い倒れの街”大阪に嫁いだひとりの東京娘・め以子(杏)が激動の大正・昭和を生き、戦争を経験しながらたくましい母へと変貌していく半生を描いた物語。ドラマ「JIN-仁-」「世界の中心で、愛をさけぶ」などの森下佳子氏がオリジナル脚本を手がける。
生年月日:1995年6月14日
身長:160cm
血液型:O型
趣味:エレキギター・クラシックバレエ
「JUNON Produce Girls Contest」(12年6月)初代グランプリでデビュー。西原理恵子演劇祭2013『女の子ものがたり』(13年7月)『ぼくんち』(13年8月)、舞台『鬼切姫』(13年11月)、ミュージカル『美少女戦士セーラームーン』(13年9月)などに出演。
『あまちゃん』でイメージが変わった
― まずは、朝ドラ出演が決まった際の率直な感想をお聞かせください。松浦:正直、よくわからなかったです(笑)。実感もわかなかったし、不思議でしょうがなくて。母に伝えたら泣いて喜んでくれましたね。
― 朝ドラにはどのような印象を抱いていましたか?
松浦:どちらかというと年配の方が見ているイメージだったんですが、『あまちゃん』でそのイメージがガラッと変わりました。学生の方も録画をして見ていたそうなので、年齢層が大きく広がったんだなぁと感じています。『ごちそうさん』は、ご飯がとにかくおいしそう!オムレツがお話に出てきた時は、家でもオムレツを食べました(笑)。ごはんって、何歳になっても毎日の楽しみじゃないですか。どの年代でも見やすいお話だろうなという印象です。
― 初のドラマレギュラー出演となりますが、プレッシャーを感じたことは?
松浦:はじめは感じていたんですけど、考えてもしょうがないことだし、プレッシャーばかり感じていたらドラマの家族に馴染めないと思うんです。謙虚でいることはもちろん大事ですが、どこか堂々としていないと浮いてしまうというか。やるだけやってみよう、という気持ちです。
物理オタクの女の子に共感
― 西門ふ久という役柄について教えてください。松浦:物理にしか興味がない、“物理オタク”の女の子。人間に興味がなくて、誰かと仲良くするとか、愛とか恋とか、全く自分に関係のないことだと思っているんです。物事に筋が通っていないと気がすまない性格で、自分の中で疑問に思う点があったら、それを納得いくまで突き詰めていきます。周りから見たら「変わっているな」「話が通じないな」という印象で、お母さんの立場からすると育てにくい娘かも。
― どちらかというと、父親の理系の頭脳を受け継いでいるのですね。
松浦:そうですね。でも、お母さんの“体育会系”な部分もあるんです。最初はお父さんに似ている部分が多いと感じるかもしれませんが、徐々に「やっぱりめ以子の娘なんだ」という一面が明らかになっていきます。
― ふ久に共感できるポイントはありますか?
松浦:突き詰めないと気がすまない性格はすごく似ています。ふ久はテストでいい点をとりたいから勉強しているわけじゃなくて、疑問を追求していくうちに、結果的に物理の成績が良くなったっていうだけ。私も昔、理科の天体の授業がすごく好きで、先生について回って「これはなんで?」「ここはどうなるの?」と質問攻めにしたことがあって。不思議な世界に魅了されているうちに、急にテストで98点取れたんです。勉強は苦手だし、天体以外のテストは全然ダメだったんですけどね(笑)。結局、好きなことじゃないと頑張れないみたい。ふ久の物理好きもそういうことだと思います。
― 役作りに関して、特にこだわっていることはありますか?
松浦:外見で言うと所作ですね。食べるシーンが多いんですが、お茶碗の持ち方とか、順番とか…そういった所作を定着させるために、普段から行動を変えていきました。正座も多いので、家でも正座をしてみたり。それと、映画を見て時代背景を知りました。この時代の女性のあり方や、お父さんの立場って今と全然違うじゃないですか。そういった背景を子どもの目線で学びましたね。
本当の家族みたい…和やかな撮影現場
― 母親役の杏さん、父親役の東出昌大さんをはじめ、共演者の方からアドバイスを受けることはありますか?松浦:私は舞台の経験しかないので、ドラマならではの見え方についてアドバイスをいただくことが多いですね。ドラマは舞台よりも隣との感覚が狭いので、舞台のやり方で演じていると「気持ち悪いな」と思う瞬間があって。それで悩んでいたら、「こうしたら楽になるんじゃない?」とスッと教えてくだって、実際に試したら本当に楽で驚くことがよくあります。所作を忘れてしまったときも見本を見せてくださるので、日々学ばせていただいています。
― 杏さん、東出さんのお2人とはどのように交流を深めましたか?
松浦:私のことを「ふ久」って呼んでくださって、私も「お母さん」「お父さん」と呼んでいます。お父さんに関しては時々「パパ」と呼ぶことも(笑)。本当の両親のように「よしよし」とかわいがってくださいます。
― 撮影中、印象的だったエピソードをお聞かせください。
松浦:ごはんが本当においしいので、カットがかかって「いいよ」と言われた瞬間、「よーいドン!」でみんなでご飯を食べるんです(笑)。「はよ食べ!」って言われたり、本当の家族団らんみたい。杏さんとおかずを半分こした時も、お母さんと一緒にいる気分になって嬉しかったです。
― 特に仲の良い共演者はどなたですか?
松浦:弟役の菅田将暉くん、西畑大吾くんとは休み時間もずっと一緒にいます。東出さんと菅田くんがいつも休み時間に将棋をするんですが、私は菅田さんの位置でそれを眺めるんです。そしたら東出さんの位置に杏さんが来て、さらに希子さん(高畑充希)も来て……そんな光景が当たり前になっていて、今も続いているんですよ。
― とても和やかな雰囲気が伝わってきますね。クランクアップまでの目標をお聞かせください。
松浦:ふ久は周りの人に理解されにくい性格なので、視聴者の方にも理解されづらいのかなぁという心配が少しあって。全く可愛げがない女の子をどう魅力的にするか、というのも私の役目のひとつだと思っています。ふ久がだんだん成長していくにつれ、松浦雅も成長していったよねという風に、最終回を迎えたときに言っていただけたらすごく嬉しいですね。
― 今回の「ごちそうさん」が代表作になりそうですね。
松浦:そうですね、そうなるといいなぁと思っています。
▼インタビュー後編では、「JUNON Produce Girls Contest」初代グランプリ獲得から約1年半の間に経験した挫折、女優としての目標、さらにはプライベートでの素顔に迫る。(モデルプレス)
モデルプレスインタビュー後編
http://mdpr.jp/interview/1313845『ごちそうさん』
NHK総合 月~土 午前8時~2014年3月29日(土)まで、全150回
「食べさせたい」という強い情熱を持って“食い倒れの街”大阪に嫁いだひとりの東京娘・め以子(杏)が激動の大正・昭和を生き、戦争を経験しながらたくましい母へと変貌していく半生を描いた物語。ドラマ「JIN-仁-」「世界の中心で、愛をさけぶ」などの森下佳子氏がオリジナル脚本を手がける。
松浦雅(まつうらみやび)プロフィール
出身地:兵庫県生年月日:1995年6月14日
身長:160cm
血液型:O型
趣味:エレキギター・クラシックバレエ
「JUNON Produce Girls Contest」(12年6月)初代グランプリでデビュー。西原理恵子演劇祭2013『女の子ものがたり』(13年7月)『ぼくんち』(13年8月)、舞台『鬼切姫』(13年11月)、ミュージカル『美少女戦士セーラームーン』(13年9月)などに出演。
【Not Sponsored 記事】
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