東野圭吾原作！3世代の女優が新境地開拓

2012.06.29 11:51 views

TBS系で7月2日スタートの新ドラマ「浪花少年探偵団」（毎週月曜よる8時、初回のみよる7時）では、関西を舞台にパワフルに活躍する3世代の女性キャラクターに注目だ。

東野圭吾氏の同名小説とその続編「しのぶセンセにサヨナラ」（ともに講談社文庫）が原作の本格ミステリーとなる本作は、多部未華子演じる主人公の女性小学校教師・竹内しのぶとその生徒たちが、刑事も頭を悩ませる難事件を明るく元気に解決する痛快ストーリー。

つい最近まで学生服を着て青春映画のヒロインや、新人刑事を演じていた多部未華子だが、今回は指導する側の教師役。頭脳明晰でチャーミング、さらに熱いハートを持ち合わせる性格で、子供たちのために突っ走る姿は、理想の先生像となりうる。中でも毎回登場する番組の見せ場「うちは大路のしのぶやで！」と啖呵を切るシーンは必見だ。

その、しのぶの母・竹内妙子を演じるのは松坂慶子。いつも大らかで、しのぶをここまで育てあげた、まさにナニワのお母ちゃん的なキャラクター。一人暮らしの娘の部屋をしばしば訪れて世話を焼くなど、茶目っ気たっぷりの母娘のシーンは見どころの一つで、微笑ましい母の愛情にじんわりできそうだ。

そして、串カツ屋のマダム・原田日出子を演じるのが斉藤由貴。カラフルな大阪のおばちゃんファッションに身を包み、かかあ天下のパワフルな女性。母であり妻でありながら、イケメンに向ける恋心も忘れない。店を切りもりし、子育てに立ち向かう生活感たっぷりの姿には共感を覚える人が続出しそうだ。

東野圭吾氏が少年時代を過ごした大阪の下町が舞台にとなっている本作。謎解きや意表を突くトリックもさることながら、下町で活き活きと暮らすパワフルな3人の女性も大きな見どころとなっている。

そのほか、しのぶに一目ぼれする大阪府警の刑事・新藤修平役の小池徹平、しのぶが勤める学校の教頭先生役の小日向文世、さらにしのぶと新藤に恋の鞘当てをするエリートサラリーマン役の山本耕史、しのぶに刺激されて浪花少年探偵団を結成する原田郁夫役の前田航基（まえだまえだ）、田中鉄平役の濱田龍臣、畑中弘役の高橋晃、ナレーションも担当する原田修役の前田旺志郎（まえだまえだ）など、豪華で個性的な出演者が揃った。（モデルプレス）