カウアン・オカモト氏、ジャニーズJr.時代の“風通しの悪さ”証言「いじめや暴力…特殊すぎて色々あった」
2023.09.08 16:03
故・ジャニー喜多川氏の性加害問題をめぐり、ジャニーズ事務所が7日に会見を実施したことを受け、元ジャニーズJr.のカウアン・オカモト氏が8日都内にて会見を開き心境を語った。
オカモト・カウアン氏、ジャニーズJr.時代の特殊環境を振り返る
7日の会見で、ジャニーズ事務所は初めてジャニー氏の性加害があったことを認め謝罪。藤島ジュリー景子現社長の引責辞任、東山紀之の新社長就任を発表した。ジャニーズ事務所の会見で、性加害問題について「風通しの悪さ」も原因の1つだったと語られたことについて、カウアン氏には「ジャニーズ事務所にいる時はそういうものを感じたか、先輩たちにものを言えなかったのか」という質問が。カウアン氏は「僕が入ったのは2012年なので12年前くらい」と前置きしつつ「僕の時は契約もしたことなかった。有名な話ですが、ジャニーさんに呼ばれて、いきなり気づいたらデビューしてるみたいな。デビューする時に初めて契約するって。本当にそう」と当時の曖昧なジャニーズJr.内のシステムに言及。
「ライブごとに同意書とかはあったんですけど、お母さんも事務所の人と誰とも会ったことなかった。結構そういう人が多かった」と振り返り「放し飼いなところもあったので、先輩から学ぶとか、先輩が絶対という部分があった」と当時の環境について語った。
さらに「僕自身本当に大変な思いはしたんですけど…衣装が消えたり、靴がなくなったり、それによって出とちったら振り付け師にめちゃくちゃ怒られるとか蹴られるとか。そういう体制とかいじめや暴力だったりとか…特殊すぎて色々あったので、そういうもんかなと思っていた」と告白。
カウアン氏、当時の風通し「めちゃくちゃ悪い」
一方「ジャニーさんが亡くなる前から契約ができたり、契約するようになったり、振り付け師が変わったり、色々変えてたらしい」と言い、「風通しがいいかって言われたら、めちゃくちゃ悪いと思います。なのでそれは変わってたら、すごくいいのかなと」と言葉にした。また7日の会見で、現在ジャニーズJr.の育成を担当するジャニーズアイランドの代表取締役社長・井ノ原快彦が「僕は性加害はしませんが、権力を持ってしまうことはあり得る話ですからそこは最初からすごく気をつけています」「親御さんと今後も不安にならないように話し合いもしていきたいと思ってます」などと語ったことについて触れ、カウアン氏は「本当にそうなってほしいと思います」と願いを込めた。
カウアンさんの会見は日本外国特派員協会オフィシャルYouTubeにて生配信された。
ジャニーズ性加害問題
ジャニーズ事務所は5月14日、元ジャニーズJr.で歌手のカウアン・オカモト氏がジャニー氏からの性加害を訴えていたことを受け、「当社創業者である故ジャニー喜多川による性加害問題につき、大きな失望とご不安を与えてしまい、心よりお詫び申し上げます」と謝罪。ジュリー氏による動画と文書を公開した。そして26日には、書面にて「心のケア相談窓口の開設」「外部専門家による再発防止特別チームの設置」「社外取締役」の3つの対策を発表。6月12日には事務所が新たに設置した「外部専門家による再発防止特別チーム」が会見を行い、その後8月29日に特別チームが調査報告書を公表。ジャニー氏のジャニーズJr.に対する性加害問題が事実だと認められたことを明らかにし、再発防止策として代表取締役社長である藤島ジュリーK.社長の辞任を提言していた。(modelpress編集部)
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