Sexy Zone、デビュー10年目突入 試練乗り越え目指す5人の新たな道と可能性
2020.11.16 19:35
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Sexy Zoneが11月16日、デビューから9周年を迎え、10年目に突入した。“王道のキラキラアイドル”からグループ名を体現するようなセクシーで大人なグループに成長。5人が目指す新たな道と可能性は──これまでのSexy Zoneの軌跡を振り返るとともに、彼らの魅力を紹介する。
Sexy Zone“平均年齢14.2歳”で衝撃のデビュー
2011年9月、“マイケル・ジャクソンのセクシーさ”をイメージして生み出されたSexy Zoneは、中島健人、菊池風磨、佐藤勝利、松島聡、マリウス葉の5人で結成。ジャニーズJr.時代にトップの人気を誇っていた中島と菊池、ジャニーズ事務所所属後、異例の早さでのデビューとなった佐藤と松島、日本とドイツのハーフ、そして史上最年少デビューとなったマリウス。
さらに、当時グループの平均年齢は「14.2歳」という驚くべき若さ、赤いバラを片手にパフォーマンスする、デビュー曲「Sexy Zone」で世の中に衝撃を与えた。
語り尽くせない…Sexy Zoneの“強すぎる個性”
Sexy Zoneの魅力を紹介するにあたり欠かせないのが、語り尽くせないほどのメンバーそれぞれの強い個性。最年長の中島は、甘い言動でファンを惑わす“王道アイドル像”を確立。さらに自身のことを自ら「ラブホリ(ラブホリック・恋愛依存症)」と称し、カメラを恋人に見立てた仮想デート番組「JMK 中島健人ラブホリ王子様」(日本テレビ系/2013年)にも出演し、“ラブホリ先輩”という代名詞を完成させた。
自己プロデュースが上手な中島は最近、そんなアイドル像はそのまま、流行を敏感にキャッチした動きも。“パワーワード製造機”とも言える中島の語彙力を駆使し、「#(ハッシュタグ)」を自ら作成。会員限定コンテンツで発信したものでも、その枠を飛び出してTwitter上でトレンド入りさせるなど、SNSを利用したファンとの連携を使いこなしている。
そんな中島と“シンメ(=シンメトリー)”とされる菊池は、中島と相反する世界観でまさにシンメらしい魅力を発揮。ライブ中は、R&B調のバラードを歌いこなすセクシーなパフォーマンスで、おしゃれかつクールな印象。しかし、実は誰よりも笑いに貪欲で、高いトークセンスの持ち主でもある。
バラエティ番組での活躍も著しく、ドッキリ番組で全裸になるカラダを張った企画にも参加したことで「ジャニーズなのにここまで!?」と話題に。現在ドラマ「シンドラ」第13弾『バベル九朔』(日本テレビ系/毎週月曜深夜24時59分~)で主演を務めており、自然な演技が絶賛されている。
グループのセンターで、ジャニー喜多川さん(享年87)や人工知能AIも認めた“顔面人間国宝”である佐藤が、近年伝え続けているのは、ジャニーズの伝統を継承していくこと。7thアルバム「POP×STEP!?」に収録されている佐藤のソロ曲では、ジャニーさんが常に掲げていた信念「Show must go on」を曲名にし、意志を受け継いでいく思いを体現している。
ラジオレギュラー番組「VICTORY ROADS」(bayfm/毎週金曜よる9時30分~)では、“想うことが相談の第1歩”と考えて始まった「想談部屋」のコーナーにて、リスナーから寄せられた悩みなどに回答。その人に寄り添った優しくて温かいアドバイスに胸を打たれるファンが続出している。
グループきっての「天然」「ポンコツ」という愛されキャラの松島は、突発性パニック障害のため2018年11月より活動を休止しており、2020年8月12日に活動復帰。メンバー・ファンにとって待ち望んでいた松島の復帰は、グループの未来を明るく照らした。
元々ダンスや歌唱力が抜群だった松島だが、復帰後はさらにパワーアップ。その場にいるだけで周りも笑顔が増える、グループ全体の士気を高める力は、紛れもなく松島の最大の魅力と言えるだろう。
デビュー当時11歳だった最年少のマリウスは、20歳の大人な男性に。キュートさも健在だが、現役大学生としての聡明さが光る。雑誌「SPUR」5月号よりスタートした「One step at a time 一歩ずつ進もう」という連載では、毎回ゲストを迎えてよりよい世界について考え、サステイナビリティについてのメッセージを発信し続けている。
そんなマリウスの知力は、グループにも反映。世界中で環境問題が大きく取り上げられ、プラスチックゴミを減らす動きが増えていることから、公式ライブグッズで「ここらで一旦僕らと一緒にエコのことを考えてみよ?My Sexy ストロー」という“Myストロー”を考案。ファン以外にも“エコで映える”と大きな話題となった。
音楽性に変化
そんな進化し続けるメンバーたちだが、グループとしても大きな変化が。これまで“キラキラアイドル”“トンチキ歌詞”の印象が強かったSexy Zoneだが、メンバーの成長に合わせておしゃれで洗練された楽曲が増え、7thアルバム「POP×STEP!?」はまさに“今のSexy Zone”の名刺代わりとも言える名盤となった。同アルバムでは、王道のJ-POPはもちろん、ロック、ダンスナンバー、シティポップ、R&B…など年代を問わない幅広いポップソングに挑戦。さらに、個性はありつつも、どのジャンルの楽曲にもピタリとハマる声質、歌い方には驚き。新しいポップカルチャーを取り入れつつ、ジャニーズらしさを継承する意志を1番感じるグループであるSexy Zoneの、まだまだ底知れない実力を感じることができる。
また、ジャニーズ×ユニバーサルミュージックの新レーベルを設立し、今後は日本国内だけでなく、本格的な海外進出を目指して活動していくSexy Zone。新たなスタートの1曲目となった「RUN」では、収録楽曲の「Small Love Song」で初めてALL英語詞に挑戦。マリウスの語学力が強みになると思いきや、全員がマリウスに劣らない流暢さ。メンバーが普段から世界に目を向け、洋楽文化に触れていることが、この自然さに繋がっていると考えられる。
試練乗り越え目指す5人の新たな道と可能性
華々しい活躍を見せるSexy Zoneだが、10年目に入るまでには様々な苦悩もあった。松島が「Sexy 松」、マリウスが「Sexy Boyz」と、それぞれSexy Zoneの“弟分ユニット”としてジャニーズJr.とともに活動していた時期、2013年から6年連続で出場していた「NHK紅白歌合戦」落選、松島の休養…メンバーとともにファンも一緒に乗り越えた試練もあった。それでも夢を諦めず、走り続けた彼らが、デビューから10年目に突入する。最近は、センターポジションを流動的に変えたフォーメーションも増えたが、やはり佐藤をセンターに、脇を固める中島・菊池、松島・マリウスの図のバランスと安定感は圧倒的。変化はし続けているが、デビュー時から変わらない、5人が揃ったフォーメーションになった時に発揮される力やオーラは、紛れもなくグループの強みだろう。
どんな時でも前を向き、“Sexy Zoneらしさ”を追い求め続けた彼らは、その過程で確固たる絆を築き、自分たちの進むべき道を見つけたようにも思える。松島も復帰し、これまで守ってきたグループが完全体になった10周年イヤーの節目。可能性が無限大なSexy Zoneは、これからどんな景色を見せてくれるのだろう、どんな時代を創るのだろう──ワクワクが止まらない。(modelpress編集部)
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