天海祐希

アラサー女性が憧れた"丸の内OL"ドラマ名作選 働いて実感したフィクションと現実の違い

2026.05.03 12:41
提供:ENTAME next

一昔前は"丸の内OL"という言葉をよく耳にしたが、現代においても素敵な洋服に身を包み、洗練されたオフィスで働く人に憧れを抱く人は、若い世代を中心に少なくないようだ。大都会のスタイリッシュなOLのイメージは、ドラマの影響が少なからずあると思う。多くの視聴者がドラマを"フィクション"として見ているが、オフィスワークに馴染みのない人にとっては、ドラマを無意識のうちに現実に重ねるのは自然なことだろう。本稿では、若い女性たちがドラマを見て思い描く"理想のOL像"と、実際の乖離について考えていきたい。

◆大都会のおしゃれなオフィスでかっこよく働きたい

平成一桁生まれの筆者は"丸の内でバリバリ働きたい"と、大学生になるまでは本気で思っていた。とはいえ、どんな会社がそこにあるのかもほとんど知らなかった。素敵なスーツを着て、社員証をゲートでピッとかざしてオフィスに入る。ランチはおしゃれなお店で、アフター6はバーで過ごす……そんな働き方を思い描いていた。

都会のオフィスで働くドラマの中の人物で筆者が最初に憧れを抱いたのは、2004年放送の『離婚弁護士』(フジテレビ系)の間宮貴子(天海祐希)だ。貴子が勤めていた大田原総合法律事務所のロケ地は丸ビルだが、天海扮する貴子を見て"キャリアウーマンってかっこいい"と小学生のときに思った。

2007年放送の『ハケンの品格』(日本テレビ系)は、食品商社・S&Fを中心に物語が展開するが、ロケ地は丸の内を含む東京駅周辺だ。大前春子(篠原涼子)や大泉洋(東海林武)らが大都会のオフィスで仲間と協力して課題を解決していく姿も、子どもながらに心躍った。

今田美桜や杏が主演を務めた『花咲舞が黙ってない』(日本テレビ系)シリーズ、堺雅人主演の『半沢直樹』(TBS系)は、金融業界の厳しさが描かれているが、立派なオフィス街の場面が印象深い。

令和の10代・20代であれば、ロケ地は丸の内ではないが、2024年放送の『9ボーダー』(TBS系)の大庭七苗(川口春奈)の仕事に憧れる人は多そうだ。彼女が勤める飲食業トータルプロデュース会社・KURAのオフィスには最先端の技術が施されている。従業員は顔認証で出勤処理をし、席はその日の気分に合わせてタッチパネルで選択する。仕事内容はコンサル系で、オフィスワークとクライアントとの打ち合わせが絶妙な割合になっている。ドラマと現実がまったく異なることに筆者が気づいたのは、丸の内にあるオフィスにインターンとして採用されて3日たった頃だった。

想定外だったのは、高層ビルのエレベーターだ。混む時間帯だと、エレベーターの待ちと移動で5分前後かかる。"エレベーターが大変だよね"と仲間同士で共感したこともあった。

また、東京駅を含むターミナル駅近辺の飲食店は、昼間はどこも行列ができていた。昼食はコンビニやスーパーで出勤前に買ったものをオフィスフロアで食べるのが一番快適だった。

ある程度の年齢になって気づいたのだが、お仕事ドラマのヒロインがかっこよく見えるのは、見た目の美しさや立派な高層ビルで働いているからではない。仕事と真摯に向き合い、自分の仕事や生き方に誇りを持っているからだ。

◆"ゆるふわOL"に憧れるZ世代も

近年、若者を中心にプライベートに重きを置き、ふわふわした雰囲気でゆるっと働く"ゆるふわOL"が羨望の対象となっている。タイトルが印象的な2019年放送『わたし、定時で帰ります。』(TBS系)などは、典型的な"ゆるふわドラマ"と思いきや、意外にもそうではなかった。

ヒロインの東山結衣(吉高由里子)はWeb系制作会社に勤務。残業をしないポリシーだが、業務をおざなりにしているわけではない。その日の仕事を付箋に書き、計画的に片づけており、タスク処理能力はかなり高い。加えて、対人力にも秀でており、先輩にも後輩にも慕われている。

華やかに見える働き方の裏には、地道な努力がある――その当たり前の事実に改めて気づかされた。

関連リンク

関連記事

  1. 『学歴がないと惨めになる!』嫁と孫を怒鳴る義母。しかし数年後⇒成長した【孫の行動】に…義母が涙したワケ
    『学歴がないと惨めになる!』嫁と孫を怒鳴る義母。しかし数年後⇒成長した【孫の行動】に…義母が涙したワケ
    Grapps
  2. 彼氏がいるのに別の人が気になってしまう。その罪悪感、実は向き合い方次第で答えが出ます
    彼氏がいるのに別の人が気になってしまう。その罪悪感、実は向き合い方次第で答えが出ます
    ハウコレ
  3. 「生ゴミ食わせんな!」娘作のハンバーグを“捨てた”夫!?しかし直後⇒「な…!?」夫が突然青ざめたワケ。
    「生ゴミ食わせんな!」娘作のハンバーグを“捨てた”夫!?しかし直後⇒「な…!?」夫が突然青ざめたワケ。
    愛カツ
  4. デートのたびに「楽しかった」としか送れなかった→彼女に問われて気づいた、一言に詰め込んでいた全部のこと
    デートのたびに「楽しかった」としか送れなかった→彼女に問われて気づいた、一言に詰め込んでいた全部のこと
    ハウコレ
  5. 【誕生月別】「俺が守る」有言実行な男性ランキング<最下位~第10位>
    【誕生月別】「俺が守る」有言実行な男性ランキング<最下位~第10位>
    ハウコレ
  6. 【星座別】2026年5月、最も恋愛に奮闘する女性ランキング<第4位〜第6位>
    【星座別】2026年5月、最も恋愛に奮闘する女性ランキング<第4位〜第6位>
    ハウコレ

「音楽」カテゴリーの最新記事

  1. 朝ドラ『ひまわり』では結婚への退職圧力も…松嶋菜々子主演作が映す「働く女性」を取り巻く価値観の変化
    朝ドラ『ひまわり』では結婚への退職圧力も…松嶋菜々子主演作が映す「働く女性」を取り巻く価値観の変化
    ENTAME next
  2. Snow Man、ユニット曲含むサブスク未解禁72曲配信スタート「Make It Hot」「IX Guys Snow Man」など【配信開始楽曲リスト】
    Snow Man、ユニット曲含むサブスク未解禁72曲配信スタート「Make It Hot」「IX Guys Snow Man」など【配信開始楽曲リスト】
    モデルプレス
  3. 錦鯉、子どもも大人も大爆笑 独演会『その男、バカにつき』で見せた“変わらない強さ”
    錦鯉、子どもも大人も大爆笑 独演会『その男、バカにつき』で見せた“変わらない強さ”
    ENTAME next
  4. 櫻坂46、15thシングル収録内容公開 四期生楽曲の配信決定【Lonesome rabbit/What’s “KAZOKU”?】
    櫻坂46、15thシングル収録内容公開 四期生楽曲の配信決定【Lonesome rabbit/What’s “KAZOKU”?】
    モデルプレス
  5. "美のカリスマ"君島十和子、「還暦とは思えない」にとどまらぬ魅力の正体
    "美のカリスマ"君島十和子、「還暦とは思えない」にとどまらぬ魅力の正体
    ENTAME next
  6. <投票受付中>2025年のベスト楽曲は?【モデルプレスランキング】
    <投票受付中>2025年のベスト楽曲は?【モデルプレスランキング】
    モデルプレス
  7. 「日プ新世界」釼持吉成、ファイナル直前“デビュー圏内”からの辞退発表に衝撃走る「悲しすぎる」「受け入れられない」
    「日プ新世界」釼持吉成、ファイナル直前“デビュー圏内”からの辞退発表に衝撃走る「悲しすぎる」「受け入れられない」
    モデルプレス
  8. 「日プ新世界」釼持吉成(KINARI)が辞退発表「本人の意思を尊重して」3週目では1位獲得・最新順位はデビュー圏内【全文】
    「日プ新世界」釼持吉成(KINARI)が辞退発表「本人の意思を尊重して」3週目では1位獲得・最新順位はデビュー圏内【全文】
    モデルプレス
  9. 「日プ新世界」ユメキ、コン評「Neko(ねこ)」の振付秘話「わざとこう作ってあります」裏話にファン感動「練習生への信頼と愛が伝わる」
    「日プ新世界」ユメキ、コン評「Neko(ねこ)」の振付秘話「わざとこう作ってあります」裏話にファン感動「練習生への信頼と愛が伝わる」
    モデルプレス

あなたにおすすめの記事