板野友美のイヴォーグ、新山千春のランクル70…女性芸能人の"いかつい愛車"が注目される理由
女性芸能人の「愛車」に、これまで以上に視線が集まっている。とくに注目されやすいのが、華奢なイメージのあるタレントが、無骨なSUVや高級外車を乗りこなしているケースだ。元AKB48の板野友美が公開したレンジローバー・イヴォーク、タレント・新山千春のランドクルーザー70などは、その代表例といえるだろう。
男性芸能人の車好きは珍しくなく、高級外車、クラシックカー、スポーツカーなどを所有するタレントは多い。一方で、女性タレントが"いかつい車"や本格派の四駆に乗る姿は相対的に希少性がある。そのため、愛車の写真や納車報告が出るだけで、「意外」「かっこいい」「似合っている」といった反応が広がりやすい。
板野が今年3月に自身のSNSで紹介したのは、ランドローバーのレンジローバー・イヴォーク。投稿の半年前に納車されたという新車を披露し、黒いボディに合わせてホイールもマットブラックにするなどのこだわりを語っていた。車両本体価格は660万円以上とされ、黒でまとめた外装からは本人のセンスが感じられる。
板野が愛車を「土足禁止」にしていることも話題になった。「足元の砂が気になって毎回掃除機したりコロコロしたり落ち着かない」と車内の汚れに敏感になっていることを明かし、ネット上では「気持ちはわかる」「新車なら当然」という声がある一方、板野には子どもがいることから「家族で乗る車で土禁は大変そう」といった反応も見られた。高級車を大切にしたい気持ちと、日常使いのリアル。その両方が見えるからこそ、単なる愛車紹介にとどまらない関心を呼んだのだろう。
新山千春も、愛車へのこだわりが強いタレントの一人だ。今年3月に自身のYouTubeチャンネルなどで、約20年乗ってきたジープ・ラングラーから、トヨタのランドクルーザー70に乗り換えたことを報告した。ランドクルーザー70は悪路走破性や耐久性を重視した本格四駆車で、新山が購入したのは2023年に"再再販"されたモデル。ルーフラックやサイドオーニング、ホイール、タイヤなどにも手が入ったカスタム仕様となっており、単なる移動手段ではなく"相棒"としての色合いが濃い。
約20年にわたりジープ・ラングラーに乗り続けてきたというエピソードも、新山の車好きぶりを印象づけている。芸能人の愛車というと、どうしても「いくらなのか」「どこの高級車なのか」という点に目が向きがちだが、新山の場合は長く使い続けた車から次の一台へと移る過程にも物語があり、そうしたストーリー性は愛好者の多いランクル70とも相性がいい。女性芸能人の愛車が話題になった例は、ほかにもある。タレントの中川翔子は約900万円とされる真っ赤なメルセデス・ベンツCクラスを購入し、愛車に「めーちゃん」と名付けた。女優の高岡早紀は昨年12月に愛車を運転している写真を公開し、エンブレムや内装から新車価格3000万円超とされるロールス・ロイスのクーペモデル「レイス」ではないかと注目された。
さらに、モデルの滝沢眞規子は愛車のポルシェ・カイエンへの愛情をたびたび語り、ヴァイオリニストの高嶋ちさ子は2024年に新車価格約3300万円とされるアストンマーティン「DBX707」の納車を報告したことで反響を呼んだ。芸能界でも屈指の車好き女優である伊藤かずえは、初代にあたる1990(平成2)年式の日産シーマに30年以上乗り続け、2021年には日産によるレストア企画でも注目された。
こうした話題が広がりやすい理由としては、車が「持ち主の価値観」を反映しやすいことが挙げられる。かわいらしい印象のタレントが"いかつい車"に乗る、母としての顔を持つモデルが大型SUVを日常使いする、華やかな女優が超高級車をさらりと乗りこなす──そうした本人のイメージとの共通性や意外性が、普段は見えない素顔を想像させ、写真一枚でも話題を生む。
もう一つの理由は、賛否を呼びやすいことだ。男性芸能人の高級車は「成功の証」として受け入れられやすい面がある一方、華奢な印象のタレントが無骨な高級車を選ぶと「自慢ではないか」「イメージと違う」といった声が出やすい。そうした反応も含め、車の存在が本人のキャラクターと直結するところも話題の種になる。
女性芸能人たちの愛車が話題になるのは、車種や価格のインパクトだけが理由ではない。本人の趣味や暮らし方、価値観、仕事で築いてきた現在地を映しているところも大きなポイントだ。いかつい車や超高級車を乗りこなす女性タレントたちの姿は、従来の"女性らしさ"に収まらない魅力を見せる。だからこそ、誰がどんな車に乗っているのか、多くの人がつい関心を抱いてしまうのだ。
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