渡邊渚「誰かが言わなきゃ変わらない」──日本の性的搾取に切り込む“発信者”としての覚悟
2025年の芸能界でもっとも注目された女性のひとりが、元フジテレビアナウンサーで現在はフリーの渡邊渚だ。自身の過酷な経験を告白したインタビューやエッセイで世間の共感と関心を呼び、写真集や雑誌グラビア、ネット番組のMCなど活躍の場を大きく広げた。2026年の彼女はどのように進化していくのだろうか。
渡邊は慶應義塾大学卒業後の2020年4月、アナウンサーとしてフジテレビに入社。1年目から『もしもツアーズ』の4代目ツアーガイドや『めざましテレビ』のフィールドキャスターに抜擢され、翌年からは『ワイドナショー』のアシスタントなども担当した。
順調に活躍していた彼女だが、2023年7月から体調不良のために長期休養となり、復帰することのないまま2024年8月末にフジテレビを退社。のちに、長期休養の理由がPTSD(心的外傷後ストレス障害)であったことが公表された。
退社後は週刊誌のインタビューで自身の闘病体験などについて語り、2025年1月には初の著書となるフォトエッセイ『透明を満たす』(講談社)を発売。大手通販サイトの売上ランキングで1位を獲得するなど話題を呼んだ。
しかし風当たりの強い部分もあったようで、渡邊は独立から約5カ月が経過した時期にSNSで「誰かにとって不都合な事実があるからか、はたまた社会が歪だからか、風当たりの強い船出ではありますが、私は嘘をつかず、逃げずにここにいる。正々堂々とやりたいことをやって、自分で選択して人生を歩んでいきたい」と赤裸々な思いと強い決意をつづった。
2025年3月からは「週刊プレイボーイ」(集英社)で表紙を飾ったことを機にグラビア路線が活発化し、同年6月に初の写真集『水平線』(同)をリリース。水着姿やランジェリーショットにも挑戦した意欲作で、ネット上のレビューでは「被写体としてとても魅力的」「笑顔がかわいい」「傷ついた人が再び立ち上がっていく過程に勇気をもらえる」といった高評価が相次いだ。
フリーアナとしては、ビジネス系YouTubeチャンネル「REAL VALUE(リアルバリュー)」でMCを担当。2025年6月には、千葉テレビのバラエティ『昨日のアレ観』で独立後初の地上派番組MCを務めた。
2025年は大活躍の年だったといえるが、年末には彼女の注目度がさらに高まる新展開が起きた。12月2日、連載している『NEWSポストセブン』で「日本で多発する性的搾取」についてつづったエッセイを発表したことをきっかけに、ネットで激しい賛否が巻き起こったのだ。
同エッセイでは、12歳のタイ人少女が都内の個室マッサージ店で性的サービスを強要されていた事件を取り上げ、性犯罪を厳しく取り締まっているスウェーデンと比較しながら、日本の性加害者に対する処罰の軽さや社会の問題点を指摘。日本のジェンダー意識などとも絡めながら、性加害への激しい怒りを表明した。これに対して賛否がわき起こると、渡邊はInstagramのストーリーズで「性犯罪についてのエッセイ、文章をすべて読めば大半の方はわかると思いますし、海外の文献にも記載されていることなのでちゃんとした倫理観をお持ちの方は理解できるかと思いますが…『スウェーデンなど北欧の方が性犯罪の数が多い』のは、数字的にはそうですが、それは性犯罪と認定される範囲が広く、痴漢も盗撮も、不同意性交も、性犯罪になるからです。一方、日本は数としては少なく見えるだけで、そもそも性犯罪とされることの範囲が狭く、また被害届を出せない人が多いのが現状です」と批判的な意見に反論した。
続けて「性犯罪の被害に遭ったことのない日本人男性にはわからないのかもしれませんが、女性にとって、日本はとても安全な国とは言えないですよ。『お持ち帰り』なんて言葉があるくらいですから。今回、私が“買春を悪いことだ”と書いたら、反発している男性がちょこちょこいるそうで笑 これが日本の現状だよなーと改めて思いました。逆に多くの女性から共感や賛同をいただきました。10年20年経って、男女平等で、性的搾取を悪だと思う人で構成される日本社会になってほしいです」と、性加害問題への意識の現状を憂いた。
渡邊が写真集を出したことを引き合いに「性を売ってるくせにフェミニストぶるな」という非難の声もあったようだが、それに対して彼女は「『おまちかねの!珠玉の!渾身の下着!』というようなタイトルで自分からリリースを出したことはありません笑 二次的にメディアやネットニュースが書いた文章であって私はそういった意味でやっていません。偽情報を鵜呑みにしないように皆様お気をつけくださいね」とくぎを刺した。
最後に彼女は「いつも様々な矢が飛んでくることを想定し、傷つく覚悟で書いていますが、現実にがっかりすることも多々あります。でも、この一年、私はずーっといってますが、“誰かが言わないと何も変わらない”と思うので、これからも臆することなく書いていきます。間違っていることに間違っていると言える世の中であってほしいし、未来に生きる人たちに同じような思いをしてほしくない、そんな悪しきルールを継承させたくないです」と、歩みを止めずに言葉で闘い続ける覚悟を明かした。
これらの発言がさらなる議論を呼び、ネット上で大きな反響を巻き起こした。こうした状況を見ていると、今後の彼女はMCやグラビアなどだけでなく、旧来の悪しき慣習を打ち壊すオピニオンリーダーとして存在感を強めていきそうだ。それだけの影響力と注目度、そして思いを言語化する能力を持っているだけに、日本社会の意識を変容させていく先導者のひとりになっていくのかもしれない。
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