原田葵

藤本万梨乃アナ後任に原田葵アナ、元櫻坂46の“即戦力”が「フジテレビ次期エース」の最右翼へ

2025.12.05 18:03
提供:ENTAME next

フジテレビの藤本万梨乃アナが年内いっぱいで同局を退社することが発表され、藤本アナが担当していた『さんまのお笑い向上委員会』などの後任に元・櫻坂46で入社3年目の原田葵アナが決定した。この人選を受け、業界内では原田アナが「フジテレビの次期エース」の最右翼に浮上したとの見方が強まっている。

年内で退社する藤本アナは、東大医学部出身の才色兼備として知られ、局からの期待も大きかった。2019年から『めざましテレビ』でフィールドキャスターや情報キャスターを担当し、2022年から『さんまのお笑い向上委員会』、2023年から『Mr.サンデー』で進行役を務めるなど活躍していたが、家庭と仕事の両立を図るべく退職を決断したという。

藤本アナは8月、出演番組で東大医学部の同級生である医師との結婚を報告しており、ワークライフバランスの変化による、前向きな退職とみられている。

担当していた『さんまのお笑い向上委員会』は、12月24日深夜のクリスマス生放送スペシャルから原田アナが後任を務めることが決定。『めざましテレビ』の情報キャスターも原田アナが、新加入の小室瑛莉子アナ、高崎春アナとともに、藤本アナの後任となることが発表された。『Mr.サンデー』については、藤本アナが退職後も来年3月末まで担当するという。

フジテレビ屈指の人気と実力を誇っていた藤本アナの後任に選ばれた原田アナは、櫻坂46(加入当時は欅坂46)の元メンバー。2016年に欅坂46の1stシングル『サイレントマジョリティー』でCDデビューし、同年に3rdシングル『二人セゾン』で初のフロント(フォーメーションの最前列)に抜擢されるなどファンからの支持が当初から高かった。抜群のルックスに加え、歌やダンスの実力が高かったことが人気や評価につながっていたとされる。アイドル活動をしながら法政大学社会学部に通っていた原田アナは、2022年にグループを卒業後、アナウンサーを志して就職活動し、2023年4月にフジテレビへ入社。同年6月には早くも『めざましテレビ』のコーナーに初出演し、入社からわずか2カ月半で番組史上最速の「めざましファミリー」入りを果たした。

元アイドルという経歴から色眼鏡で見られることもあったが、アナウンサーデビュー当初から「声が聴きやすい」「落ち着いていてリポートがうまい」といった評価が多く、視聴者からの支持は高かった。これについては、人気グループのメンバーとして何度も大きな舞台を踏み、レッスンを重ねてきた経験が生きているのだろう。入社前からカメラ慣れしていることで「即戦力」と期待され、デビューが早まったのという見方もある。

実際、原田アナはアイドル時代のレッスンを振り返り、「ボイストレーニングの時に恥ずかしくて大声が出せず、ずっと『すいませーん!ボール取ってくださーい!』と(大声が出るまで)言わされていた」と、厳しい指導を受けていたことを明かしている。デビュー前は「週7」でレッスンを受けていたといい、そうした経験が発声のよさにつながっていそうだ。

さらに原田アナは、欅坂46が櫻坂46に改名するまでの激動の時期を経験しており、そうした意味では逞しさも持ち合わせていると言える。アイドルだけでなく、アナウンサーとしての適性の高さを感じさせる存在だ。

現在は『めざましテレビ』でコーナー進行やリポーター、情報キャスターを務め番組に欠かせない存在となっており、お昼の情報バラエティ『ぽかぽか』の木曜日の進行も担当。入社当時から局の期待の大きさがうかがえたが、井上清華アナらと並びフジのエース格だった藤本アナの後任に選ばれたことで、これまでにも増して原田アナの「次期エース」路線が鮮明になったといえそうだ。

同じ坂道グループ出身のアナウンサーとしては、元乃木坂46で日本テレビの市來玲奈アナ(2018年入社)、元乃木坂46でテレビ朝日の斎藤ちはるアナ(2019年入社)がいる。両者とも元アイドルという色眼鏡を跳ね返し、すぐに実力をつけて局を代表する人気アナに成長しいる。

同じように、原田アナが遠くない将来、「フジテレビの顔」へと成長する可能性は十分にありそうだ。

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