来年10月17日に40周年記念興行を開催することになった”邪道姫”工藤めぐみ。まだまだ先の大会になるが、すでに「闘い」ははじまっていた

「邪道姫」工藤めぐみ、40周年で代々木第二に挑む“人生最大のイベント” 「女子プロの未来を見せられなければ意味がない」

2025.11.30 08:03
提供:ENTAME next

90年代に『邪道姫』の異名で一世を風靡した伝説の女子プロレスラー。工藤めぐみ。FMWのリングで女子としては初となる有刺鉄線デスマッチや電流爆破デスマッチを敢行して、文字通り、歴史に名前を刻んだが、じつはデビューしたのは超王道の全日本女子プロレス。あのアジャコングと同期の昭和61年組になる。

昭和61年は、西暦にすると1986年。つまり来年がデビューから40周年のメモリアルイヤーとなり、それを記念した興行『工藤めぐみ40周年記念大会-邪道姫伝説―』が来年10月17日(土)東京・国立代々木競技場第二体育館で開催されることが発表され、大きな話題となっている。

約1年後の大会の告知をすること自体、昨今のプロレス界では異例のことでもあるが、会場の大きさも話題になったポイント。なかなかのビッグマッチである。工藤はこう説明する。

「私、来年が40周年だって最近まで知らなかったんですよ。引退して、もう長いし、数えてもいなかったんですけど、ファンの方から『来年で40周年だね』と教えていただいて、あぁ、そうなんだって。それでも記念興行をやろうなんて考えてはいなかったんですよ。

いま、プロレスリングZERO1でGMを務めさせていただいていて、道場で女子の練習生たちの指導をすることもあるんですけど、彼女たち女子部を前面に打ち出すような興行を開催できないかなって模索はしていて。女子部がきっかけでZERO1の会場に来てくださる方が増えたらいいなって。そんなプランを話していたら、社長から『それはそれでやるとして、せっかくの40周年なんだから、記念興行をやったらどうですか?』という声があがって、じゃあ、ZERO1とは別枠で、あくまでも工藤めぐみとしての興行をやりましょう、ということになったんです。やる以上はひとりでも多くの方に見ていただきたい、という思いから、会場の設定も大きくなっていって代々木第二体育館に決まりました」

現役選手であれば、自身がメインイベントに出場して、ゆかりのある選手たちと試合をすれば、それでいいのだが、工藤めぐみは1997年に引退している。復帰するのが当たり前のプロレス界において、それっきり一度も復帰していないことで彼女の価値が高まっている部分も大きい。「プロレスはやりきったので」と今回の興行でも一夜復活することは頭にないという。そうなると、どんなイベントにしていくのか、結構、悩ましいことになってくる。工藤は言う。

「現役として試合ができない以上、おもいっきり頭を使うしかないですよね。最初はこんなに大きな会場で無理だよ〜、となっていたんですけど、チームのみんなが一生懸命、動いてくれたり、なによりもファンのみなさんが応援してくださっている姿を見たら、私が無理なんて言っていたら失礼だなって。そう思ってからは、ちょっとでもネガティブなことを考える時間があるんだったら、その時間を使って、ひとつでもふたつでもアイデアを出そうって前向きになりました。

じつは私、いままで周年記念興行ってやったことがないんですよ。おそらく、今回が最初で最後の周年記念興行になるので、もうやりたいこと、考えていることを全部、出し切るしかない! いろいろ考えてはいるんですけど、本番は11カ月後じゃないですか? いま、これがベストだと考えているプランだ、と思っていることが11カ月後もベストであるとは限らないですよね? たとえば、まだデビューすらしてしない女の子が新たなスターとして大活躍しているかもしれない。そういう流れをしっかりと見極めながら、じっくりとプランを固めていきたいですね。

ひとつ言えるのは、もちろん私の40周年なので、これまでに縁のあった選手やOGたちには集まってもらいたいんですけど、単なる同窓会で終わらせたらいけないなって。そういうものもしっかりと見せつつ、最後には女子プロレスの未来を見せられるようなイベントにしたいです。そうでなかったら、やる意味がないじゃないですか」

イベント開催が決まると、真っ先に師匠であるジャガー横田に報告。レスラーとして出場をオファーするだけでなく、大会実行委員長への就任もお願いした。ジャガーはこの申し入れを快諾。若い選手のブッキングなどで協力することを約束してもらった。

ジャガーにとって、工藤めぐみたちの世代はコーチになって最初の教え子になる。そんな関係性を知るファンも少なくなってきたが、この大会を機にふたたび周知できたら女子プロレスの世界により深みが出る。

「今、私が練習生を指導するときって、40年前にジャガーさんから教えていただいたことを、本当にそのまんま伝えているんですよ。そういう意味では、ずっと歴史はつながっているし、昭和・平成・令和と闘ってきたジャガーさんの経験って、本当にすごいと思うので、どうしても実行委員長をお願いしたかったんです」(工藤)

ジャガー横田がいることで工藤めぐみのルーツが可視化され、現在、指導している練習生たちがプロレスラーとして参戦できるようになっていれば、40年の歴史がリング上で一本につながり、その線は間違いなく未来へと突き抜けていく。あとはどんなプログラムで魅せていくのか、である。

「私にとって人生最大のイベントになると思います。現役のときもたくさんのビッグマッチを経験してきましたけど、あくまでも団体をしてやってきたことなので。だから、もう今から大会当日までもがいて、もがいて、いいものを作り出したいですね。何歳になっても人生、挑戦だという考え方なので、今、こういう大きな大会に挑戦することも、もがくことも、自分が選んだ道だと思うんです。がんばりますよ!」(同)

10万円のVIPチケットは早くも残りわずかになるなど、スタートダッシュは好調。試合をするわけではないが、ここからの11カ月、工藤めぐみはプロレス頭をフル回転して、さまざまな“闘い”を展開していくことになる。2026年10月17日まで工藤めぐみのアクションを追い続けることは、きっと、そのまま良質なプロレス体験になるはずだ。

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