

のん、父への復讐に生きる“ダークヒーロー”に初挑戦 32歳で切り拓く俳優人生の新章
9月29日から始まるABEMAオリジナルドラマ『MISS KING / ミス・キング』で、初のダークヒーロー役に挑戦する俳優、アーティスト・のん。近年、パブリックイメージを覆すような役どころに挑み、成功を収める役者が増えているが、果たして彼女の場合は――。
同ドラマは天才棋士の父である結城彰一(中村獅童)に捨てられた娘が、復讐のために史上初の“女性棋士”を目指すという物語。この父親への復讐を誓った主人公・国見飛鳥役に、のんが抜擢された。
先日公開された本予告でも飛鳥の「悪者でいい。全員敵でいい」といった台詞があるように、善性に突き動かされる主人公というよりは、憎しみにとらわれたダークヒーロー的な役どころ。これまで『あまちゃん』や『海月姫』などで数多くのヒロインを演じてきたのんだが、今回の飛鳥のような役は初挑戦で、どのような演技を見せるのかは未知数だ。
しかしそうした役への挑戦が、役者としての新境地に繋がるケースも少なくない。例えばAmazon Originalドラマ『私の夫と結婚して』では、それまで“清純派”のイメージが強かった白石聖の“悪女ぶり”が注目を集めた。
このドラマで白石が演じたのは、江坂麗奈というキャラクター。主人公・神戸美紗(小芝風花)の幼馴染で親友でもありながら、主人公の夫と不倫し、さらには主人公の命まで奪うという、わかりやすい“ヒール”だ。同作はこの麗奈と夫に対して、タイムリープした主人公が復讐を誓う物語となっている。
それまでは、視聴者から“共感”されるキャラクターを数多く演じてきた白石。とりわけマンガの実写化作品では、その清純派な雰囲気を買われ、ドラマ『I"s』(BSスカパー!)の葦月伊織や映画『胸が鳴るのは君のせい』の篠原つかさなど、魅力的なヒロインを演じることが多かった。
一方、『私の夫と結婚して』で演じた麗奈は、視聴者から憎まれるヒール役。白石にとってはまさに新境地といえる挑戦だったが、SNSでは「白石聖がここまで性格の悪い役を自分のものにしてるの本当に凄い」といった声が相次ぎ、役者としての新たな一面を印象づけることになった。また映画『ミッシング』でマスコミの報道やSNSの誹謗中傷に翻弄される母親役を演じた石原さとみも、キラキラとしたパブリックイメージを一変させて話題を呼んだ。石原本人も「母となった今だからこそ、この役と向き合えた」とコメントしていたように、出産経験が新境地開拓に繋がった側面もある。
そのほかにも、『孤狼の血 LEVEL2』で狂気的な悪のカリスマを演じた鈴木亮平や、『地獄の果てまで連れていく』(TBS系)で悪魔のような“モンスター女”を演じて話題になった渋谷凪咲、映画『夏目アラタの結婚』で連続殺人事件の死刑囚を熱演し観客を震え上がらせた黒島結菜など、イメージを覆す役どころで成功した例は枚挙に暇がない。普段は想像されない役を演じるからこそ、人々に強烈なインパクトを与えている印象だ。
そういった意味でも、『MISS KING』でのんが演じるダークヒーロー役には期待が高まる。確かにダークヒーローは彼女にとって初挑戦だが、もともと幅広い演技に定評がある俳優だ。おひとりさまのアラサー女性や元OLの殺し屋などさまざまなタイプのヒロインを演じてきたほか、2019年にYouTubeで配信された主演映画『おちをつけなんせ』では監督・脚本・制作も自ら手がけている。
むしろ意外なのは、“初のダークヒーロー”という点だろう。『MISS KING』では、復讐心に燃えながら将棋を指す女流棋士を見事に演じ切り、新たな演技の“幅”を見せてくれるに違いない。
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