ジゴロックに“最高のステージ”を手にした鈴木りゅうじが登場オープニングから最高潮

2025.04.30 18:00

大分県内最大級の大型フェス『ジゴロック 2025』が4月19日・20日に開催され、その2日目のオープニングを飾ったのが、歌手・ドラマーとして活躍する鈴木りゅうじだ。メインステージ出演をかけた「17LIVE（イチナナ）」のオーディションを勝ち抜いて手にしたこの大舞台。アツい想いを爆発させた圧巻のステージの様子をレポート。

オーディションを勝ち抜いたライバーによるオープニングアクト

4月19日・20日、『ジゴロック 2025 〜大分“地獄極楽”ROCK FESTIVAL〜supported by ニカソー』が開催された。両日のオープニングアクトとして用意されたのは、ライブ配信アプリ「17LIVE」とコラボした「17LIVE SPECIAL STAGE」だ。「『ジゴロック2025』出演オーディション」として、2月27日からアプリ内でイベントを実施し、選ばれたアーティストがそのステージに出演するというもの。

見事そのイスを射止め、2日目のオープニングアクトとして登場したのが、歌手・ドラマーとして活動するライバーの鈴木りゅうじだ。

4月20日午前10時。朝から降っていた雨が上がり、フェスの2日目が開幕した。オープニングアクトがアナウンスされ、ファーストナンバー「M.I.P」のイントロとともに、曇り空をつけ抜けるようなボルテージを纏った鈴木りゅうじが登場。大きな拍手に包まれる中、「僕にパワーをください！一緒に手拍子を、そしてジャンプ！」と呼びかけ、オーディエンスもすぐさま反応。ステージ中央に置かれたドラムでの圧巻のパフォーマンスも魅せ、早くもステージ前を魅了した。

そして、「オーディションに勝ち抜いてここにきました！よろしく！」と投げかけ、そのままの勢いで「待って行かないで」に投入。「大分のみんな、力を貸してくれますか！」という鈴木りゅうじの声に反応し、「待って行かないで」のフレーズをコールアンドレスポンス。ステージを広く使ってオーディエンスとのコミュニケーションを楽しみ、徐々に会場の熱量を上げた。

オープニングアクトとして圧倒的なインパクトを残す

続いて、「僕が初めて買ったCDはORANGE RANGEさんでした。今日ジゴロックに出演されるとのことなので、リスペクトを込めてこの曲を歌います」と、パーティーチューン「ReadyLady」をプレイ。自然と観客のテンションが上がり、ステージ前はビートと共に揺れ、シンガロングも生まれた。鈴木りゅうじは、丁寧にそしてパワフルに歌い上げ、この特別なひとときを実感しているようだった。

「今日、あなたの人生にとって1ミリでも10分でも関われたことを幸せに思います」と笑顔で語りかけ、ラストナンバー「ChangeMyLife」へ。ミドルテンポの曲に合わせてナチュラルに手拍子が起こり、会場全体に幸福な空気が充満。鈴木りゅうじは、この日のステージをしっかりと噛み締めるように、オーディエンスとの一体感を楽しんだ。

最後に、「今日はありがとう。また来週、（九州には）福岡にツアーで戻ってきます。鈴木りゅうじをぜひチェックしてください。ありがとうございました！」と挨拶。

約10分、見事にオープニングアクトとして圧倒的なインパクトを残し、パフォーマンスを締め括った。

◆取材・文＝森川和典