

キンプリ永瀬廉のポンコツキャラと山下美月の実直さ際立つ『恋ムズ』が深夜枠でも大好評なワケ
King & Prince・永瀬廉が主演、元乃木坂46の山下美月がヒロインを務める『御曹司に恋はムズすぎる』(カンテレ・フジテレビ系)が好調だ。TVerのお気に入り登録数は、深夜枠でありながら3月6日執筆時点で70万人を超え、歴代の『火ドラ★イレブン』枠ドラマの中でも極めて高い数値となっている。また初回の再生数は200万回を超えた。
永瀬演じる主人公・天堂昴は大手アパレルメーカーの会長の孫で、祖父に甘やかされて育ち、世間知らずで超わがままなポンコツお坊ちゃんだ。
お金がありながら抜群のルックスで周囲にもチヤホヤされてきたため、恋愛偏差値0で性格は欠陥だらけ。そんな御曹司が難攻不落のド庶民女子に恋に落ち、成長していくロマンティックラブコメディーとなっている。
永瀬はこれまでに朝ドラ『おかえりモネ』(NHK総合)、『夕暮れに、手をつなぐ』(TBS系)、『東京タワー』(テレビ朝日系)などで、切ない恋に物憂げな表情を浮かべる好青年を演じ、そのイメージが強くなっていた。
今作序盤では、ヒロインに対し自信過剰なナルシストぶりを発揮し、“とんだ勘違い野郎”としてコメディータッチに空回りする永瀬のポンコツぶりが斬新だった。陰があって哀愁を帯びた役柄が多かった永瀬が、こんなにも表現力豊かに天性のズッコケおバカキャラを演じるとは思ってもみなかった。
そんなポンコツ御曹司からの猛アタックを、ド庶民のヒロイン・花倉まどか役の山下が冷静に受け流したり、淡々とツッコミを入れることで、昴の面白おかしさがより引き立ってきた。
山下は現役アイドル当時から、朝ドラ『舞いあがれ!』(NHK総合)、『下剋上球児』(TBS系)、『Eye Love You』(TBS系)などに出演。グループ時代の立ち位置も含め、しっかり者で芯のある女性役のイメージが強い。永瀬の役柄がこれまでと180度違う分、山下が見せる凛とした安定感が今作には必要不可欠となってきた。
まどかが周囲とは異なり昴を特別視せず、ダメなことはダメだと説き、庶民暮らしを余儀なくされた昴に市井の人としてのやりくりを伝授していくことで、昴は成長していく。それに加えてもともと、親友の誕生日を毎年必ず祝うなど、大切な人への思いやりを持ち、まっすぐなところもあった昴。彼の純粋な想いにまどかは次第に応えるようになった。序盤は「ポンコツ×常識人」のかけ合いが見どころだったが、中盤以降は胸キュン要素たっぷりで、王子様感溢れる永瀬と、実直だけれど可愛げのある山下による王道ラブストーリーが堪能できる。それでも、随所にクスっと笑える昴の天然ぶりは健在だ。
2人それぞれの部屋がある社員寮が火事に遭い、昴の豪邸に一時同居することになるなど、ややありがちな展開がありつつも、可愛らしい2人のラブコメを見守るのには心地よい王道設定で溢れている。
タイトルも含めて漫画原作がありそうだが、今作はドラマオリジナル脚本となっている。ぜひとも漫画化して欲しいし、漫画になったら大ヒットして再度ドラマ化か映画化のオファーが来そう。そんな作品だ。それにしても、原作など見本となるキャラがいない中で、あれだけの“ポンコツ愛され昴”を自身で創り上げた永瀬のコメディアンぶりには驚かされる。
永瀬と山下にとって代表作となりそうな今作。早くも続編に期待してしまうほど、昴とまどかをまだまだ見届けたい。
関連記事
-
SKE48 古畑奈和、「自分は誰かの役に立てている」10年突き進んだ"アイドル"という職業ENTAME next
-
美女コスプレイヤー・蒼猫いな、フェチ感じる衣装で美スタイル完全解禁【写真10点】ENTAME next
-
10年ぶりの写真集、中川翔子「過去最大の露出に挑戦したきっかけは江頭2:50さんの一言」ENTAME next
-
中川翔子、すべてを出した10年ぶり写真集を語る「血管を褒められる体験は初」ENTAME next
-
桃月なしこ、話題のフォトスタイルブックからナチュラルな白ランジェリーショット公開ENTAME next
-
似鳥沙也加、まん丸バストを置きパイした泡風呂グラビアに「キュンが止まらない」ENTAME next
「音楽」カテゴリーの最新記事
-
NHK『LIFE!』で本格コント初挑戦、あのちゃん バラドル独走の裏にあった「意外な素顔」ENTAME next
-
「スポ男」BUDDiiS&BALLISTIK BOYZ、一夜限りのスペシャルコラボに密着 リハーサルからステージ裏の様子まで一挙放出【収録潜入リポート】モデルプレス
-
二宮和也、3年ぶりカバーアルバム第2弾決定 SMAP・RADWIMPSなど選曲モデルプレス
-
A.B.C-Z“グループ初”主催ライブイベント開催 3rd EPリリースも決定【ROMANTIC!】モデルプレス
-
Newspeakの新曲「Glass Door」がEDテーマに決定 音源が流れる2ndPVも解禁<BULLET/BULLET>WEBザテレビジョン
-
「今のレスラーは受け身取れていない」物議をかもす前田日明の“過激発言”が刺さる理由ENTAME next
-
6人組アイドルグループ・紫陽花は降らない、デビューシングルお披露目ライブ開催 目標語るモデルプレス
-
OCTPATH、7th single「また夏に帰ろう」アートワーク公開モデルプレス
-
timelesz、ENHYPENらアジアのトップアーティスト集結“夢の授賞式”<ASEA2025>ABEMAで独占無料生中継決定「2024」も無料配信WEBザテレビジョン