水樹奈々、アリーナツアー「NANA MIZUKI LIVE JUNGLE 2024」を開催

水樹奈々、Kアリーナ横浜2日間で3万5000人を動員…“融合と共存”を体現「世代を超えて1つになろうぜ!」

2024.07.08 18:35
水樹奈々、アリーナツアー「NANA MIZUKI LIVE JUNGLE 2024」を開催

水樹奈々のアリーナツアー「NANA MIZUKI LIVE JUNGLE 2024」が7月7日に神奈川・Kアリーナ横浜でファイナルを迎えた。三重県営サンアリーナで幕を開けた本ツアーは、宮城、和歌山、神奈川と全4会場8公演で開催され、今回のKアリーナ横浜では、6日と7日の2日間で3万5000人の観客を動員した。

“融合と共存”をテーマにアリーナツアーを開催

今回のライブのテーマは“融合と共存”。ジャングルの奥地のとある研究施設の地下深く、ポッドで眠る水樹奈々が目覚める様子を映した「OPENING MOVIE」からライブがスタートした。

舞台上のビジョンには、古代魚やフラミンゴなどジャングルの生き物が映し出され、ステージの各所に生い茂る花や草木はファンから贈られたという。オープニングナンバー「Turn the World」のイントロと共に、スモーク立ちこめるステージに現れた水樹。

2023年の「LIVE PARADE」が白の衣装で終わっていたことから、今回その白で始まるという伏線も回収。「ついにファイナル、思い切り声を出して行こう!」という第一声で始まり、力強いアッパーのナンバーでたたみかけた序盤。客席が赤く染まった「禁断のレジスタンス」では楽器陣に背中を預けながら歌い、「今日も最高の夜にしよう!」と声をかけてジャンプした。

水樹は「とんでもないセットリスト。やりたいことを全部詰め込んだ。みんなの本気を見せてください!」と、うれしそうな表情で会場に声をかけ、ステージはさらにボルテージを上げていく。スペクタクル感あふれる演出で魅せた「ETERNAL BLAZE」は、観客が一緒に歌う「ETERNAL BLAZE」の文字がウォータースクリーンに映し出され、ステージにはジャンプと共にファイアボールが噴き上がった。 7枚目のアルバム『ULTIMATE DIAMOND』に収録の「沈黙の果実」では神秘的な雰囲気で歌声を響かせ、ジャズ展開のオシャレなサウンドの「Link or Chains」では、赤い月が雨ににじむ建物を照らす映像をバックに、身振り手振りを交えながらエモーショナルに歌声を響かせた。

水樹奈々「みんなとのデュエットは最高!」

バラードコーナーでは、ミディアムのR&Bナンバー「Polaris」を、星空の映像をバックに聴かせ、切ないバラードの「優しい記憶」は、ウォータースクリーンを使った幻想的な演出を。前半戦の熱いステージから一転、温かみのある歌声で、胸に手を当てながら1音1音を丁寧に伝えるように歌い上げた。

ライブ終盤では、TVアニメ「HIGHSPEED Etoile」オープニングテーマ「ADRENALIZED」で、クレーンに乗って9メートルの高さまで上がり、上の階の客席に手を振りハートを送る。間髪入れず「UNBREAKABLE」を繰り出すと、会場が一体となって拳を振り上げた。さらに「革命デュアリズム」では、T.M.Revolutionのパートを歌う観客と、うれしそうに歌声を戦わせ、「みんなとのデュエットは最高!」とコメントした。

「POWER GATE」では、会場が一体となるコール&レスポンスで更なる盛り上がりを見せ、軽快なロックチューンの「Love Brick」は「新しい世界で」という歌詞がこのライブにぴったりと合った。

「LIVE JUNGLE」の持つ“融合・共存”というテーマについて、水樹のベースにある歌謡曲や演歌という“和の心”がいろいろなジャンルの音楽と融合し、そしてライブでファンの声と一緒になることで完成されるとし、「それを改めて体現したい」との思いから本編のラストには、「suddenly〜巡り合えて〜」を歌唱。サビでは観客と一緒に手を回し、会場を舞う紙吹雪が、巡り会えた喜びを華やかに彩る。

7月7日に「もっといっぱいみんなと会えますように」との願いを込める

アンコールは、ライブTシャツにおだんごヘアで登場。「chronicle of sky」では、Team YO-DAとダンスを披露し、サビは観客も一緒に手を振り踊る。Team YO-DAのメンバー紹介も兼ねた「Phase 21」では、拳を握りしめて「Wo-oh-oh」と観客と声を合わせた。また7月7日であることにちなんで「7月7日」も披露。「もっといっぱいみんなと会えますように」との願いを込め、感極まったように目を潤ませながら歌った。

そして「TRANSMIGRATION」は、リズムに合わせて手を叩いてジャンプ。さらに水樹の楽曲の中で激しさ5本指に入る「Synchrogazer -Aufwhachen Form-」を繰り出すスパルタ。「世代を超えて1つになろうぜ!」と声をかけ、クレーン上から観客を煽った水樹。ステージにはウォータースクリーンの水が降り注ぎ、曲の最後には銀テープが発射。観客は腕を振り上げ、コーラス部分を大合唱して魂を燃やし尽くした。

Wアンコールでは「SUPER GENERATION」を披露し、水樹と観客が“融合”した、一体感あふれる歌声で約3時間半のステージを締めくくった。

※TVアニメ「HIGHSPEED Etoile」の「E」の正しい表記はアキュート・アクセント付き

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