

平手友梨奈、長濱ねる、藤吉夏鈴…なぜ欅坂46&櫻坂46出身俳優の躍進が続いているのか
欅坂46および櫻坂46出身俳優の活躍が目覚ましい。彼女達の魅力を振り返りつつ、共通点も探っていきたい。
最初に頭角を現したのは欅坂46センターだった平手友梨奈。グループ総出演の深夜ドラマ2作で中心的な役割を担い、2018年には映画『響-HIBIKI-』に主演し、日本アカデミー賞を始め数々の新人俳優賞を受賞した。
ソロになって以降は、2021年の『ドラゴン桜』(TBS系)、2022年の『六本木クラス』(テレビ朝日系)、2023年の『うちの弁護士は手がかかる』(フジテレビ系)と、出演ドラマが次々と話題になった。
特に、ぶっ飛んだカリスマでありながら、一途な乙女心も持ち合わせる『六本木クラス』の麻宮葵役や、人格に難がありながらも正義のために突き進む『うちの弁護士は手がかかる』の天野杏役は、強烈なインパクトを残した。同時にファッションアイコンにも成り得ているところが、彼女の個性の強さと洗練さを物語っている。
一方で、「天才」や「カリスマ」役が多いと言われる彼女だが、2022年にYouTubeで配信されたドラマ『メゾンハーゲンダッツ 〜8つのしあわせストーリー〜』では、ごく普通の大学生役で、等身大の自然な演技を見せていた。
今年に入り、HYBEゲーム事業部門による新作RPG『星になれ ヴェーダの騎士たち』に、メインテーマ『絶望の女神』のコラボ歌唱と、CM出演という形で参加した。同CMでは剣を使用した激しいアクションに初挑戦しており、そのまま映画化出来るのではと思うほど女騎士としての佇まいが様になっている。事務所移籍後のアーティスト業本格始動も待たれるが、アクション作品へのオファーも増えそうだ。
平手と同じ欅坂46の1期生だった長濱ねるは、前述のグループ総出演ドラマ2作で、いずれも平手やメンバーが演じるクラスメート達を、ミステリアスに惑わす謎多き少女を演じた。“魔性の女”を演じる素質は、今でも極めて高いはずだ。
ソロになって以降は、2022年の朝ドラ『舞いあがれ!』(NHK総合)や、ヒロインとして出演した2023年7月期の『ウソ婚』(関西テレビ・フジ系)などで、世間が彼女に持っているイメージそのままに、可愛らしい役柄を中心に演じてきた。
『ウソ婚』後、1クール空けて2024年1月期『院内警察』、4月期『366日』と、フジ系連ドラ出演ラッシュが続いている。
『ウソ婚』の千堂八重役での演技は、初々しさがそのまま魅力になっていたが、『366日』の下田莉子役では、苦しい恋で思い悩む主人公に、優しさを持ちながらも生きる上での「現実」を冷静に突きつける親友という役どころで、飛躍的に俳優業が板についてきている。話す声のトーンも、可愛らしい“公の長濱ねる”から1段階下がっており、かなり地声に近いのではないだろうか。
2024年3月より配信されているHuluドラマ『十角館の殺人』では、ミステリ研究会のメンバー役として、麗しい風貌ながらこれまでにない体当たりの演技で新境地を切り開いた。
7月にWOWOWで配信予定の『磯部磯兵衛物語〜浮世はつらいよ〜』で演じる団子屋の看板娘は、再び可愛らしい役どころではあるが、原作が浮世絵タッチの傑作ギャグ漫画であるため、コメディに突き抜けた作品への出演という新たな挑戦にもなりそうだ。
欅坂46の2期生として加入し、現在も櫻坂46として活動している藤吉夏鈴も成長著しい。バラエティ番組『あざとくて何が悪いの?』(テレ朝)内の『あざと連ドラ』第5弾出演を経て、第6弾のあざとい女性役で主演を務めた頃から、俳優としての素地を感じさせてきた。
2024年1月期には『アオハライド Season2』(WOWOW)、『作りたい女と食べたい女』シーズン2(NHK総合) と、同時期に2作に出演した。前者では、好きな人への苦しい想いに感情を揺さぶられるヒロインの恋敵・成海唯役を演じた一方で、後者では会食恐怖症を抱えながらも、主人公カップルの背中をそっと押す柔和なご近所さん・南雲世奈を演じた。両方を見た視聴者から同じ演者だと気づかなかったと言わしめるほど、見事な演じ分けだった。
特に、『アオハライド Season2』撮影中は、恋する唯に感情移入しすぎてグループ活動中も涙を流してしまうほどで、感受性の豊かさは彼女の武器になるだろう。
8月公開予定の『新米記者トロッ子 私がやらねば誰がやる!』では映画初出演にして初主演を務める。予告編では、恐る恐る高校の新聞部に加入するところから、学園内での闇に気づき、大衆に向かってマイクを握り生き生きと力説する姿まで、表情をコロコロと変え、「トロッ子」が新米記者として成長していく様を瑞々しく体現している。
さらなる飛躍が期待される欅坂46・櫻坂46出身俳優は他にもまだまだいるのだが、彼女達に共通しているのは、グループ活動時から楽曲の世界観を観る者に届けることを、最も大切にしてきたことだろう。作品に入り込み表現する力を磨き続けてきてこその今がある。
アイドルとしての姿を知らないという視聴者もすでに多く存在する欅坂46・櫻坂46出身俳優の躍進は、まだ始まったばかりだ。
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