KUZIRA、くじら、世界クジラ

なぜか今「くじら」を名乗るアーティストと芸人が急増中! その理由とは

2024.02.28 12:13
提供:ENTAME next

バンド名や芸人のコンビ名に、動物や魚など生き物の名前が入っているパターンは昔からよくあることだったが、なぜか今、「くじら」を名乗るアーティストや芸人が増えている。今回はこの不思議な現象に注目してみたい。

まずは、アーティストについて。毎年、ゴールデンウィークに行われている春フェス「VIVA LA ROCK」。今年のラインナップを見てみると、5月5日に「くじら」というソロアーティストが、6日には「KUZIRA」というバンドが出演予定だ。フェス側も日にちをズラすという配慮をしたのかは分からないが、2組の“くじら”が同じフェスに出演するという不思議な状況だ。

ソロアーティストの「くじら」は、2019年に活動を開始。作詞・作曲・編曲のすべてを1人でこなし、yamaの『春を告げる』を手掛けて注目を集めると、その後も、DISH//やAdo、SixTONESらにも楽曲を提供している。昨年12月には、東京・恵比寿のLIQUIDROOMにてワンマンライブを開催。今年注目のソロアーティストの1人だ。

一方の「KUZIRA」は、2017年から活動する3人組のメロディックパンクバンド。Hi-STANDARDの横山健が代表を務めるPIZZA OF DEATH RECORDSに所属し、J-WAVEの「THE KINGS PLACE」のパーソナリティを担当するなど、既に、数年前からロックファンの間では話題になっていたバンドである。

さらに、昨年メジャーデビューを果たした「クジラ夜の街」というバンドも覚えておいて欲しい。「ファンタジーを創るバンド」と謳っているだけあって、SEKAI NO OWARIにも通ずるような独特の世界観を持ったバンドだ。ストーリー性のある楽曲、観るものを引き込むライブパフォーマンスが魅力。ユニコーンや真心ブラザーズ、東京スカパラダイスオーケストラ、フジファブリックらが所属するソニー・ミュージックアーティスツ期待の新人バンドである。

この3組は、今年、各地のフェスなどにもたくさん出演すると思われるので、是非それぞれの魅力をライブでも体感してみて欲しい。

ちなみに、ソロアーティストの「くじら」は、敬愛するミュージシャン・キタニタツヤの『鯨と水星』という楽曲に由来。バンド「KUZIRA」は、メンバーがくじら好きだったことと、海のない岐阜県出身ということもあり、海への憧れが大きかったことが由来しているとのこと。そして、バンド「クジラ夜の街」の由来は、「今日のライブにクジラが出るみたいだよ」といった会話がなされるのが幻想的だと思ったからなのだとか。まさに、ファンタジーを売りにするバンドらしい由来だ。

では、ここで、お笑い界に話を移そう。M-1グランプリ、キングオブコント、R-1グランプリなど、いわゆる賞レースへの出場者数は年々増加し続けている。それだけ、芸人を目指す若者が増えているわけで、バンド名同様、コンビやトリオの名前に、これまで使われていないフレーズを持ってくるというのはなかなか大変なことだろう。

そんな中、お笑い界でも、「くじら」を名乗る芸人が増えているので、紹介してみたい。

まず、「くじら」というピン芸人は知っている人も多いのではないだろうか。マニアックな釣り名人のモノマネなどで、フジテレビ「細かすぎて伝わらないモノマネ選手権」で注目を集めたのだが、その後は、「恋愛マスター」としてもブレイク。恋愛相談、カウンセリング、セミナーなど仕事の幅を広げていき、現在は結婚相談所の所長も務めている。

さらに、昨年のM-1グランプリの予選に出場した芸人を見てみると、「世界クジラ」、「くじら8号」、「マッコウクジラ」、「馬肉くじら」、「鯨CROWN」など、「くじら」を名乗るコンビが多数出場していたのだから驚きだ(マッコウクジラのみトリオ)。今年のM-1では、くじらが海面から大ジャンプするかのように、どの芸人が飛び出してくるのか?楽しみである。

もちろん諸説あるのだが、くじらに関する情報や雑学としては、「海の生き物で最強」、「陸と海を含めても最大の動物」、「200歳以上生きる」、「夢占いでは“大きな原動力や影響力”の象徴」といったことが挙げられるので、その強さや大きな存在感にあやかろうという意味合いも込められているのだろう。

年末に、2024年は「くじら」が音楽界とお笑い界を席巻した年だったと振り返るような1年になったら面白い。今年は是非とも「くじら」を名乗るアーティストと芸人に注目して欲しい。

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