

役作りで3カ月喫煙も、永野芽郁、小芝風花…“やさぐれ”ギャップで新境地を切り開いた女優たち
役者が映画やドラマでそれまでのイメージから外れた役柄を演じるのは簡単なことではない。ともすると「コレジャナイ」という反応を呼んでしまうこともある。しかし最近、有名女優たちがこの難しい挑戦を成功させているようだ。
例えば清純派女優として活躍中の小芝風花は、4月期の金曜ナイトドラマ『波よ聞いてくれ』(テレビ朝日系)でラジオ番組のパーソナリティを務める“金髪やさぐれ女”鼓田ミナレ役を熱演。人生初となる金髪に挑み、作中では怒濤のマシンガントークを炸裂させていた。
ちなみに全8話の中で、小芝が喋ったセリフ量は合計2234行にも及ぶ。クランクアップ後には、スタッフとキャスト全員から「強烈マシンガントーク&ありえないような量のセリフを覚えたで賞」が贈られたという。
それまでの小芝のイメージといえば、映画『魔女の宅急便』の天真爛漫ヒロイン・キキや『妖怪シェアハウス』(テレビ朝日系)のどん底気弱女子・目黒澪など、どこか愛らしく感じの良いお嬢さんというイメージがあった。
しかし『波よ聞いてくれ』ではそんなイメージを一気に覆し、今年6月に発表された「春ドラマで演技が光っている女優ランキング」(『TVマガ』調べ)では名だたる女優たちを抑えて第4位にランクイン。ミナレ役を通して、持ち前の演技力を大いに見せつけていた。
そもそも小芝の演技力は、NHK連続テレビ小説『あさが来た』の頃から注目されていた。そこで彼女は、思春期を迎えて母親のあさに反抗的な態度をとるようになる少女・千代を見事に演じている。
そしてそれ以降の出演作でも、特撮をこよなく愛する隠れオタク、元優等生の残念女子など、さまざまな役柄で演技力を鍛えてきた。ミナレ役での強烈な演技は、これまでのキャリアの集大成とも言える。
“やさぐれ女”つながりでいえば、女優・永野芽郁も負けてはいない。代表作には連続テレビ小説『半分、青い。』や映画『ひるなかの流星』、『そして、バトンは渡された』などがあるが、やはり彼女も小芝同様、「清楚で透明感のある女優」というのが世間のイメージだった。
だが2022年に公開された映画『マイ・ブロークン・マリコ』では、ブラック企業に勤める “やさぐれOL”シイノトモヨを熱演。暇さえあればタバコをふかし、大股で煙を吐き出す姿を見せた。さらに包丁を片手に単身“敵地”へと乗り込み、親友の遺骨を奪取する様子などは、観客の中にあった“永野芽郁=清純派女優”というイメージを大きく覆したことだろう。
ちなみに2022年8月放送の『日曜日の初耳学』(TBS系)で永野本人が語ったところによると、役作りとして3、4カ月ほど実際に喫煙していたそうだ。正確にはニコチンやタールの入っていないタバコを吸っていたとのことだが、その役作りからは永野の女優魂が感じられる。
また最近では、NHK大河ドラマ『どうする家康』で松本まりか演じる女忍者・大鼠が話題だ。松本といえば2018年に放送されたドラマ『ホリデイラブ』(テレビ朝日系)で、男性を惑わす井筒里奈役でその知名度を上昇させたイメージが強い。
そのせいか、なんとなく彼女には「あざとかわいい」印象が付きまとっていたが、『どうする家康』の大鼠はそんなパブリックイメージと真逆のキャラクター。まるで必殺仕事人のごとく命じられた任務を淡々とこなし、必要とあれば人を殺すことも厭わない。
山田孝之演じる服部半蔵が一輪の花を差し出し、プロポーズの言葉を口にしても、その花をガブリと食べて、最後にひと言「殺すぞ」と言い放つ――。「あざとかわいい」とは無縁のキャラクターを演じ、そのギャップある役柄が大きな注目を集めている。
一般的なイメージから逸脱した役柄に挑戦することは、隠れた演技力が評価される機会にもなる。特に小芝や永野のような“清純派”のイメージが強い女優は、そのイメージから脱却する絶好のチャンスでもあるのだろう。
2023年の秋ドラマ『パリピ孔明』(フジテレビ系)では、清純派女優として知られる上白石萌歌が、イケイケ系の歌姫・英子役に抜擢されたことが話題を呼んでいる。
果たして次は誰が役者としての“新境地”を切り拓くのだろうか。
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