

乃木坂46、ももクロ、夢アド…意外な実力派バンドがアイドルに曲提供、必聴の名曲は?
ロックバンド×女性アイドルグループと聞くと、どのグループを思い浮かべるだろうか?「アイドルとメタルの融合」により、世界でも人気を誇るBABYMETAL。「楽器を持たないパンクバンド」というキャッチコピーでデビューしたBiSH。バックバンドを従え、毎年多くの夏フェスに出演しているももいろクローバーZ。ロックバンドを招いて主催フェスを行ったこともある私立恵比寿中学。
メジャーなグループで言うと、このあたりの名前が挙がって来そうなのだが、楽曲単位で注目して見ると、意外なバンドマンがアイドルグループに曲を提供している例がたくさんあって、実に面白い。今回は、バンドマンが楽曲提供したアイドルソングの名曲に注目してみよう。
まずは、冒頭でも名前を挙げたももクロ。初期からバンドマンが楽曲を提供していたり、レコーディングに参加したりしていて、音楽ファンのみならず、バンドマン達からも熱い視線が送られてきたグループだ。例えば、2013年のシングル『GOUNN』には、ハマ・オカモト(OKAMOTO’S)がベースで、ピエール中野(凛として時雨)がドラムで参加している。10年前に、リズム隊としてこの2人を招き入れているあたりに、ももクロ制作チームのこだわりや音楽愛が感じられる。
ももクロは、楽曲提供アーティストもバラエティに富んでいて面白い。初期の頃は、筋肉少女帯の大槻ケンヂ、相対性理論のやくしまるえつこ、怒髪天の増子直純らが楽曲を提供しており、最近は、ドレスコーズの志磨遼平、CHAI、GLIM SPANKY、神聖かまってちゃんのの子らが楽曲を提供。それぞれ、提供アーティスト自身の色もしっかりと感じられる楽曲になっているので、是非チェックしてみて欲しい。
そんなももクロが今年発表した新曲『Re:volution』は、東北楽天ゴールデンイーグルスの田中将大投手の今年の登場曲となっている。曲を作ったのは、4人組バンドBLUE ENCOUNT。
ボーカルの田邊駿一が作詞・作曲を手掛け、バンドメンバーでアレンジと演奏も行っている。まだリリースされておらず、現状、この曲が聴けるのは田中将大が登板する試合とももクロのラジオ番組のみ。聴けたらラッキーという貴重な楽曲だ。ブルエン節が効いたロックナンバーなので、もしかしたら今年の夏フェスでも披露されるかもしれない。まずは、配信やCDでのリリースを楽しみに待っていて欲しい。
実は、ブルエンは過去に、ももクロの妹分グループのTEAM SHACHIにも楽曲を提供している。改名前のチームしゃちほこ時代にリリースされた『START』という楽曲だ。ブルエンが初めて楽曲提供したというこの曲は、今でもTEAM SHACHIのライブ定番曲。コールと共に盛り上がる曲で、特に、咲良菜緒の落ちサビからラストへ向かう展開がエモい!とファンからも人気が高いナンバーである。
そして、そんなTEAM SHACHIの6月28日リリースのEPが、音楽ファンの間でじわじわと注目を集め始めている。収録曲全てを松隈ケンタがプロデュースしているのだ。松隈と言えば、BiSHほかWACKグループの楽曲制作やサウンドプロデュースでおなじみ。ロックバンドBuzz72+のギタリストとしても活動している。間もなくBiSH解散というタイミングでのこの話題。松隈節が今度はスターダストプラネットのアイドルグループで聴けるのか!と楽しみにしているファンも多いことだろう。
しかし、松隈がスタプラのアイドルグループに楽曲提供するのは今回が初めてではない。過去に、ばってん少女隊や超ときめき▽宣伝部(▽はハート)にも楽曲提供をしている。特に、とき宣は王道アイドルグループ。ロックなイメージがないだけに、改めて聴いてみると新鮮に響くことだろう。松隈が作曲を手掛けたのは、改名前、ときめき▽宣伝部時代にリリースされた『人生最幸のメロディ』という1曲。松隈節も感じられるが、とき宣らしい可愛らしさも全開なのでこちらも是非チェックして欲しい。
エビ中には、Saucy Dogやマカロニえんぴつといった今をときめくバンドが楽曲を提供しているほか、ばってん少女隊には、KEYTALKやフレデリックといったフェスでも人気のバンドが楽曲を提供している。やはり、スタプラ所属のアイドルグループとバンドは相性がいいようだ。
とは言え、モーニング娘。をはじめとしたハロー!プロジェクトを作り上げたつんく♂も元々はシャ乱Qのボーカリスト。他にも、ハロプロと言えば、アンジュルム好きを公言し、楽曲提供をしている堂島孝平のようなパターンもあるので、スタプラ以外のアイドルグループもクレジットに注目しながら掘ってみると、J-POPやバンド好きな音楽ファンにとっても、新たな発見があって面白いかもしれない。
さて、ここまで坂道には触れて来なかったのだが、実は、坂道シリーズにもバンドマンが手掛けた隠れた名曲がある。昨年夏にリリースされたシングル『好きというのはロックだぜ!』のカップリングに収録された『ジャンピングジョーカーフラッシュ』は、元TOTALFATのギタリストで、現在はモンゴル800のサポートメンバーなどを務めているKubotyが作曲と編曲を手掛けている。この曲は、昨年の神宮球場のライブでも披露されたほか、今年2月に行なわれた秋元真夏の卒業コンサートでも披露されたので、ファンにはおなじみの1曲。サビでの疾走感と開放感で、野外ライブでも映えるロックなナンバーだ。
最後に、筆者オススメの1曲もご紹介したい。メンバーチェンジを経て、現在も活動を続ける夢みるアドレセンスの『メロンソーダ』という曲だ。荻野可鈴や志田友美らが在籍し、メジャーで活動していた時代の代表曲。アイドルソングの夏の名曲として、今でも人気の高いこの曲を手掛けたのは、ハンブレッダーズのムツムロアキラ。
ハンブレッダーズは、先日、LINE CUBE SHIBUYAでのワンマンライブを成功させたばかり。今年の夏フェスでも活躍しそうな注目バンドである。ライブでは「スクールカーストの最底辺から青春を歌いに来ました」といった挨拶が定番なのだが、『メロンソーダ』には女子目線での甘酸っぱい片思いの青春が描かれている。是非、この曲と共に、ハンブレッダーズのインディーズ時代の楽曲『スクールマジシャンガール』にも注目して欲しい。こちらは、男子目線での片思いが描かれた青春ソング。ムツムロが手掛けたこの2曲を対で聴いてみるのも面白いだろう。
アイドルソングというだけで敬遠している音楽ファンがいるとしたら、あまりにもったいない。バンドマンが手掛けたアイドルソングの名曲はまだまだたくさんある。サブスク時代、そして、アイドルが数多くフェスに出演するこの時代、バンドファンがアイドルソングの沼にハマってもいいのではないだろうか。
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