伊達さゆり、「Liella!の”元気の源“でありたい」

伊達さゆり、「Liella!の”元気の源“でありたい」/Liella!スペシャルリレーインタビュー【TVアニメ編】1

2023.05.31 18:00
「ラブライブ!スーパースター!!」澁谷かのん役 伊達さゆり

スクールアイドルグループ・Liella!の3rdライブツアー、「ラブライブ!スーパースター!! Liella! 3rd LoveLive! Tour ~WE WILL!!~」が3月5日、ベルーナドームでファイナルを迎え、2期生メンバーが加入し9人となった初めてのライブツアーは大盛況で幕を下ろした。Liella!の3期生メンバーやユニットがに発表されるなど、「ラブライブ!スーパースター!!」のさらなる盛り上がりが期待される。そこで、WEBザテレビジョンではLiella!メンバー全員の短期集中連載リレーインタビューを実施。これまでの「ラブライブ!スーパースター!!」のTVアニメ放送の振り返りやリレーインタビューとしてメンバーのLiyuuへの感謝のメッセージなどを存分に語ってもらった。1番手、澁谷かのん役の伊達さゆりのロングインタビュー後編【TVアニメ編】をお届け。

9人になってメンバー同士の化学反応が楽しかった

――TVアニメ2期の放送終了しました。Liella!が歩んできたここまでのストーリーについて、改めて振り返っていただけますか。

TVアニメ全体を通してみると、「成長」がテーマになったお話だと思っていて、かのんちゃんたちも2年生になって学年が一つ上がるというのは私も高校生活で1学年上がるだけで環境もかなり変わったので、かのんちゃん達もそうなんだろうなと思います。メンバーが増えるのもあって、メンバーとメンバー同士の関わり方とかあの子とあの子が話すとこういう化学反応が起こるんだということが知れたおもしろい2期でした。

――TVアニメ2期では、Liella!のラブライブ!優勝と、かのんの留学にまつわるエピソードが、続きが気になるストーリーで描かれています。「物語が続く」ことを予感させる内容でしたが、そのストーリーを知って、どう思いましたか。また、担当するメンバーの心情を、どのように表現しようと思いましたか。

かのんちゃんと全く同じで、「どうなっちゃうの~!」と思っています。いまだにストーリーがどう展開していくかわからないので。成長し続けるかのんちゃんたちを見ているわたしたちは「成長しているよ、あなたたち」と思っていても、かのんちゃんたち本人は自分の成長に気づいていないと思うので、それがあと1年残っている高校生活でこれからもかのんちゃんたちが努力していったらどうなるんだろうと楽しみです。

――TVアニメ(1期+)2期の収録を通じて、特に印象的だったことを教えてください。

TVアニメ1期の収録のときは、緊張しすぎてあんまり覚えてないんです。ブースに入るまで台本の持ち方も、座る順番もわからず、「誰がどこ座る?」と話しあったのを覚えているくらいで、あとの記憶はほぼ飛びました(笑)。TVアニメ2期では、かのんちゃんが最初の方のお話でみんなとかかわることが多くて、2期生の4人と一緒にブースに入ってアフレコをしたことがあったんですが、みんなが話しているのを後ろで聞いていて、メンバーをどういう気持ちで表現するかとか、テンション感とかを作り上げていく大事な段階を落ち着いた気持ちで見るのは初めてだったので、きな子ちゃんがきな子ちゃんになっていくというのを目を閉じて聞いたときに感じました。技術面とかではなくて、声の感じとかテンション感とかが、どんどんメンバーに近づいていく瞬間を体感できたのが印象に残っています。

――1期、2期を通して心に残っているシーンはどこですか?

好きなシーンはTVアニメ1期の第12話で、かのんちゃんが体育館のステージが用意されてなくて、「あんまりなんじゃない」と言うシーンです。1stライブツアーの幕間でそのシーンが流れたんですけど、毎回ファンの皆さんが拍手してくださっているのが着替えながら聞こえてきてうれしかったですね。かのんちゃんの人間らしさを引き出してあげられたかなって、唯一自分を褒めたいシーンです。

伊達さゆりは…Liella!の「元気の源」!

――ご自身のLiella!内におけるポジションを自己分析してみたとき、一言で表すと自分はどんな役割・ポジションであると思いますか?(例:歌で引っ張る、ダンスリーダー、盛り上げ役、etc.)。また、そのポジションはもともとのご自身の資質なのか、Liella!に参加して培われた一面のどちらだと思いますか。

わたしは今年三年目になるんですけれども、絶対リーダーポジションではないなと思っています(笑)。かのんちゃんはリーダーポジションだから最初はそうしなきゃと思っていたんですけど、不得意なことにライブや生放送で気づいて、無理にやる必要はないなと思いました。みんな得意な分野がある中で、じゃあ伊達さゆりはどうしようかと考えた時に、仕切るとかではなくみんなのテンションを上げられたらいいなと思って、わたし自身がみんなの笑い声とかお話に助けられたことが多かったので、自分の中でその恩返しというか、全員が緊張感漂うライブの直前とかに「よっしゃいくぞ!」みたいなホッと緩む感覚をみんなに持ってもらえたらなと思っています。みんなの「元気の源」になりたいです。

――Liella!のキャストは長い時間をともに過ごす仲間であり、切磋琢磨して高め合う存在でもあるのではないかと思います。自分が「ここだけは負けない!」と胸を張れるポイントは何ですか。

なかなか思いつかなかったんですけど、「人間らしさ」だと思います。Liella!のみんなからも、応援してくださる方からも、親からも言われます。喜怒哀楽がはっきりしているんですよ。喜と楽だけでいいんですけどね(笑)

挑戦することが原動力であり、ポジティブな心を保つ秘けつ

――キャストそれぞれが、強い思い入れを持って活動に臨んでいると思いますが、お芝居や歌などで思うようにいかない場面もあったのではないかと想像します。そんなとき、何が支え・原動力になってくれましたか。

このLiella!の活動が、自分が今まで生きてきた20年間の中で一番感情の浮き沈みの変化が大きくて。例えば自分が落ち込んだ時にどうしたら自分が元気になるのかわからなくて、自分はどういう人間なんだろうということに悩まされることが多かったんです。でも、いろいろなことを試して、たくさん人にアドバイスをもらったりしました。昨日は初めてお風呂にお塩を入れてみました。汗もかくし、お風呂につかりながら考え事をしたり目をつむったりしているだけですっきりした感覚になりますね。あと、今まで休みの日は家に引きこもりますといろんなところで言っていたんですけど、最近だと外に出向くようになりました。新しいことに挑戦していくことが原動力になっていますね。

――少しさかのぼってお話を聞かせてください。ご自身が担当するメンバーに出会ったとき、どんな印象を抱きましたか。また、ここまでTVアニメの収録や楽曲のレコーディング、ライブ等を経て、その印象はどのように変わりましたか。

かのんちゃんは自分と似ているなと思いました。歌うことが好きというのも自己紹介欄に書かれているのを見て、わたしも家で熱唱しているなぁと思ったり、感覚が彼女と近いと思いました。でも歌が好きなのに自信はないというのはなんでなんだろう?と思ったのが第一印象でした。今は生い立ちや性格がわかったので、自分の力で克服していく姿がかっこいいなと思います。たまにかのんちゃんがすごすぎて遠く感じることもあるんですけど、「高すぎて自分には無理かも」と思うのではなく、今は無理に隣に並ぼうとせずゆっくり進もうと思っています。

――出会った当初は気づいていなかった、ご自身が担当するメンバーの新たな一面、「ここが好き」と自信を持って言えるポイントについて、教えてください。

意外といったことがないなと思ったのですが、私服がボーイッシュなところがすごく好きなんです。わたしも帽子を被ったりするのが好きで、かのんちゃんと似ているのがうれしいです。あとは、単純にきりっとしたお顔が好きです(笑)。

――もしかして今日の前髪もかのんちゃんを意識されてますか?

これはもともとなんです!(笑) 。ここ(前髪)も、初めてかのんちゃんに会ったとき一緒だと思いました。

澁谷かのんに近づけることが嬉しい

――ご自身が担当するメンバーとしてお芝居をする、歌唱する、ステージに立つときに、「ここだけは外せない!」と意識していることは何ですか。また、「楽しい!」「難しい!」と感じる部分は、それぞれどういうところですか。

TVアニメ2期では、「かのんめっちゃ強い」という印象を持たれる方が多いのかなと思うんですけど、そこまで強くなったのは、彼女がどん底を経験しているからで、人間らしい部分が人一倍強い子だと思います。わたしも人間らしさがあるといわれるので、パフォーマンス中はかのんちゃんが見せる笑顔だけではない表情を3rdライブツアーで挑戦してみて、それを「あの表情がよかったです」とか「表情と相まって歌詞が入ってきました」というコメントをいただいてうれしかったです。

――『ラブライブ!スーパースター!!』のプロジェクトに関わってきたことで、「自分のここが変わった」「成長できた」「新しい一面を発見した」ことがあるとすれば、それはどのような部分ですか。

自分の中でいい意味で悩んだり落ち込んだり、その悩みを一個ずつクリアして行けたり、悩んでいたことを忘れるくらいの達成感も経験できて、そういった経験全部をこのプロジェクトのおかげで感じることができました。今まで自分がやってこなかったことに挑戦することで、「できるかも」と小さな希望さえあれば意外と大丈夫かもしれないと思えるようになりました。

――ここまで一緒に走ってきて、これからもともに過ごしていくご自身が担当する澁谷かのんちゃんに、いまかけたい言葉は何ですか。

かのんちゃんは小さい頃からスターみたいな子だったんだろうなと思うんですけど、自分の才能にうぬぼれずに努力を惜しまないTHE・主人公のような姿勢が私は大好きなので、そういう彼女でいてくれてありがとうという気持ちです。でも、落ち込んだり悩んでいるところを見せてくれてありがとうとも思います。その姿に勇気をもらえます。

――たくさんの出会いをくれたLiella!での活動は、とても大切な場所・時間なのでは、と思います。いま、ご自身にとってLiella!とは、『ラブライブ!スーパースター!!』とはどんな存在か、を言葉にしてもらえますか。

「青春」です!!

Liyuuへメッセージ「包み込んでくれて安心する。大好きです」

――今回の特集では1期生・2期生9人の単独インタビューを順番に公開していきます。次に登場されるLiella!メンバーのLiyuuさんにいま伝えたいこと、メッセージをお願いします。

この間帰り道にわたしが急遽ごはん行こうって誘ったときに「いいよ」って言って行ってくれたのがうれしくて、りーちゃんと話していると実家に帰ってきた感がすごく強くて、包み込んでくれる感じが安心するんです。自分の意見もしっかり言ってくれて、参考にさせてもらっているし、大好きです。Liella!の生配信番組で『Second Sparkle』のMVでみんなの好きなシーンについての話になったとき、時間の尺がなくて言えなかったけれど。「間奏でかのんちゃんと可可ちゃんが手を取り合ってのけぞるシーンが好きだよっていうのを伝え忘れてごめんね」っていってくれたけれど、そのシーンわたしも好きだよということをりーちゃんと皆さんに伝えたいです(笑)

関連リンク

関連記事

  1. 新垣結衣が語りに!“伝説の家政婦”タサン志麻さん夫婦に密着「たくさんの人の心にスッとしみこむはず…」<ふたりのディスタンス>
    新垣結衣が語りに!“伝説の家政婦”タサン志麻さん夫婦に密着「たくさんの人の心にスッとしみこむはず…」<ふたりのディスタンス>
    WEBザテレビジョン
  2. 東京03の超絶サクセスストーリー 全国ツアーだけで「1年食えるくらいはもらえる」
    東京03の超絶サクセスストーリー 全国ツアーだけで「1年食えるくらいはもらえる」
    WEBザテレビジョン
  3. <BLACKPINK>「あつまれ どうぶつの森」内に“BLACKPINK島”がオープン!MVのセットやステージを再現
    <BLACKPINK>「あつまれ どうぶつの森」内に“BLACKPINK島”がオープン!MVのセットやステージを再現
    WEBザテレビジョン
  4. 松井玲奈、大粒の涙…新型コロナ感染中の思い吐露「人生の中では一番苦しいぐらいの数日間」
    松井玲奈、大粒の涙…新型コロナ感染中の思い吐露「人生の中では一番苦しいぐらいの数日間」
    WEBザテレビジョン
  5. ジャニーズWEST中間淳太 “探偵”イメージの細身スーツで「小説現代」表紙に!推しミステリから自身の創作活動まで明かす
    ジャニーズWEST中間淳太 “探偵”イメージの細身スーツで「小説現代」表紙に!推しミステリから自身の創作活動まで明かす
    WEBザテレビジョン
  6. 瀬戸朝香、“なかなか良い感じ”7歳長女によるメイクSHOTに反響「優しくて自然な感じすごくいい」「娘さんお上手!」
    瀬戸朝香、“なかなか良い感じ”7歳長女によるメイクSHOTに反響「優しくて自然な感じすごくいい」「娘さんお上手!」
    WEBザテレビジョン

「音楽」カテゴリーの最新記事

  1. 坂本冬美「紅白」で能登・輪島から生中継決定 復興の願い届ける
    坂本冬美「紅白」で能登・輪島から生中継決定 復興の願い届ける
    モデルプレス
  2. とんねるず木梨憲武、ABEMA初レギュラー番組<木梨レコード>放送決定 記念すべき初回“アニキ”はYellow Bucks
    とんねるず木梨憲武、ABEMA初レギュラー番組<木梨レコード>放送決定 記念すべき初回“アニキ”はYellow Bucks
    WEBザテレビジョン
  3. なにわ男子、久々の“ダイスマ衣装”に歓喜の声「王子様」「最高」トレンド入りの反響
    なにわ男子、久々の“ダイスマ衣装”に歓喜の声「王子様」「最高」トレンド入りの反響
    モデルプレス
  4. グラビア総なめのアップアップガールズ(2)佐々木ほのか、18歳の正統派美少女に宿る芯の強さ
    グラビア総なめのアップアップガールズ(2)佐々木ほのか、18歳の正統派美少女に宿る芯の強さ
    ENTAME next
  5. XG、約5万人を動員した「STRAWBERRY MUSIC FESTIVAL」で、日本人アーティスト初のヘッドライナーで大熱狂のパフォーマンスを披露!
    XG、約5万人を動員した「STRAWBERRY MUSIC FESTIVAL」で、日本人アーティスト初のヘッドライナーで大熱狂のパフォーマンスを披露!
    WWS channel
  6. THE RAMPAGE「YTFF2024」登場 ステージ上で「THE FIRST TAKE」挑戦
    THE RAMPAGE「YTFF2024」登場 ステージ上で「THE FIRST TAKE」挑戦
    モデルプレス
  7. aiko「FNS歌謡祭」VTR出演 体調不良で公演延期中【2024FNS歌謡祭】
    aiko「FNS歌謡祭」VTR出演 体調不良で公演延期中【2024FNS歌謡祭】
    モデルプレス
  8. 香取慎吾、9年ぶり「FNS歌謡祭」出演 MC相葉雅紀と握手交わす「すごく嬉しい」【2024FNS歌謡祭】
    香取慎吾、9年ぶり「FNS歌謡祭」出演 MC相葉雅紀と握手交わす「すごく嬉しい」【2024FNS歌謡祭】
    モデルプレス
  9. 「目指す夢は東京ドーム」新劇場公演で宣言、20周年イヤーのAKB48が今こそ見せようとしているもの
    「目指す夢は東京ドーム」新劇場公演で宣言、20周年イヤーのAKB48が今こそ見せようとしているもの
    ENTAME next

あなたにおすすめの記事