愛あるイジり、天然ボケ、鋭い分析……NMB48渋谷凪咲が初冠番組で実力発揮中

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地元・関西はおろか今や全国区のバラエティでも存在感を発揮しているNMB48・渋谷凪咲。彼女にとって初となる冠番組『～凪咲と芸人～マッチング』（テレビ朝日・毎週火曜）が10月5日（火）よりスタートしました。

『～凪咲と芸人～マッチング』は、渋谷とお笑い芸人が毎週さまざまな企画にチャレンジしながら“ベストなマッチング”を探っていくという挑戦バラエティ番組。冠番組を持つアイドルグループは数あれど自分1人だけの冠番組を地上波で持つ例は近年なかなかないですし、しかもそれが地元・関西ではなく東京のテレビ局で、さらには「48」という枕詞も付かないところに今やアイドルという範疇を超え“いちタレント”として認知されつつある彼女の今の状況が表れていると思います。

まず、これまでのバラエティにおける渋谷は「大喜利が得意なアイドル」「ひな壇でのトークが面白いアイドル」的な認識をされていた気がします。そんな彼女がMC側に立ち1人で番組を回すとなったときにどこまでできるのだろう？　というのがこの番組スタートに当たっての注目ポイントだったのですが、これまで放送された3回を見るとしっかり“渋谷凪咲ワールド”が繰り広げられていましたね。第1・2回（10月5・12日放送）の放送を見守ったダイアンのユースケは「なんか不思議な……見たことないものを見せられている感じでしたね。ヨーロッパのバラエティみたい」と表現。ヨーロッパかどうかは分かりませんけど、確かに独特の間や空気が流れるほんわか穏やかな番組であることは間違いありません。

もちろんただ穏やかなだけではなく、渋谷はバラエティ力を存分に発揮。ダイアン・津田篤弘をゲストに招いた第1・2回では、津田の好きなところを「ない」と答えたり津田を「大声の一本槍」と表現するなどイジり倒し、一方でフリップに「どんな店員やねん！」と書こうとして「どんな店買やねん！」と誤字したり、「第3位」と言おうとして「第スリー」と言い間違う天然ボケも炸裂。

かと思えば突然東京と大阪のバラエティの違いを分析した上で「ダイアンさんとしての面白さを（東京では）全部出し切れていない」と鋭く指摘し津田を驚嘆させる場面も！　またグループ卒業への見通しや仕事論にも言及するなど、トークの緩急の付け方にバラエティ力の高さを見せつけられました。

そして何より渋谷のずっとニコニコ楽しそうな表情が良いですよね。津田を随所でイジったりはしますけど、根本にある“好き”とか“尊敬”みたいな感情がにじみ出ていて一切嫌味にならないし、相手側がイジられてうれしそうにしているのも面白い（あだ名で呼び合う姿を見て、つられてニヤニヤ・ムズムズしてしまった視聴者もきっと多いはず！）。バラエティ力のみならず渋谷の愛される人柄も伝わってきました。

ところで、ダイアンは過去にNMB48の冠番組のMCを務めていたこともあり渋谷とは気心の知れた仲。逆に今後、例えば初対面の芸人がゲストとして登場したときに渋谷はどんな立ち回りを見せるのでしょうか？　またダイアンとは違った化学反応が起きるはずなので、そんなマッチングも楽しみです！

「アイドル番組 極私的テレビ欄」［10月20日（水）〜10月26日（火）］ライター左藤氏が個人的にチェックしようと思っている今週オンエアの番組を簡単な内容とともにご紹介。

◆10月22日（金）『ラスアイ、よろしく！』テレビ朝日／毎週金曜25：20～／出演：ラストアイドル新シングル選抜メンバーを決める「ラスアイサバイブ」立ち位置バトル振り返り最終章

◆10月24日（日）『乃木坂工事中』テレビ東京／毎週日曜24：00～／出演：乃木坂46「番組10周年！クイズ3万人に聞きました」後半戦。1位に輝いた名場面とは？

◆10月24日（日）『そこ曲がったら、櫻坂？』テレビ東京／毎週日曜24：35～／出演：櫻坂46先日に続き、メンバーのあまり言えなかったちょっとヤバい行動や衝動を発表する

◆10月24日（日）『日向坂で会いましょう』テレビ東京／毎週日曜25：05～／出演：日向坂466枚目シングル『ってか』謎のヒットキャンペーンの詳細が明らかに。見届け人も登場

◆10月25日（月）『乃木坂スター誕生！ 2ndシーズン』日本テレビ／毎週月曜24：29～／出演：乃木坂46・4期生松本伊代をゲストに『センチメンタル・ジャーニー』などを歌唱。秋元真夏らも登場