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九州発のアイドルグループ・LinQ、ツアーファイナル開催「コロナ禍でもこんなにも楽しいライブができる事を証明できた」

2021.09.27 10:48

福岡を拠点に全国で活躍するアイドルグループ・LinQが、LinQ Summer Live Tour 2021、TOUR FINALを26日、スカラエスパシオ(福岡)で開催した。


LinQ「コロナ禍でもこんなにも楽しいライブができる事を私達とファンの皆さんとで証明できた」

昨年、6曲連続デジタルシングルをリリースし、幅広い楽曲でLinQの新たな一面が生まれた6人体制から、今年4月、3代目リーダー吉川千愛が卒業。同月29日には新メンバー大空莉子(14)・黒田れい(14)・有村南海(13)が、新たに加わり、近年LinQ史上最も若いグループが誕生した。

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若さ溢れるLinQが、元気と笑顔で、博多弁全開。ポジティブメッセージを詰め込んだLinQの今までにない新たなカーニバルソングを8月25日にリリースした。

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公演は、「ウェッサイ!!ガッサイ!!」でスタート。「Fighting Girl」と続けた。ファンは声は出せないものの、「I am…」では、ペンライトを振り、LinQの歌声に聞き入っていた。全15曲を歌い完走し、MCでは副リーダー海月らなが挨拶。「コロナ禍でもこんなにも楽しいライブができる事を私達とファンの皆さんとで証明できたツアーとなりました」とファンに感謝の言葉を伝えた。

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また、一期生の高木悠未は「LinQのライブ会場が笑顔を充電できる場所、パワースポットになれたらいいなと思います。これからのLinQも楽しみにしててください。」とファンに呼びかけた。

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セットリスト

M-1 ウェッサイガッサイ
M-2 Fighting Girl
M-3 D-D-Doit!!
M-4 あいあい愛しとーと
M-5 ユメノドレミ
M-6 SunSunRise!
M-7 祭高音頭
M-8 人生最強・花景色
M-9 FUKUOKA。~福を可するのだ♪~
M-10 Supreme
M-11 絶対Alright!
M-12 I am…
En.1 foryou
En.2 FUKUOKA。~福を可するのだ♪~
WE.1 人生最強・花景色

LinQ Summer Live Tour 2021 スペシャルインタビュー

『FUKUOKA。~福を可するのだ♪~』は博多弁満載のカーニバルソング

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- 新体制8人初のデジタルシングル『FUKUOKA。~福を可するのだ♪~』は、どんな楽曲に仕上がりましたか?

高木悠未:8人体制での最初の曲になるので、メンバーたちで「どんな曲を届けたいか?」を話し合いました。笑顔が減っているという状況があるので、「笑顔にしたい」、そして「前向きなメッセージを込めたい」ということでみんなの意見が一致しました。シンガーソング・エンターテイナーのハジ→さんが、前向きな熱いメッセージを楽曲に込めている印象があったので、ハジ→さんにお願いして、“笑顔になる時間はある? 今は下向きになるけど楽しい未来が待ってるよ、泣いていたって何もいいことはないよ”という想いを込めた楽曲を作って頂きました。ハジ→さんは仙台出身なのですが、ハジ→さんと話し合って、ありきたりな博多弁ではなく、私たちが普段使っているリアルな博多弁をふんだんに詰め込んでもらっています。例えば曲の出だしが「ばり楽しい ばり嬉しい 未来へ」となっています。「ばり」というのは「すごく」という意味です。語尾では「笑顔になる時間はあると?」とか、「いいことないっちゃん」とか、「照れやっちゃけん」とか。

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-『FUKUOKA。~福を可するのだ♪~』のリリース後、どんな反響がありましたか?

新木さくら:今までたくさんの新曲をリリースしてきたのですが、ファンのみなさんがある程度の時間がたってからノッてきてくださっていました。ただ、『FUKUOKA。~福を可するのだ♪~』は最初からファンの方がノッてくださって、全国ツアーで聞いてもらうごとに「めっちゃいい曲だね」と言っくださり、サビ終わりの「笑おう笑おう 輪 笑おう」のところはファンの方も一緒に踊ってくださります。今までにない速さで浸透しています。YouTubeにあげたMVにも「良い曲!」とのコメントを頂き、LinQにまた素敵な曲が増えました。

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- ハジ→さんのアイドルへの初の提供楽曲になりますが、この楽曲について、ハジ→さんからはどんな言葉をもらいましたか。

海月らな:ハジ→さんからは、“「色んなことが制限されているけど、誰もが幸せになっていんだよ」という想いを込めた曲なので、聴いて頂いた方に「LinQと一緒に幸せになろう」と思って頂けるように歌ってほしい”というお言葉を頂きました。なので、ジャケ写でも、ライブでも、笑顔にこだわって、笑顔を届けられるように歌っています。8人でどんな曲にしたいかを話し合い、「明るく元気な曲にしたい」、「前向きなメッセージを込めたい」となったときに、さらに、「福岡の良さも詰め込みたい」、「博多弁を入れたい」と思いました。ハジ→さんに、「福岡の良さも詰まっていて、一度聞いたら忘れられない耳に残るフレーズが入っている曲」にしたいとお願いしたところ、「笑おう笑おう 輪 笑おう」というフレーズを生んでくださりました。「笑おう笑おう 輪 笑おう」のフレーズを最初に聞いたときは、「さすが、ハジ→さんだ」と脱帽してしまいました。私たちも、「笑おうよ、笑おうよ」とは言いますが、さらにハジ→さんは「輪」と繋げていて、そこが素敵だなと思います。LinQにはたくさんの曲があるのですが、こんなフレーズは今までありませんでした。また新しいワードが生まれたなと思います。

再録音された『15センチの恋』に込められた想いとは?

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- カップリングの『15センチの恋』は、どんな楽曲ですか?

涼本理央那:元LinQリーダーの吉川千愛さんが作詞をしてくださった曲です。千愛さんがLinQにいたときに感じた想いや、LinQに託したい想いなどを書いてくださりました。10周年のときにはできていた曲だったのですが、そのとき、LinQはまだ大空莉子、黒田れい、有村南海の3人が加入する前で、千愛さんを入れた6人でした。その6人で一度、音源を作ったのですが、今回、8人で新たな音源を収録しました。

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- 現在の8名体制で再録音された音源を聞いて、吉川さんは何とおっしゃっていましたか?

金子みゆ:まず、「6人バージョンのときとはフレッシュさが違うな」とおっしゃっていました。千愛さんが、新メンバーの3人のためにソロのパートも作ってくださったのですが、千愛さんの想いで、“この歌詞はこのメンバー”と決めてくださりました。なので、ソロパートにも注目してほしいですし、6人バージョンはYouTubeにもアップされているので、6人バージョンと8人バージョンを一緒に聞いて頂き、それぞれの違いを楽しんでほしいなと思います。

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-『15センチの恋』は3代目リーダーの吉川さんが初の作詞に挑戦した楽曲でもあります。同じ1期生として長く一緒に活動されてきたと思いますが、歌詞のどんなところに、吉川さんらしさを感じましたか?

高木悠未:歌詞に「悲しいとき 横に居るよ ずっと側で 見守ってる場所」というフレーズがありますが、ちあっきーは、すごく真面目で、優しくて、自分のことよりも先に人のことをやってくれる人なんです。「15センチの恋」は、“君を見守って行くよ”という恋愛ソングなのですが、ちあっきーが10年間のアイドル活動を通して得たLinQへの想いも込められていて、「これからのLinQもずっと見守っていくよという想い」が比喩的に表現された曲でもあるんです。「守る」という言葉も母性本能が強いちあっきーらしいなと思います。

全国ツアー「LinQ Summer Live Tour 2021 『SMILE☆CHARGE』」(7月22日~9月26日/福岡、愛媛、大阪、愛知、広島、東京、熊本)を開催

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- 2019年を最後に昨年は開催できなかった全国ツアーですが、お客さんの反応はどうですか?

新木さくら:2019年のツアーは、メンバーが3人抜けて6人で回ったのですが、自分たちの中でも、ここ数年の中で一番落ち込んで、「どうしよう」と不安な時期でした。そんなこともあって、今回のツアーも、開催前は、「お客さん、入ってくれるのかな」と不安でした。でも、いざ始まってみると、初日の福岡から完売御礼で、実際にステージに立ってみても、びっくりするくらい、たくさんのファンの方々が来てくださっていました。ツアーが好評で、人が人を呼ぶ形でさらに多くのファンの方が来てくださっている状態です。私たちも今のこの8人で新しい風景を観られることが新鮮で、嬉しいです。2019年はグループとしても大変な時期だったのですが、それを乗り越えたことで、海月らな、涼本理央那、金子みゆの3人はものすごく力が付きました。今のLinQがあるのは、あの時を辛さを乗り越えられたからだと思います。

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- 大空さん、黒田さん、有村さんは初のツアーとなりました。ツアーでの思い出を教えてください。

黒田れい:研究生のときは、福岡と東京でしかライブのステージに立った経験がなかったのですが、今回、愛媛、愛知、広島に初めて行くことができました。広島では帰りに時間が空いたので、本場のお好み焼きを食べました。

大空莉子:新メンバーの10期生3人で、ユニット曲『D-D-Do it!!』を披露したことです。『D-D-Do it!!』は、最初にどんな曲にしたいのかを相談して、「10期生らしさといったら、明るくて、元気で、ポップな感じだよね」ということになり、「これから真っすぐ突き進んで頑張って行こうね」というメッセージを込めた今の曲ができあがりました。

有村南海:初めて行った大阪と愛知が印象に残っています。MCでは、大空莉子さんと、黒田れいさんが回し役になって頑張っているのですが、MCでもメンバーの絆が深まっていると感じました。お客さんがたくさん入ってくれていたことも印象に残っています。

10月には「TOKYO IDOL FESTIVAL 2021」に出演

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- 10月の頭には世界最大級のアイドルの祭典「TOKYO IDOL FESTIVAL 2021」(10月1日~3日)が開催され、LinQの出演も発表されています。TIFは2020年はフルオンラインで行われましたが、今年は、どんな姿を見せたいですか?

涼本理央那:LinQはずっとTIFに出演させて頂いているのですが、この8人で出演するTIFは初めてなので、新しいフレッシュなLinQをお見せしたいです。今年は有観客だったらいいなとは思っているのですが、もしオンラインになったとしても、しっかり、みなさんに楽しんで頂けるライブをしたいなと思います。

生まれ変わったLinQの魅力とは?

- 今のLinQの魅力を教えてください。

金子みゆ:中学生3人の新メンバーが入ってきてくれたので、若くて、元気で、フレッシュなところが魅力だと思います。メンバーカラーも8色になり、見た目もカラフルで可愛くなりました。新衣装もメンバーカラーがひと目で分かるようにしたの
で、初めてLinQを観てくださった方も、「まだ名前と顔が一致しないけど、このカラーの子がかわいい」と言ってくださっています。アイドルたちが集結するイベントでも、この衣装がかなり映えていて、この8人で、いい意味で“新しいLinQ”になったなと思います。私はLinQに入ってから、今年の9月で4年目です。3年間で色々なことがあったのですが、特に去年1年間で変わりました。自粛期間が始まってから、ファンの方と生で会うことが困難になり、SNSに力を入れるようになりました。それで、画面を通してですが、ファンになってくださる方が増えました。今、少しずつですが、ツアーも再開できるようになってきたので、待ってくださっていたファンの方に早く会いたいですし、もっと会えるようになったらいいなと思っています。

LinQが10年以上続いている理由とは?

- 今年4月に10周年を迎えました。改めて、心境をお願いします。

高木悠未:10年はあっという間でしたが、“濃いあっという間”だったなと思います。この10年は色んな出会いがありましたし、こんなにたくさんの人と出会うことって、人生の中でなかなか経験できないことだなと思っています。10年前のアイドル
と、今のアイドルは違いますし、新メンバー3人を加え、これから迎える10年がどんな10年になるのか楽しみです。

- この10年間、無数のアイドルグループが結成し、そして解散していきました。LinQが10年以上続いている一番の理由はなんですか?

高木悠未:地元にこだわり続け、「九州・福岡から全国に発信」というコンセプトを変えなかったことだと思います。LinQには福岡・九州という地元があり、LinQにとっては、東京は戦う場所なんです。地元のみなさんも、私たちが東京に行くときは、「行って来い!」と背中を押して、“戦場”に送り出してくれるんです。この10年間、LinQは、福岡・九州から全国に飛び出していって、色んなものを掴んでまた地元に帰ってくることの繰り返しでした。東京のアイドルグループだったら、もしかしたら、LinQも解散していたかもしれないと思います。

- アイドルグループが10年以上続いているって、すごいことですよね。

高木悠未:いえいえ、そんなことはありません。まだ、まだです(笑) ホークスは地元にめちゃめちゃ愛されていて、ホークスが優勝すると街全部がお祭り騒ぎになるのですが、LinQも、ホークスみたいに、地元の人間なら愛さずにはいられないようなグループになりたいです。私は10年やってきましたが、後輩や新メンバーたちがさらに20年、30年と繋げていく、そんなグループになっていってほしいです。

目標は「マリンメッセ福岡」単独公演

- 新体制になったLinQですが、今の目標は何ですか?

新木さくら:この8人は年齢層に幅があるし、SNSもやっているので、アイドルファンの方だけではなく、一般層の方にも、LinQの魅力を伝えていきたいと思っています。ツアーでも勢いが広がっていることを感じているので、このまま突き進んでいきたいです。最終到達地点としては、福岡のマリンメッセ福岡で単独ライブをすることです。LinQが3年目のときから言い続けていて、いまだに達成できていないことは悔しいのですが、どんなに体制が変わり、社会情勢が難しくなっても、この目標は絶対に叶えたいです。

コロナや自然災害に触れて

-コロナが世界的に猛威を振るい、また、九州は大雨や地震をはじめ自然災害が多い地域ですが、コロナや災害に直面し、改めて、「どんなグループでありたい」と思いましたか?

海月らな:東京にはたくさんのアイドルグループがあると思いますが、福岡も「アイドル激戦区」と呼ばれている場所で、地方アイドルが流行った時期などは、「クラスに1人はアイドルがいる」と言われていました。ただ、コロナの影響もあり、福岡でもたくさんのグループさんが解散されています。そんな中でも、私たちは、「福岡といえばLinQ、九州といえばLinQ」と言われるグループを目指し続けていて、自然災害が起きたときも地元の方々の一番近くに寄り添って、みなさんに笑顔を届けられるような、そんな存在でありたいなと思っています。2016年には熊本で大きな地震がありました。当時、LinQには熊本出身のメンバーがいたのですが、メンバーは家族だし、そんなメンバーの家族も、私たちにとっては家族なんです。なので、とても心配でしたし、元気を届けに行きたいと思い、ツアーで熊本を回らせて頂きました。また、私は長崎出身で、長崎はアイドルがぜんぜん来てくれない場所なのですが、そういう場所にも行って、アイドルを知らない方にも、こういう元気の伝え方があることを知って頂ければ、と思いながら活動しています。

LinQからのメッセージ

- 最後に、全国のみなさんへ、メッセージをお願いします。

高木悠未:LinQは、まだ、まだ進化し続けるグループです。これからも、応援をよろしくお願いします。

新木さくら:これからもLinQと一緒に走り続けてください。

海月らな:ぜひ、LinQのライブに元気をチャージしに来てください。

涼本理央那:これからもっと、色んな都道府県の方にも会いに行きたいと思っていますので、そのときはぜひ、会いに来てください。

金子みゆ:「福岡・九州から全国に笑顔を発信していきます。みなさんも、私たちを見て笑顔になって頂けたら嬉しいです」と思って頑張っています。これからも、よろしくお願いします。

大空莉子:たくさん落ち込んだりすることもあると思いますが、私たちと一緒に楽しい思い出を作っていきましょう。

黒田れい:これからもLinQが笑顔を届けるので、みんなで“輪”になりましょう。

有村南海:これからもLinQの応援をよろしくお願いします。

(modelpress編集部)
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