＜BS朝日＞有田哲平、小林克也がMCを務める「ベストヒットUSA」にゲスト出演！『やっと夢がかなった』

2021.03.25 20:30

“小林克也生誕80年と「ベストヒットUSA」誕生40年”のダブル・アニバーサリーを迎えるBS朝日の「ベストヒットUSA」(3月26日[金]放送)の収録がこのほど行われ、スペシャルゲストとしていとうせいこう、くりぃむしちゅーの有田哲平が出演した。

3月27日(土)が小林の80歳の誕生日。これを記念し、3月26日(金)には、通常の30分枠を1時間枠に拡大し、「ベストヒットUSA　1時間スペシャル」(夜0:00‐1:00、BS朝日)を放送。番組の大ファンを公言するいとう、有田がお祝いに駆け付けた。80年代から洋楽の大ファンの有田は「ずっと前から出たい、出たいと言っていて、やっと夢がかなった」と大喜び。「『ベストヒットUSA』と洋楽のチャート番組は欠かさずチェックしているんです。車でゴルフに行く時は車内でイントロ当てクイズなんかもやっています」と話す。

番組では、ゲストの二人がお薦めのミュージックビデオ２本を紹介。有田は「007 美しき獲物たち」(1985年)の主題歌にもなったデュラン・デュランの大ヒット曲「A View to a kill」をチョイス。

有田は「本当は同じデュラン・デュランの『The Reflex』(1984年)がよかったんだけども、いとうさんに取られてしまった。この曲はメンバーがソロ活動に移す中、久々にメンバー5人がそろった曲」と言うと、小林は「007の映画の主題歌で、最も売れた曲なんです」と補足。有田が「昔はラジオ＆レコーズのチャートでしたよね」と言うと、小林は「それがビルボードに買われたんです」と即答した。

また有田からの「いつも知識がすごい。どこから仕入れているんですか？」という質問に、小林は「僕はインタビューをよく見たり、読んだりします。その人の正体みたいなものを見るのが好きなんです。誰と誰が実は仲が悪かったとか、そういう人間的なところから、曲が生まれたりするんです」といい、有田も感心しきりだった。

小林にサプライズでケーキをプレゼント！

話題は80年代のヒットソングだけではなく、最近のヒットチャートにも触れる。有田は「デュア・リパの『フューチャー・ノスタルジア / Future Nostalgia』が20年のベスト・アルバムだと思っています。いい洋楽があると、人に薦めるようにしてします」と言うと、小林は「『ベストヒットUSA』も勧めてください。番組の大使になってください」とオファー。それを快諾した有田は、いつもは小林が言う決めぜりふ「see you next week」と言って、番組を締めた。

一方、小説家、作詞家、ベランダ園芸家と幅広く活躍する、いとうは小林と十数年来の付き合い。番組共演は３度目だそうで、「『ベストヒットUSA』はテレビ史にさんぜんと輝く素晴らしい番組。テレビ界に身を置く人間としてもうれしい。今は音楽情報がネットで見られる時代だけども、80年代はなかった。江戸時代で言えば、長崎の出島みたいなもので、ファッション、態度、アートを変えていった」と話した。

収録後には、いとうがDJマイクをかたどったバースデーケーキを小林にサプライズでプレゼント。「この番組を見ていた高校時代、克也さんと共演できる日が来るとは想像していなかった。本当に驚いています。このネオン管をバックにした映像の中に自分がいるなんて、うれしい。克也さんの知識量が普通じゃない。それと記憶力も半端ないです」と言えば、小林も「出会ってからずっと彼の活躍を見てきた。特にベランダの本は愛読していて、トイレにいつも置いてあるんです。文章が憎らしいほどすばらしい」と褒め称えた。

傘寿の祝いを迎えることについて、小林は「こうして祝っていただけるのはありがたいです。でも、あんまり80、80って、強調しないでいただきたい。自分が一番分かっているから(笑)。こないだ駐車場の上にある植木を2つ動かしたら、腰が痛くなってしまった。こんなのは初めて。80になったからかな」と照れ笑いを浮かべていた。

有田は4月2日(金)放送分にも引き続き出演し、最近の音楽シーンのお薦め曲を語る。