KUROFUNEがDearDreamを迎え撃つ 生バンド従え熱気ほとばしるBATTLE LIVE<ライブレポ・セットリスト>
2018.02.08 19:06
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5次元アイドル応援プロジェクト「ドリフェス!R」から生まれたユニット・DearDreamとKUROFUNEによるライブイベント「BATTLE LIVE KUROFUNE vs DearDream」が2月3日・4日、なかのZERO大ホールにて開催された。
2次元のキャラクターと3次元のキャストが連動した「ドリフェス!R」より、メインキャラクターを演じるDearDreamの5人とKUROFUNEの2人が真っ向勝負する2日間限定の異色バトルイベント。今回はKUROFUNEがホストとなり、ゲストのDearDreamを迎え撃つ。KUROFUNEにとっては生バンドを従えての初のワンマンライブという特別なものとなった。
大きなライブロゴがステージの中央幕に吊られたステージにKUROFUNEの戸谷公人(as:風間圭吾)と株元英彰(as:黒石勇人)が登場、センターで拳を合わせ、熱気に包まれたライブがスタートする。1曲目は最新曲の「Whole New World」。力強いドラム音が響き渡り、ゴシック・ロックな雰囲気を感じさせるサウンドに客席から歓声と「開!国!」コールが轟いた。
生バンドとのコラボは2人だけのステージに立体感を増し、大迫力のサウンドに会場の熱気も急上昇。「Up to speed!」、「BIRDCAGE~欲望の鳥籠~」とアップテンポな曲を立て続けに披露。株元が「中野のお前ら!会いたかったぜ!」とシャウトすれば、「お前ら、俺らに会いたかったんじゃねぇのか!」と客席を煽る戸谷。赤と青の照明が印象的に視覚に突き刺さる「ARRIVAL -KUROFUNE Sail Away-」、そしてダンサブル&セクシーな「ユレル MIDNIGHT」で挑発的な視線を投げ、観客を誘惑する。
MCに入り、2人それぞれの自己紹介の後、株元が「(それぞれが演じるキャラクターの)圭吾と勇人がこの景色を見てたんだなと思うし、もちろん二次元では描かれていない部分も、僕と公人くんだったら体現できる。このBATTLE LIVEは二度と来ないから、会場にいるお客さん誰1人欠けても違うものだから、記念に残るライブになるように頑張ります!」と観客に投げかけた。そして、戸谷が「BATTLE LIVEということで、俺たちでDearDreamの曲やっちゃおうか!」とDearDreamの持ち曲である「インフィニティ・スカイ」を振り付けも歌詞もそのままで披露した。
曲の終了とともに暗転、鼓動が響き渡る中、登場したのはライバルユニットのDearDream。襲来返しにKUROFUNEの「君はミ・アモール」を披露。キレキレのダンスパフォーマンスに加えて、同楽曲ならではの振り付けもあり客席からは歓喜の悲鳴が響いた。自己紹介に続けて客席を煽り、まさにBATTLE感をビシビシと感じさせるDearDream。そんなBATTLEに相応しい渾身の楽曲として「ユメノコドウ」「NEW STAR EVOLUTION」「PLEASURE FLAG」と熱気に満ちた3曲を力強く披露。疾走感溢れる楽曲はバンドサウンドとの相性もばっちり。KUROFUNEとは異なる、爽やかなポップチューンで、確実に成長したダンスパフォーマンスを見せつけ、一気に客席をDearDream色に染めた。
そしてMCに入るとすぐ、DearDreamコールが鳴り響く中KUROFUNEが登場し、「お前ら(客席)も、なんだよディアドリって!!!KUROFUNEのオンナだろ!!!!」と舞台上でBATTLEが繰り広げられ、観客は大盛り上がり。そしてトークはKUROFUNE恒例の出席確認へ。日本全国を7分割し、7人のメンバーが1人ずつどの地方から来たかを聞いていくと、日本全国各地からの参加はもとより、海外からの参加者も見受けられた。そんな中、「宇宙から来た人聞かなくていいの?」とボケる富田健太郎(as:佐々木純哉)が「宇宙から来たよーって方!」と聞くと、客席の8割から「はーい!」とレスポンス。すかさず株元が「どこ星?どこ星からきたの?」と尋ねるなど、微笑ましいやり取りで会場との一体感を作り上げた。
そして再び白熱のバトルのゴングが鳴らされ、1曲目は「薔薇の三銃士」。KUROFUNEとDearDream のセンターである石原壮馬(as:天宮奏)が、闘志を漲らせながら披露し終えた後、株元に蹴散らされる石原。そして2曲目「リバーシブル→バレンタイン」では、太田将熙(as:片桐いつき)と正木郁(as:沢村千弦)で結成されたユニット“W-MaSKat”が登場し、KUROFUNEを追いやる。“W-MaSKat”が代表曲である同楽曲を可愛らしく歌っていると、2番でセンターから登場したKUROFUNEに蹴散らされ、KUROFUNEの意外な可愛さ全開の歌いっぷりに黄色い歓声が上がった。
そして、そのまま3曲目。屈指の人気曲である「MAY BE, LADY!」が流れ、ミラーボールが回り出すと、客席はテンションMAXに。2番でTRAFFIC SIGNALの石原壮馬、溝口琢矢(as:及川慎)、富田健太郎が高い足蹴りジャンプでKUROFUNEを追いやり、本家として堂々たるパフォーマンス。しかし、またその座をKUROFUNEに奪い取られ、まさにBATTLE LIVEにふさわしい、奪い奪われの戦いが繰り広げられた。
「FACE 2 FAITH」ではエッジの効いたギターサウンドが印象的なロックサウンドをエネルギッシュに歌う2人に会場も盛り上がる。そして、7人でそれぞれの健闘を称え合いながら「DearDreamのおかげで俺たち KUROFUNEは存在できているし、感謝と仲直りの気持ちをこめて、BATTLE LIVEのためだけにアレンジした曲があります!」とアコースティックギターバージョンの「ありがとうの数だけ笑顔の花を咲かせたい」を7人全員で披露し、オーディエンスを楽しませた。
その後、ステージ上にDearDreamの5人が残り、「SAKURA LETTER」を情感たっぷりに歌い上げる中、新衣装に着替えたKUROFUNEが加わり、7人の切ない想いに共感するように、客席は静かに聴き入った。
ここからラストスパート。「BEST☆★PARTNAER」では、2人が歌詞に合わせて肩を組んで照れくさそうに笑い合い、観客と一緒に、タオルをぶんぶんと振り回した。続いてアニメ「ドリフェス!」で株元演じる黒石勇人が大切に歌い紡いでいた「シナリオ」を、バンドの音に合わせて、歌声を響かせる。そして、株元が「この曲は日本初、世界初、宇宙初、KUROFUNE再出航の曲です。このBATTLE LIVEまで温めてました!」と語り「Future Voyager」を初披露。アニメでは、戸谷演じる風間圭吾と株元演じる黒石勇人の2人がすれ違いを経て互いの想いをぶつけ合い、和解し合った時に歌詞の2番が完成し、KUROFUNEの2人が再出航することができた大切な曲でもある。
長い時間を共にして真剣に話し合い、絆を深めた戸谷と株元がお互いのために歌う、2人だけの世界がそこにはあった。舞台上に風間圭吾と黒石勇人が降臨しているかのような、まさに5次元の姿に客席は息を呑んだ。曲数を重ねるごとにバンドと2人のグルーヴ感は高まり、バンドの熱演に触発されるように2人は力強く音に乗るパワフルなパフォーマンスを展開。バンドメンバー紹介をはさみ、本編最後には、2人バージョンの「ALL FOR SMILE!~Shoot!Raid!MIX~」。「いくぞーーーー!!!」という2人の声を合図に、金銀テープが放たれ、派手な演出に客席は大いに沸き立った。
2人がステージを縦横無尽に駆け巡り、最高にRockで熱いステージを繰り広げ、ライブ本編は終了。客席から「襲来!襲来!」とKUROFUNEワンマンならではのアンコールが響き渡る中、ライブTシャツに着替えたKUROFUNEが再登場。戸谷が「せっかく呼んでもらったので、もう1曲。2人だけで歌うのは初めてなので、みんなでPARADEを作っていけたらいいなって思います!」と話し、アンコール1曲目は「Paredeが生まれる」を披露。目の前の光景を目に焼き付けるかのように、客席を端から端まで嬉しそうに眺める2人。
そしてDearDreamを呼び込み、改めて挨拶。最後のMCでは、戸谷が「全部、出し切りました。人生辛くなる時って絶対にあると思いますが、小さいことでも目標になることが支えになると思うんです。僕らも皆さんにとって、そんな支えになりたいって思います」。続いて株元は「ドリフェス!に参加するとき、自分の役が黒石勇人じゃなかったら、もしかしたら途中で心が折れていたかもしれない。アイドルとは何か。それを勇人と一緒に考えて、歩んできたような気がします」と葛藤しながらも歩んできた日々を噛みしめながら挨拶。
そして「最後に7人で届けたい曲があります。この曲は、初めて7人で歌った曲なので、皆さんに最後に歌う曲はこの曲にしたいって想いも込めて、このセットリストにしました」とラスト1曲は「Dream Greeting!」を7人で熱唱。バンドメンバー含め全員で手を繋ぎ、深々とお辞儀をして、BATTLE LIVEは幕を閉じた。
開催中の「ドリフェス!presents DearDream 1st LIVE TOUR 2018『ユメノコドウ』」は残すところ2公演。2月11日に愛知・一宮市民会館、25日に神奈川・パシフィコ横浜国立大ホールにて最終公演を迎える。(modelpress編集部)
株元英彰(KUROFUNE):ご来場いただき誠にありがとうございます。ライブを終えた今の率直な感想は、KUROFUNEの2人はこういう景色を見ていたんだなということです。勇人と圭吾がステージに立ち、ファンの皆と一緒にライブを作っていく。そんな想いを背負って僕らは3次元のステージに立ち、アニメの中では描かれない部分も、僕と公人君なら体現できる。それがこの「ドリフェス!」の、5次元と呼ばれるものなのだと、改めて感じました。いつも全力で応援してくれる皆さんに心から感謝しています。本当にありがとうございました。
石原壮馬(DearDream):今回はBATTLE LIVEということでKUROFUNEの2人がメインでしたが参加してくれた方々も自分もまた違う視点から観れたライブになったと思います。この2日間しか見られないアレンジもありすごく濃密な時間でした。そして生バンドでのライブは最高だったし色々と新鮮さがあったこのライブはまさに『開国』。
溝口琢矢(DearDream):「一体何をやるのだろう?」そう思っていた方もたくさんいらっしゃったと思いますが、良い意味で本当にバトルしています!お互いを高め合いつつ、支え合いつつ。KUROFUNE2人の空気感に乗っかるように僕らも全力でパフォーマンスできました!また新しい景色が見られてとても刺激的でした。ありがとうございました!
富田健太郎(DearDream):本日は「KUROFUNE VS DearDream BATTLE LIVE」に来てくださいましてありがとうございます!!本当に新鮮で最高の景色を見ることが出来ました。KUROFUNEの二人の格好良さ頼もしさにリラックスして心から楽しむことが出来ました。あの二人の熱量、パワーは本当に凄かったです。刺激を受けましたし、この中野の熱を胸に残りのツアーも全力でサイコーを超えていきます!改めてありがとうございました!!!
太田将熙(DearDream):「BATTLE LIVE」熱い2日間が終了しました!皆サイコー超えすぎです!ずっと一緒に切磋琢磨してきたKUROFUNEの2人がホストになり僕らは対戦相手として出演させて頂いたのですが、1年前くらいにちょうど KUROFUNE の2人が「いつかそれぞれワンマンLIVEできるくらい大きくなりたいよな」って言ってたのを袖から2人を見てる時にふと思い出し胸が熱くなりました。こうやって今DearDreamがツアーを回らせて頂いている中で、KUROFUNE のLIVEも開催できるなんて幸せです。これも全て僕らを日頃支えてくださる皆様がいるから!ありがとうございます。ツアーオーラスのパシフィコ横浜では7人と皆で見たことのないParadeを生みましょう!
正木郁(DearDream):BATTLE LIVE!サイコー超えていました!!今までのDearDreamのLIVEとは違う空気感が会場全体に溢れる中、KUROFUNEのお二人の熱を、ファンの皆さんの熱を感じながら、「僕も負けられない!」という気持ちでステージに立ちました!最高に熱い、燃えるようなステージでした!!!
M2 Up to speed!
M3 BIRDCAGE ~欲望の鳥籠~
MC
M4 ARRIVAL -KUROFUNE Sail Away-
M5 ユレル MIDNIGHT
MC
M6 インフィニティ・スカイ
M7 君はミ・アモール
M8 ユメノコドウ(アニメ『ドリフェス!R』OP テーマ)
M9 NEW STAR EVOLUTION
M10 PLEASURE FLAG(アニメ『ドリフェス!』OP テーマ)
MC
M11 薔薇の三銃士
M12 リバーシブル→バレンタイン
M13 MAY BE, LADY!
M14 FACE 2 FAITH
MC
M15 ありがとうの数だけ笑顔の花を咲かせたい(アコースティック ver,)
M16 SAKURA LETTER
MC
M17 BEST☆★PARTNER
M18 シナリオ
M19 Future Voyager
M20 ALL FOR SMILE!~Shoot!Raid!MIX~(アニメ『ドリフェス!R』EDテーマ)
EN1 Paredeが生まれる
MC
EN2 Dream Greeting!
2018年1月13日(土)福岡・アルモニーサンク 北九州ソレイユホール
2018年1月20日(土)大阪・Zepp Osaka Bayside
2018年2月11日(日)愛知・一宮市民会館
2018年2月25日(日)神奈川・パシフィコ横浜国立大ホール
<出演者>
【東京・福岡・愛知公演】
DearDream(石原壮馬as:天宮奏/溝口琢矢as:及川慎/富田健太郎as:佐々木純哉/太田将熙as:片桐いつき/正木郁as:沢村千弦)
【大阪・神奈川公演】
DearDream(石原壮馬as:天宮奏/溝口琢矢as:及川慎/富田健太郎as:佐々木純哉/太田将熙as:片桐いつき/正木郁as:沢村千弦)
KUROFUNE(戸谷公人as:風間圭吾/株元英彰as:黒石勇人)
大きなライブロゴがステージの中央幕に吊られたステージにKUROFUNEの戸谷公人(as:風間圭吾)と株元英彰(as:黒石勇人)が登場、センターで拳を合わせ、熱気に包まれたライブがスタートする。1曲目は最新曲の「Whole New World」。力強いドラム音が響き渡り、ゴシック・ロックな雰囲気を感じさせるサウンドに客席から歓声と「開!国!」コールが轟いた。
生バンドとのコラボは2人だけのステージに立体感を増し、大迫力のサウンドに会場の熱気も急上昇。「Up to speed!」、「BIRDCAGE~欲望の鳥籠~」とアップテンポな曲を立て続けに披露。株元が「中野のお前ら!会いたかったぜ!」とシャウトすれば、「お前ら、俺らに会いたかったんじゃねぇのか!」と客席を煽る戸谷。赤と青の照明が印象的に視覚に突き刺さる「ARRIVAL -KUROFUNE Sail Away-」、そしてダンサブル&セクシーな「ユレル MIDNIGHT」で挑発的な視線を投げ、観客を誘惑する。
MCに入り、2人それぞれの自己紹介の後、株元が「(それぞれが演じるキャラクターの)圭吾と勇人がこの景色を見てたんだなと思うし、もちろん二次元では描かれていない部分も、僕と公人くんだったら体現できる。このBATTLE LIVEは二度と来ないから、会場にいるお客さん誰1人欠けても違うものだから、記念に残るライブになるように頑張ります!」と観客に投げかけた。そして、戸谷が「BATTLE LIVEということで、俺たちでDearDreamの曲やっちゃおうか!」とDearDreamの持ち曲である「インフィニティ・スカイ」を振り付けも歌詞もそのままで披露した。
曲の終了とともに暗転、鼓動が響き渡る中、登場したのはライバルユニットのDearDream。襲来返しにKUROFUNEの「君はミ・アモール」を披露。キレキレのダンスパフォーマンスに加えて、同楽曲ならではの振り付けもあり客席からは歓喜の悲鳴が響いた。自己紹介に続けて客席を煽り、まさにBATTLE感をビシビシと感じさせるDearDream。そんなBATTLEに相応しい渾身の楽曲として「ユメノコドウ」「NEW STAR EVOLUTION」「PLEASURE FLAG」と熱気に満ちた3曲を力強く披露。疾走感溢れる楽曲はバンドサウンドとの相性もばっちり。KUROFUNEとは異なる、爽やかなポップチューンで、確実に成長したダンスパフォーマンスを見せつけ、一気に客席をDearDream色に染めた。
そしてMCに入るとすぐ、DearDreamコールが鳴り響く中KUROFUNEが登場し、「お前ら(客席)も、なんだよディアドリって!!!KUROFUNEのオンナだろ!!!!」と舞台上でBATTLEが繰り広げられ、観客は大盛り上がり。そしてトークはKUROFUNE恒例の出席確認へ。日本全国を7分割し、7人のメンバーが1人ずつどの地方から来たかを聞いていくと、日本全国各地からの参加はもとより、海外からの参加者も見受けられた。そんな中、「宇宙から来た人聞かなくていいの?」とボケる富田健太郎(as:佐々木純哉)が「宇宙から来たよーって方!」と聞くと、客席の8割から「はーい!」とレスポンス。すかさず株元が「どこ星?どこ星からきたの?」と尋ねるなど、微笑ましいやり取りで会場との一体感を作り上げた。
そして再び白熱のバトルのゴングが鳴らされ、1曲目は「薔薇の三銃士」。KUROFUNEとDearDream のセンターである石原壮馬(as:天宮奏)が、闘志を漲らせながら披露し終えた後、株元に蹴散らされる石原。そして2曲目「リバーシブル→バレンタイン」では、太田将熙(as:片桐いつき)と正木郁(as:沢村千弦)で結成されたユニット“W-MaSKat”が登場し、KUROFUNEを追いやる。“W-MaSKat”が代表曲である同楽曲を可愛らしく歌っていると、2番でセンターから登場したKUROFUNEに蹴散らされ、KUROFUNEの意外な可愛さ全開の歌いっぷりに黄色い歓声が上がった。
そして、そのまま3曲目。屈指の人気曲である「MAY BE, LADY!」が流れ、ミラーボールが回り出すと、客席はテンションMAXに。2番でTRAFFIC SIGNALの石原壮馬、溝口琢矢(as:及川慎)、富田健太郎が高い足蹴りジャンプでKUROFUNEを追いやり、本家として堂々たるパフォーマンス。しかし、またその座をKUROFUNEに奪い取られ、まさにBATTLE LIVEにふさわしい、奪い奪われの戦いが繰り広げられた。
「FACE 2 FAITH」ではエッジの効いたギターサウンドが印象的なロックサウンドをエネルギッシュに歌う2人に会場も盛り上がる。そして、7人でそれぞれの健闘を称え合いながら「DearDreamのおかげで俺たち KUROFUNEは存在できているし、感謝と仲直りの気持ちをこめて、BATTLE LIVEのためだけにアレンジした曲があります!」とアコースティックギターバージョンの「ありがとうの数だけ笑顔の花を咲かせたい」を7人全員で披露し、オーディエンスを楽しませた。
その後、ステージ上にDearDreamの5人が残り、「SAKURA LETTER」を情感たっぷりに歌い上げる中、新衣装に着替えたKUROFUNEが加わり、7人の切ない想いに共感するように、客席は静かに聴き入った。
ここからラストスパート。「BEST☆★PARTNAER」では、2人が歌詞に合わせて肩を組んで照れくさそうに笑い合い、観客と一緒に、タオルをぶんぶんと振り回した。続いてアニメ「ドリフェス!」で株元演じる黒石勇人が大切に歌い紡いでいた「シナリオ」を、バンドの音に合わせて、歌声を響かせる。そして、株元が「この曲は日本初、世界初、宇宙初、KUROFUNE再出航の曲です。このBATTLE LIVEまで温めてました!」と語り「Future Voyager」を初披露。アニメでは、戸谷演じる風間圭吾と株元演じる黒石勇人の2人がすれ違いを経て互いの想いをぶつけ合い、和解し合った時に歌詞の2番が完成し、KUROFUNEの2人が再出航することができた大切な曲でもある。
長い時間を共にして真剣に話し合い、絆を深めた戸谷と株元がお互いのために歌う、2人だけの世界がそこにはあった。舞台上に風間圭吾と黒石勇人が降臨しているかのような、まさに5次元の姿に客席は息を呑んだ。曲数を重ねるごとにバンドと2人のグルーヴ感は高まり、バンドの熱演に触発されるように2人は力強く音に乗るパワフルなパフォーマンスを展開。バンドメンバー紹介をはさみ、本編最後には、2人バージョンの「ALL FOR SMILE!~Shoot!Raid!MIX~」。「いくぞーーーー!!!」という2人の声を合図に、金銀テープが放たれ、派手な演出に客席は大いに沸き立った。
2人がステージを縦横無尽に駆け巡り、最高にRockで熱いステージを繰り広げ、ライブ本編は終了。客席から「襲来!襲来!」とKUROFUNEワンマンならではのアンコールが響き渡る中、ライブTシャツに着替えたKUROFUNEが再登場。戸谷が「せっかく呼んでもらったので、もう1曲。2人だけで歌うのは初めてなので、みんなでPARADEを作っていけたらいいなって思います!」と話し、アンコール1曲目は「Paredeが生まれる」を披露。目の前の光景を目に焼き付けるかのように、客席を端から端まで嬉しそうに眺める2人。
そしてDearDreamを呼び込み、改めて挨拶。最後のMCでは、戸谷が「全部、出し切りました。人生辛くなる時って絶対にあると思いますが、小さいことでも目標になることが支えになると思うんです。僕らも皆さんにとって、そんな支えになりたいって思います」。続いて株元は「ドリフェス!に参加するとき、自分の役が黒石勇人じゃなかったら、もしかしたら途中で心が折れていたかもしれない。アイドルとは何か。それを勇人と一緒に考えて、歩んできたような気がします」と葛藤しながらも歩んできた日々を噛みしめながら挨拶。
そして「最後に7人で届けたい曲があります。この曲は、初めて7人で歌った曲なので、皆さんに最後に歌う曲はこの曲にしたいって想いも込めて、このセットリストにしました」とラスト1曲は「Dream Greeting!」を7人で熱唱。バンドメンバー含め全員で手を繋ぎ、深々とお辞儀をして、BATTLE LIVEは幕を閉じた。
開催中の「ドリフェス!presents DearDream 1st LIVE TOUR 2018『ユメノコドウ』」は残すところ2公演。2月11日に愛知・一宮市民会館、25日に神奈川・パシフィコ横浜国立大ホールにて最終公演を迎える。(modelpress編集部)
KUROFUNE・DearDreamメンバーコメント
戸谷公人(KUROFUNE):みんなBATTLE LIVE に来てくれてありがとう!!ようやくKUROFUNE主体の LIVE が出来て心から感謝しています!KUROFUNE ってものを見せつけられたんじゃないかなと思います!今回はセトリから全て考えさせてもらい、どうやったら皆さんが喜んでくれるかを株ちゃんとスタッフさん含め話し合いました!なによりKUROFUNEは生バンドが絶対欲しくて信頼出来るバンドメンバーさん達に来て頂き、一つのチームが出来ました!この想いが皆さんに届いてたら嬉しいです。株元英彰(KUROFUNE):ご来場いただき誠にありがとうございます。ライブを終えた今の率直な感想は、KUROFUNEの2人はこういう景色を見ていたんだなということです。勇人と圭吾がステージに立ち、ファンの皆と一緒にライブを作っていく。そんな想いを背負って僕らは3次元のステージに立ち、アニメの中では描かれない部分も、僕と公人君なら体現できる。それがこの「ドリフェス!」の、5次元と呼ばれるものなのだと、改めて感じました。いつも全力で応援してくれる皆さんに心から感謝しています。本当にありがとうございました。
石原壮馬(DearDream):今回はBATTLE LIVEということでKUROFUNEの2人がメインでしたが参加してくれた方々も自分もまた違う視点から観れたライブになったと思います。この2日間しか見られないアレンジもありすごく濃密な時間でした。そして生バンドでのライブは最高だったし色々と新鮮さがあったこのライブはまさに『開国』。
溝口琢矢(DearDream):「一体何をやるのだろう?」そう思っていた方もたくさんいらっしゃったと思いますが、良い意味で本当にバトルしています!お互いを高め合いつつ、支え合いつつ。KUROFUNE2人の空気感に乗っかるように僕らも全力でパフォーマンスできました!また新しい景色が見られてとても刺激的でした。ありがとうございました!
富田健太郎(DearDream):本日は「KUROFUNE VS DearDream BATTLE LIVE」に来てくださいましてありがとうございます!!本当に新鮮で最高の景色を見ることが出来ました。KUROFUNEの二人の格好良さ頼もしさにリラックスして心から楽しむことが出来ました。あの二人の熱量、パワーは本当に凄かったです。刺激を受けましたし、この中野の熱を胸に残りのツアーも全力でサイコーを超えていきます!改めてありがとうございました!!!
太田将熙(DearDream):「BATTLE LIVE」熱い2日間が終了しました!皆サイコー超えすぎです!ずっと一緒に切磋琢磨してきたKUROFUNEの2人がホストになり僕らは対戦相手として出演させて頂いたのですが、1年前くらいにちょうど KUROFUNE の2人が「いつかそれぞれワンマンLIVEできるくらい大きくなりたいよな」って言ってたのを袖から2人を見てる時にふと思い出し胸が熱くなりました。こうやって今DearDreamがツアーを回らせて頂いている中で、KUROFUNE のLIVEも開催できるなんて幸せです。これも全て僕らを日頃支えてくださる皆様がいるから!ありがとうございます。ツアーオーラスのパシフィコ横浜では7人と皆で見たことのないParadeを生みましょう!
正木郁(DearDream):BATTLE LIVE!サイコー超えていました!!今までのDearDreamのLIVEとは違う空気感が会場全体に溢れる中、KUROFUNEのお二人の熱を、ファンの皆さんの熱を感じながら、「僕も負けられない!」という気持ちでステージに立ちました!最高に熱い、燃えるようなステージでした!!!
「BATTLE LIVE KUROFUNE vs DearDream」セットリスト
M1 Whole New WorldM2 Up to speed!
M3 BIRDCAGE ~欲望の鳥籠~
MC
M4 ARRIVAL -KUROFUNE Sail Away-
M5 ユレル MIDNIGHT
MC
M6 インフィニティ・スカイ
M7 君はミ・アモール
M8 ユメノコドウ(アニメ『ドリフェス!R』OP テーマ)
M9 NEW STAR EVOLUTION
M10 PLEASURE FLAG(アニメ『ドリフェス!』OP テーマ)
MC
M11 薔薇の三銃士
M12 リバーシブル→バレンタイン
M13 MAY BE, LADY!
M14 FACE 2 FAITH
MC
M15 ありがとうの数だけ笑顔の花を咲かせたい(アコースティック ver,)
M16 SAKURA LETTER
MC
M17 BEST☆★PARTNER
M18 シナリオ
M19 Future Voyager
M20 ALL FOR SMILE!~Shoot!Raid!MIX~(アニメ『ドリフェス!R』EDテーマ)
EN1 Paredeが生まれる
MC
EN2 Dream Greeting!
ドリフェス!presents DearDream 1st LIVE TOUR 2018 「ユメノコドウ」
2018年1月10日(水)東京・TOKYO DOME CITY HALL2018年1月13日(土)福岡・アルモニーサンク 北九州ソレイユホール
2018年1月20日(土)大阪・Zepp Osaka Bayside
2018年2月11日(日)愛知・一宮市民会館
2018年2月25日(日)神奈川・パシフィコ横浜国立大ホール
<出演者>
【東京・福岡・愛知公演】
DearDream(石原壮馬as:天宮奏/溝口琢矢as:及川慎/富田健太郎as:佐々木純哉/太田将熙as:片桐いつき/正木郁as:沢村千弦)
【大阪・神奈川公演】
DearDream(石原壮馬as:天宮奏/溝口琢矢as:及川慎/富田健太郎as:佐々木純哉/太田将熙as:片桐いつき/正木郁as:沢村千弦)
KUROFUNE(戸谷公人as:風間圭吾/株元英彰as:黒石勇人)
【Not Sponsored 記事】
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