「ULTRA JAPAN 2017」閉幕 過去最大の悪天候でも3日間で12万人熱狂
2017.09.19 18:41
views
9月16日~18日にかけて開催された「ULTRA JAPAN 2017」。今年は初日と2日目があいにくの悪天候に見舞われながらも、3日間でのべ12万人ものオーディエンスを歓喜させた。
総勢95組以上ものアーティストが登場
今回はULTRA MAIN STAGE、RESISTANCE、ULTRA PARK STAGEに加え、LIVE STAGEが新設。計4つのステージにて総勢95組以上ものアーティストが登場したが、中でも一番の盛り上がりを見せていたのはULTRA MAIN STAGE。最大のキャパシティを誇るこのステージには、初日にSAM FELDTやNICKY ROMERO、STEVE ANGELLO、ALESSO。2日目にはKNIFE PARTYにHARDWELL、そしてTHE CHAINSMOKERS。最終日はKYGOにSTEVE AOKI、さらにはTIËSTOなど、まさにビッグスターがそろい踏み。彼らはその実力を遺憾なく発揮し、終始オーディエンスを圧倒していた。昨今のフェスではEDMはもちろん爆発的な破壊力を持つトラップを多用し、ヒップホップ、ハウス、さらにはハードスタイルまで様々なサウンドを駆使するのがある種のセオリー。多種多様な楽曲を巧みにミックスし、緩急を付けた大きな展開の中で幾度となくピークを生み出しながらも一貫したストーリーを作っていくことが求められている。彼らはみなそれをクリアしながら、なおかつ自らのアイデンティティを見事に打ち出していた。
過去最大の悪天候でも大熱狂
中でも、それが如実に現れていたのが2日目。矢継ぎ早にミックスし、数多のハイライトを生みだしていくHARDWELLに対し、THE CHAINSMOKERSはトラップをベースに自身のアンセムを絶妙なタイミングで差し込んでいく。それは彼らの楽曲の強度があってこそ成せる業でもあるが、生粋のDJとしての存在感が際立つHARDWELLとプロデューサー気質のTHE CHAINSMOKERSのコントラストはシーンの最前線を感じる上でとても有意義で、この上なく幸せな時間に。その証拠に、この日は4回目にして過去最大の悪天候となったにも関わらず、多くのオーディエンスたちが風雨をものともせずに大熱狂。むしろ、いつも以上の一体感が生まれ、それはダンスミュージック、そして「ULTRA JAPAN」への大きな愛を改めて感じさせるほどだった。日本上陸のLIVE STAGE
ダンスミュージックが日々進化するように、その表現の場も進化していく。それはステージの造作や演出、そしてホスピタリティなどあらゆる面において言えることだが、今回の「ULTRA JAPAN」では同時にフェスティバルとしてのパッケージに新たな兆しが見えていた。その最たるものがLIVE STAGE。本家マイアミ「Ultra Music Festival(UMF)」でも注目を集めるLIVE STAGEが早くも日本上陸。もちろん、これまでにも本祭でライヴが行なわれることは多々あったが、それに特化したステージは初。さらには、これまでの「ULTRA JAPAN」を格段に超える幅広い音楽性を実現したことも大きい。ダンスミュージックが主体となる本祭において、ポップやロックはもとより、ヒップホップやR&Bといったアーバンなサウンドも過去にはほとんど見ることがなかったが、LIVE STAGEではそれら全てを網羅。初日にはPANDORAやちゃんみな、水曜日のカンパネラが、2日目にはゆるふわギャングやSALU、KOHHが。3日目にはMIYAVIやCROSSFAITHが「ULTRA JAPAN」にフレッシュな息吹を吹き込んでいた。そして、そのなかでも大きな可能性を感じさせてくれたのがSALUとKOHHのステージ。
RESISTANCEも大盛り上がり
そんなLIVE STAGEと壁一枚隔てた場所には、漆黒のテントに覆われたRESISTANCEがあった。アンダーグラウンドのハウス、テクノの粋を極めたこのステージも今回で3回目。SETH TROXLERやNIC FANCIULLI、SASHA | JOHN DIGWEEDといった錚々たる面々が集結していたが、今年最大の注目はなんといってもCARL COX。世界のテクノシーンを牽引する巨匠であり、本家「UMF」の看板とも言える彼が満を持して「ULTRA JAPAN」初登場。その勇姿を見ようと最終日大トリを飾った彼のステージには多くのオーディエンスが詰めかけ、その期待に応えるべくCARL COXは持ち前のグルーヴ感みなぎるプレイで熱狂の渦を創出。かたや隣ではUNDERWORLD、さらにULTRA MAIN STAGEではTIËSTOがプレイ。長きに渡りダンスミュージックを牽引してきた偉大なる3組のアーティストが同時に登場する。こんなに贅沢なことはないと思う反面、オーディエンスにとっては誰を見るか、それは実に苦渋の決断だったであろうが…それも「ULTRA JAPAN」の醍醐味だ。
特定のジャンルやカテゴリに縛られることなく、あらゆるサウンドを包括した「ULTRA JAPAN」。今年も見事大成功を収めたが、次回は節目となる5回目。くしくも、本家マイアミの「UMF」も記念すべき20周年を迎え、さらなる進化が期待されているなか、「ULTRA JAPAN」もまた必ずや刷新し、新たな姿を見せてくれるはずだ。
フォトジェニックでアートな空間や女性専用エリアなども充実
音楽のみならずULTRA JAPANは楽しめる空間が充実。ULTRA PARKでは、日本を代表するアーティストによるアート作品の展示やライブペインティングを実施し、よりフォトジェニックな空間に。会場内では多くの人がスマホやカメラを片手にSNS映えするお気に入りの場所で写真を収め、新たなフォトスポットとなった。さらに、女性専用エリアやパウダールーム、VIPラウンジ、フードなどホスピタリティーも充実していた。(modelpress編集部)
【Not Sponsored 記事】
関連記事
-
大胆肌見せコーデから個性爆発ファッションまで!「ULTRA JAPAN2017」におしゃれガール殺到<会場スナップ>モデルプレス
-
「ULTRA JAPAN 2017」開幕 初日から豪華DJ&アーティスト集結に終始熱狂モデルプレス
-
<ULTRA JAPAN 2017>台風の影響で出演キャンセルのDJを発表モデルプレス
-
朝まで熱狂!「ULTRA JAPAN 2017」アフターパーティが都内人気3クラブで開催女子旅プレス
-
「ULTRA JAPAN 2017」第2弾出演者発表 石野卓球・中田ヤスタカ・MIYAVI・水曜日のカンパネラも参戦モデルプレス
-
「ULTRA JAPAN 2017」第1弾出演アーティスト決定 新設ステージもモデルプレス
「音楽」カテゴリーの最新記事
-
町田啓太 初の海外単独ファンミーティングを台北にて開催!WWS channel
-
12月9日放送「CDTV」出演者・楽曲発表 キンプリ・なにわ男子・乃木坂46・LE SSERAFIMらモデルプレス
-
令和のプロレス界を賑わすDDTサウナカミーナってどんな集団? マツコ・デラックスも魅了ENTAME next
-
M!LK グループ結成10周年当日にスペシャルイベント開催!貸し切りの西武園ゆうえんちで花火を打ち上げ一夜限りのスペシャルパフォーマンスを披露!WWS channel
-
chilldspot、倉科カナ主演ドラマの主題歌を書き下ろし…比喩根「複雑な感情もこもったリアルなラブソング」<Lemino>WEBザテレビジョン
-
Cornelius×くるりの対バンライブ「Cornelius / くるり ~ あらきゆうこ生誕50年ライブ ~」がテレビ初放送決定WEBザテレビジョン
-
HKT48渕上舞、生誕祭2度目の延期へ「療養に専念する」2023年にも活動休止していたモデルプレス
-
ちゃんみな「昔の私にすごく似てる」オーディション脱落者に語った現実「私たちみたいな人間に課せられている定め」【No No Girls】モデルプレス
-
M!LKが10周年記念イベントでファンに感謝伝える 吉田仁人「みなさんのおかげで10年やってこられました」WEBザテレビジョン