「女神の声」を持つアーティスト・Lily.μ デビュー秘話＆謎に包まれたプライベートに迫る モデルプレスインタビュー

「女神の声」誕生秘話

－6月12日発売のアルバム「LOVE AMUSEMENT」について教えてください。

Lily．μ：今回のアルバムはタイトルに「AMUSEMENT」と入っているように、聴いた人が楽しくなるようにという思いを込めたアルバムです。あと “踊れる”ということにも重点を置いていて、ダンス・ミュージックをメインに作りました。

－リード曲「SUMMER LOVE feat. Diggy-MO’（SOUL’d OUT)」 でSOUL’d OUTのDiggy－MO’さんとコラボレーションされてみていかがでしたか？

Lily．μ：本当に夢のようなことでした。未だに自分の中でも違和感というか、不思議な感じがしています。すごく幸せでしたね。

－もともとSOUL’d OUTのファンだったと伺ったのですが、お会いした時のエピソードを教えていただけますか？

Lily．μ：SOUL’d OUTさんがメジャーデビュー前にライブ活動をされていた頃からファンで、地元・仙台でのライブは全部観に行ったくらい大好きでした。その頃私は既にアーティストを志していたので、Diggy－MO’さんに“いつか必ずアーティストとしてお会いできるように頑張ります”と書いた手紙をお渡ししたのですが、それから約10年経って、私もアーティストとしてデビューすることができ、SOUL’d OUTさんのライブに行ってLily．μとしてご挨拶させていただいたんです。ライブをいつも最前列で観ていたことをお話したら、「地元どこ？」と聞かれて「仙台です」って答えたら「〇〇ちゃんだ！」って私の本名を言って下さって、手紙のことを覚えていて下さったんです。「手紙でアーティストになりたいって書いていたけど、叶えたんだね。頑張ったね」と声をかけていただいて。本当に嬉しくて、その場で号泣しました。

－素敵なエピソードですね！

Lily．μ：まさか覚えていて下さると思っていなかったですし、憧れの方に「叶えたんだね。頑張ったね」と言われて、夢を叶えることの素晴らしさを改めて実感しました。

－いつ頃から歌手を目指したのですが？

Lily．μ：歌手になると決めたのは13歳くらいの時ですね。

－何かきっかけがあったのですか？

Lily．μ：きっかけは特にないです。歌手を目指す前に、ダンス＆ボーカルユニットを組んでダンサーとしてライブ活動をしていました。その時から表現することや、エンターテイメントに携わることが好きだったんです。でも中学生になった時くらいに、私はダンスではご飯を食べていけないなって悟りました（笑）。

－そこからどのようにして歌手になることを決めたのですか？

Lily．μ：ダンスを諦めてからは、女優やタレントのオーディションを受けたことがありました。その最終先行に歌唱審査があり、その時の映像を見たレコード会社の方が声をかけて下さったんです。歌をやってみないかって。そこからですね。当時は「いいかも」くらいの気持ちで始めたのですが、そういう状況から始めた分、周りの歌手を目指している人たちとの能力の差は歴然と感じました。みんな私には無いものをたくさん持っていました。でも不思議とダンスの時みたいに、「諦めよう」っていう選択肢は浮かびませんでしたね。むしろ私に足りないものを補うために、曲を作ったり、歌詞を書いたり、前向きに取り組めました。その頃からシンガー・ソングライターになって、ご飯を食べていくんだって思うようになっていましたね。

－歌手を志すようになってから辛かった出来事はありますか？

Lily．μ：歌の練習が辛いとか、曲作りが辛いとか、活動自体に辛さを感じることは無かったです。ただ、デビューするまで10年弱くらいの下積み時代を過ごしていて、デビュー出来そうで出来なかったり、の繰り返しがその期間に何度もあって、その度にやっぱり向いていないのかなと悩みましたね。

－それは大変でしたね。その時はどのようにして立ち直ったのですか？

Lily．μ：「辞めようかな」って思った時は、常に後悔しないかどうか、自分に聞いていましたね。ここで辞めたり諦めたりしたら後悔しないか想像して、少しでも後悔している自分が浮かぶようだったら、今死ぬ気でやった方がいいって切り替えていました。あと、ジャンル問わず、第一線で活躍している方たちのドキュメンタリー映像を観て、気持ちを高めました。人が頑張っている姿を見ると感動するし、成功するってこのくらい覚悟を決めないといけないって改めて気付かされますよね。

－下積み時代が長かったとおしゃっていましたが、その期間はどのような生活を送っていたのですか？

Lily．μ：学生だった期間が多いので、高校へ通いながら、曲を作って担当の方に送って、レコーディングをしたりライブをしたり。その中でバイトもしていました。

－すごいですね！学業との両立は大変ではなかったですか？

Lily．μ：大変でしたね（笑）。本当に１つのことにしか集中できない性格なので、2足、3足のわらじを履くのは向いていないという事は、いつも母にアピールしていました（笑）。

－学校を辞めたいと思ったことはありましたか？

Lily．μ：高校に入ってからは、音楽に集中したかったし、音楽で食べていくという気持ちが強かったので、「学校に行っても意味が無い、捨て金になるよ」といつも母に言っていました。でもその時に母やレコード会社の担当の方から「曲を作って歌っていくのであれば、色々な人と触れ合って、色々なものを見る時間が必要」と学校へ通うことを進められたので辞めようと思うことは無かったですね。だから今思うと家族やレコード会社の方には、感謝の気持ちでいっぱいです。

－ご家族は音楽活動について反対されなかったのですか？

Lily．μ：反対しなかったですね。でもすごく応援してくれるということも無く、私の意思のままにさせてくれたという感じです。

－学校の友達など周囲の人たちの反応はどうでしたか？

Lily．μ：地元の友達は、ダンスをしていた時からライブを観に来てくれたり、みんなすごく応援してくれました。東京に拠点を移してデビューを目指している期間も、支えてくれました。だからデビューが決まった時は、みんなすごく喜んでくれて「テレビ見たよ。あの時から頑張っていた夢を叶えてよかったね」「勇気もらったよ」とか連絡をくれて、すごく嬉しかったです。

Lily．μのスタイルキープ＆美の秘訣

－「SUMMER LOVE feat. Diggy-MO’（SOUL’d OUT)」のミュージックビデオでは、露出度の高い衣装と引き締まった身体がとても印象的でした。撮影に向けて特別に身体を鍛えたりされたのですか？

Lily．μ：デビュー前からジムに通って、トレーナーさんと体幹を鍛えたり、走りこんだり、常にスタイルキープは心がけています。だから今回のために特別に鍛えたというわけではないです。ただ、夏の曲だから海が似合うような衣装にしたくて、お腹を出すことになりました。だからお腹はいつもより念入りに鍛えましたね。

－普段スタイルキープのためにしていることはありますか？

Lily．μ：基本的な体幹トレーニングは自宅でも出来ることなので、1日の終わりに毎日必ずしています。あとは反復浴も毎日しています。

－反復浴は具体的にどのようにするのですか？

Lily．μ：私はいつも43℃くらいのお湯に10分浸かって、出て水のシャワーを浴びて筋肉を冷やしてから、またお湯に浸かるというのを2回ずつくらい繰り返すという方法で行なっています。

－どのくらい時間がかかるのですか？

Lily．μ：結構かかると思います（笑）。お風呂にいる時間はかなり長いです。でも日課になっています。反復浴をしない日が無いくらい。

－食事で気をつけていることはありますか？

Lily．μ：私食べる事がすごく好きで、それを全部我慢すると人生の楽しみが7割くらい無くなってしまうんです（笑）。だからあまり食事制限はしないで、たくさん食べます。そして食べた分運動をすると決めています。

－たくさん食べるからこそ、意識していることはありますか？

Lily．μ：食べる時間は気をつけるようにしています。寝る前の3～4時間前は食べないとか、炭水化物は午後3時までに食べるとかですね。

－とても努力をされているのですね。お肌のケアは何かされていますか？

Lily．μ：毎朝かっさ（かっさプレートと呼ばれる板で、身体の不調な部分をこすり、血行をよくする美容法）をしています。10分くらいかけて、顔のマッサージをするのですが、かっさをした日としない日では、全く顔つきが異なります。睡眠不足で顔がむくんでいても、かっさをするとむくみがとれて、すっきりした顔つきになります。すごいですよ！あと反復浴の影響もあると思います。血行がよくなり代謝が上がるので、老廃物を外に出しやすい身体になりました。

－かっさ、いいですね！サラサラとしたロングヘアも印象的ですが、ヘアケアは何かされていますか？

Lily．μ：頭皮が硬くなると髪に良くないと聞いたので、洗う前に熱めのお湯で頭皮を刺激して毛穴を開いてからシャンプーをします。そうすると頭皮にしっかり栄養がいくそうなので。それくらいですね。特別にトリートメントとかはしていません。今髪を伸ばしているので、早く伸びてほしいです。

恋愛エピソード

－次にLily.μさんの恋愛について伺いたいのですが、好きな男性のタイプを教えてください。

Lily．μ：身体を鍛えている人ですね！体格がいいとか、筋肉がすごいとか、そういうのではなくて、鍛えているということが重要です（笑）。鍛えきれていなくても良いので、毎日トレーニングしているっていう人がいいです。あとわかりやすくて、優しい人ですかね。

－好きな男性のファッションはありますか？

Lily．μ：見た目にあまりこだわりがないので、今まで好きになった人たちの服装はみんなバラバラです。友達にいつもびっくりされるくらい（笑）。でもどちらかと言うと、あまり派手でなく、シンプルなものが似合う人がいいですね。

－恋愛では自分からアプローチしたりしますか？

Lily．μ：好意があるということは、相手が気がつくくらいアピールします。でも決定的なことは言えないです。

－アピールが伝わって上手くいったことは多かったですか？

Lily．μ：最近無いから忘れました（笑）。片思いで終わったことももちろんありますよ。

－失恋した時は泣いたりしますか？

Lily．μ：泣きます、泣きます。めちゃめちゃ泣きます（笑）。そういう時に限って、ミュージックプレイヤーのシャッフルが失恋ソングばっかり流したりして、バスの中なのに泣いてしまったことがありました（笑）。

－作詞もされていますが、ご自身の恋愛体験を歌詞にすることはありますか？

Lily．μ：ありますね。今回のアルバムの「Love Me～ココロの声～」という曲も、私の実体験で書きました。片思いのままで終わった恋で、自分の中で友達のままでいようってけじめをつけていたのですが、PVの撮影の時に色々思い出してしまって…素で泣いてしまいました（笑）。

歌に対する想い

－「女神の声」と称されることが多いですが、ご自身としてはいかがですか？

Lily．μ：正直に言うと、すごく違和感ですね（笑）。自分の声を「私の声女神みたいだな」って思ったことはもちろん無いですし。もっと太い声が良かったなとか、ハスキーボイスになりたかったとか、他の声質に憧れることも多々ありました。でも「Venus Voice Audition」でグランプリに選んでいただいたので、自分の声に自信と誇りを持っていくべきだと今は思っています。あと「声がいいね」って言っていただけるのも、励みになります。

－喉のケアは何かされていますか？

Lily．μ：喉のケアは、乾燥している所ではマスクをしたり、手洗いうがいをしたりする程度で、あまりストイックなことはしないようにしています。これが無いとダメとかこれをしないとダメとかを作ってしまうと、それが無い状況のときにすごく不安になるので。何も無くても大丈夫、という気持ちでいられるように、最低限のことしかしていません。

－なるほど。歌が上手くなるコツを教えて頂けますか？

Lily．μ：ボイストレーニングに一生懸命通うことはもちろんだと思うのですが、自分で研究することも大事だと考えています。私は、まず歌声や歌い方が好きなアーティストを決めて、その人の真似をしたり、どうやってこの声を出しているのか、ということをとことん追求しました。その中で、そのアーティストと自分の違いを見つけて、自分の歌を知るきっかけへと繋がりました。

－今後の活動について教えてください。

Lily．μ：1stアルバム、miniアルバム、そして今回の2ndアルバム、3枚とも違うカラーのLily．μを表現することができました。ずっとやっていたダンスを活かした音楽を作ることも出来ましたし、色んなジャンルに挑戦させてもらって、音楽の幅を広げていけているのかなとも感じています。このことを踏まえて、もっと面白いアミューズメントを提供していける人になれたらいいなと思っています。音楽以外のこと、例えばファッションやPVといったビジュアル面でも、いつも新しいものを提供できて、多くの人に楽しんでもらえるような人になりたいです。

－夢に向かって頑張っている女性たちへアドバイスをお願いします。

Lily．μ：私はデビューが決まった時に周囲の人たちから「粘り勝ちだね」とよく言われました。歌が好きで音楽で生きていきたいけど、目指してみると向いてないと思うこともあったし、やっぱりあっちをやってみようかなとか、こっちの道からの方が早いんじゃないかとか考えが枝分かれしたこともありましたが、それでも1つの決めた道で絶対進みたいって意志だけは貫き通して、ここまで来ることができました。だから本当に叶えたい夢があるのであれば、それを諦めないっていうこと。諦めないで続けるということが１番難しいことだと思うのですが、1番大切なことでもあると思います。

－最後にファンの方々へメッセージをお願いします。

Lily．μ：今回のアルバムは本当に自信作で、これが今のLily.μだっていうのを全部詰め込めたと思っています。ぜひ聴いてもらって、楽しんでいただけたらうれしいです！

－ありがとうございました。

美しい声と、思わず見とれてしまうほどの抜群のスタイルを持ち合わせるLily．μ。「もっと人を楽しませていきたい」と力強く語る彼女の眩しい笑顔はまさに“女神”そのものだった。（モデルプレス）

■2ndアルバム「LOVE AMUSEMENT」
発売日：2013年6月12日

【収録内容】
＜DISC1（CD)＞
1．SUMMER LOVE feat． Diggy-MO’ （SOUL’d OUT）
2．Interlude～Love Amusement ～
3．Love Me～ココロの声～
4．PARTNER
5．neon
6．もう一度 －Love Again
7．I Got a Feeling feat.．STY （from ASY）
8．LOVE GAME
9．I hate me
10．嘘の「おめでとう」

＜DISC2（DVD）＞MUSIC CLIPS（初回盤のみ）
1. SUMMER LOVE feat. Diggy-MO’ (SOUL’d OUT)
2. 嘘の「おめでとう」
3. Love Me ～ココロの声～
4. LOVE GAME

■Lily．μ（リリーミュー）プロフィール
2011年5月、Venus－B が開催した「Venus Voice オーディション」に応募し、透明感そして高音に伸びのあるピュアな女神の歌声が、スタッフの心を動かし見事グランプリを獲得。“lil'showy”サウンドプロデュースアーティストとして、9月に「Re：遠く離れた場所で」を期間限定配信。またメジャーデビュー前にもかかわらずCLIFF EDGEのアルバム「LOVE Symphony」収録曲に客演参加を果たす。 純粋に“歌声”を聞いてほしいという想いから、ビジュアルやアーティスト像を伏せたまま、謎多きアーティストとして2012年3月7日 アルバム「Lily． Music」でメジャーデビュー。名前の“μ”は、“Music”、“Muse”、“Amusement”に由来する。2012年9月12日、7曲のMuse達を収録したミニアルバム「7 Muse」のリリースと共にそのベールを脱ぎ、同梱のDVDに収録されたMUSIC CLIP「LOVE GAME」では、優雅かつ切れのあるダンス姿も初披露する。その洗練されたビジュアルとスタイルから、雑誌「fAUG．（フォーグ）」にてファッションアーティストとしても活躍。

■Lily.μオフィシャルサイト
http://www.lilymyu.com/
■Lily.μオフィシャルブログ（Ameba）
http://ameblo.jp/lilymyu/
■Lily.μ Official Facebook
https://www.facebook.com/lilymyu.official

■ LIVE情報
6/16(日) Club atom(渋谷)
6/23(日) イオンモールナゴヤドーム前 1階 セントラルコート
6/28(金) 渋谷Vuenos
7/14(日) club SONIC iwaki
8/10(土) 音霊 OTODAMA SEA STUDIO(神奈川県逗子海岸)