JO1、アリーナツアー完走でダブルアンコール発動 サプライズに與那城奨が涙<2022 JO1 1ST ARENA LIVE TOUR ‘KIZUNA’/ライブレポ>
2022.10.23 19:28
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グローバルボーイズグループJO1(ジェイオーワン/大平祥生、川尻蓮、川西拓実、木全翔也、金城碧海、河野純喜、佐藤景瑚、白岩瑠姫、鶴房汐恩、豆原一成、與那城奨)のデビュー以来初となる全国アリーナツアー『2022 JO1 1ST ARENA LIVE TOUR ‘KIZUNA’』 の追加公演が22日と23日、東京・有明アリーナにて開催され、23日の公演でツアーファイナルを迎えた。<ネタバレあり/ライブレポ>
JO1、有明アリーナでツアーファイナル迎える
アルバム「KIZUNA」を引っ提げ全国5都市で開催した今回のアリーナツアーは、愛知、大阪、神奈川、福岡と続き、東京での追加公演が決定。昨年11月に幕張メッセで開催された「2021JO1 LIVE OPEN THE DOOR」よりもさらに進化したステージ構成となり、全楽曲を生バンド編成で迫力あるサウンドに編曲し、お届け。そして成長を続ける彼らの圧巻のシンクロダンスパフォーマンスが見どころとなり、全13公演で110,000人を動員した。15日にも世界最大級のKカルチャーフェスティバル「KCON 2022 JAPAN」で立ったステージに1週間ぶりに立ったJO1。開演前は手拍子が発生し、ツアーファイナルへの観客の期待が高まる。
左右のモニターにサーカスに誘うような演出のメンバーのVCRが映し出された後、待ちに待ったJAM(ファンネーム)の前へ11人が登場。ピンクや黒を基調としたワイルドな衣装に身を包んだメンバーはテレビアニメ「群青のファンファーレ」オープニングテーマになった疾走感溢れる「Move The Soul」で華々しく開幕を飾り、「Walk It Like I Talk It」まで5曲連続で激しいダンスナンバーを続けた。
東京出身・白岩瑠姫「ただいま、東京!」
歌い終わると、豆原が「盛り上がってますか~!」と第一声を出し、與那城が「最終日ということで良い盛り上がりですよ」と観客を褒めた一方、佐藤は「ご飯食べましたか!」とノリノリで煽り、笑いを誘った。一人ひとりの自己紹介では、木全が「こんにちは!」とマイク無しの地声での挨拶を、豆原も「オーラスということで最後になってしまうので今日も行っときます。KIZUNATOURオーラスキター!」と大好きな仮面ライダーの変身ポーズを、それぞれ毎公演やっている定番挨拶を貫いた。
佐藤が「JAM、昨日僕の夢に出てきましたか?やっぱりそうですよね。なんかドキドキしたんですよ。やめて下さい、勝手に出てくるのは。言って下さい。今日は出てきますか?」と甘い言葉でささやくと会場中が拍手。河野は「お前らさあ、今日オーラスだって言ってんじゃねえかよ!」となぜかキレキャラでメンバーからツッコミを受けつつ、「拍手が小さいよ~、こいつが怒るぞ」と着ているTシャツのキャラクターを指差してオチをつけた。
東京出身の白岩は「ただいま、東京!」と嬉しそうに声を上げ、川西は「皆さん腕が痛いくらい拍手して体が疲れるくらい立っていて下さい」と、川尻は「一つだけお願いがあります。今日は俺らのためにぶっ倒れるまで盛り上がって下さい」と、それぞれファイナルならではの言葉を掛けた。
JO1、ユニットパートで「RUNNING」「Get Inside Me」「KungChiKiTa」
中盤のVCRは、川尻がタロットの占い師に扮し、メンバーが2人ずつ悩み相談をしてもらう内容。最後に「今から君たちはバラバラになってしまう、大体15分間くらい」と予告すると、ユニットパートに突入した。川尻・鶴房・與那城で「RUNNING」、大平・川西・木全・河野で「Get Inside Me」、金城・佐藤・白岩・豆原で「KungChiKiTa」をそれぞれ披露。普段ラップバートを担当している鶴房は2人と美しいハーモニーを見事に響かせる。「Get Inside Me」の4人は心地よいミディアムバラードを肩を組んだりバンドのギターと絡んだりと和気あいあいと歌い上げ、最後に河野のマイク回しも成功。彼らが誕生したオーディション番組「PRODUCE 101 JAPAN」のコンセプトバトル評価曲である「KungChiKiTa」はオリジナルメンバーの佐藤が率いて3人がゴリゴリのラップもこなし、新たな魅力を発揮した。
MCでは鶴房が「ユニットステージで出てくる時、『メンバーイン』って言われる前に行ってた」と與那城をイジる場面も。川尻は占い師役をやったVCRを振り返り、最後の高笑いするシーンを5回撮影して「大変だったよ」とエピソードを語った。
メンバーが次々と合流し、大平、河野が強盗犯のように木全を捕まえる体勢のボケをしながら、客席の横から再登場すると、最前列の観客は興奮。白岩は「今日の僕の『Are you ready?』はちゃんとマイクのってました」と「KungChiKiTa」の冒頭煽りが成功したことを嬉しそうに報告した。
そして、木全が「KIZUNAを振り返る時間にしたいです」と次のパートを予告し、全員がハイチェアに座って「Be With You(足跡)」をしっとりと歌唱。「ZERO」ではセンターの円形ステージが高く上昇し回転する幻想的な演出で魅了。大平が「ずっとそばにいるよ」と呼びかけ、金城が「大好きなJAMに僕たちから心を込めて」と「流星雨」で前半を終えた。
JO1、新曲「Rose」を披露
後半はVCRの後、12日にリリースした6THシングル「MIDNIGHT SUN」のタイトル曲「SuperCali」からスタート。デビューシングル「PROTOSTAR」から「無限大 (INFINITY)」、さらに「La Pa Pa Pam」と畳み掛け、「行くぜ有明-!」とアリーナ中に叫びが響き渡った。次のMCでは豆原が「ウェーブやりたくないすか」と口に出し、與那城がステージを走り回って観客全員でウェーブ。「もう一周!」とメンバーから言われ、結局2周走っていた。
曲振りで河野が「あのスピードのある曲」と予告すると、佐藤が「気分的にちょっと違うんだな~」と制し、「スタッフさん、あの曲やっちゃっていいですか?」と確認するとメンバーは「なになに?」と困惑。佐藤がジャケットのポケットからバラを出してポーズを決め、「MIDNIGHT SUN」から「KCON」での初披露が話題になっている新曲「Rose」をパフォーマンス。
後のMCにて華麗な曲振りを見せた佐藤に金城が「いつのまにあれ仕込んでいるんすか?」と聞くと、佐藤は「やろうかなと思ったらここに入っているんです」とポケットを触ってきざに回答。「僕の胸の中にいる花はJAMじゃないかな」と上手いことを言おうとするも川西から冷静に「ローズじゃない?」と突っ込まれ、川尻からも「そんなに瑠姫みたいに上手くいかない」と笑われていた。
白岩瑠姫、両親がライブ鑑賞「親孝行できた」
「OH-EH-OH」ではメインステージでダンサーと向き合って敵対するようなダンスとステージに舞う炎で会場のボルテージは最高潮に。河野のロングトーンで始まった「PRODUCE 101 JAPAN」のデビュー評価曲「GrandMaster」は、センターの豆原が王者の風格を漂わせる。最後は端のメンバーからアドリブダンスでウェーブをリレーすると、いつも最後まで回ってこない與那城が鶴房から奪い取るというオチで笑わせた。鶴房が仕切るMCにて、「ラストにトラブル、アクシデント、これやばかったな~とかあったら」とこれまでのツアーを振り返り、アクシデントがあったか質問。河野は「実は靴のチャックが壊れてずっと開けっぱで踊ってました」と先程のことを明かすと、大平から「初日からずっと開いてるなって思ってた、気になってた」とまさかの前から気にされていたことを指摘されていた。さらに、鶴房は自ら「僕のカバンがちぎれました」と衣装の一部である黄緑色のポシェットの紐がちぎれてしまったと見せ、「ごめんなさい、衣装さん」と平謝りしていた。
白岩は22日の夜公演に”とっととかっか”こと両親が来てくれたことを明かし、「素敵なステージになったのは僕にとって成長した姿というか親孝行できたんで、僕の大切なJAMと家族に見てもらえたのが嬉しいです」と喜びを話した。
川西が「こうして皆さんと会えて夢のような楽しい時間を過ごせて僕らは本当に幸せです。でも夢じゃなくて現実なので明日からもお仕事、学校頑張りましょう!」と呼びかけ、本編ラストの「REAL」へ。メンバー同士がハグをする振り付けが特徴的な楽曲だが、最後は川尻と白岩が熱くハグ、川西が河野を肩車し、盛り上げた。
JO1、ファイナルでメンバーが続々と涙
與那城がバーテンダーの設定の「KIZUNA BAR」が開店し、グッズのTシャツやスウェットをオシャレに着こなしたメンバーが再登場。金城が「出る場所間違えました~」と客席横から登場したり、豆原と大平は「お前、俺に釣られてみる?」と決めセリフを2人で放ったりと小芝居で楽しませる。白岩は與那城と「今日はファイナルということで…12時過ぎても帰さないよ」と恒例の甘いセリフで観客をノックアウトし、メンバーからは「良いもの見られたね~」「何を見せられてるの」と思わずツッコミが上がっていた。
そして、白岩が「あのさ、俺、やっぱJAMがいないとダメだわ」と投げキッスをして、「Dreaming Night」からメドレーがスタート。「My Friends」では與那城に頭ポンポンされた白岩が恥ずかしがったり、木全と豆原がじゃんけんをしたりとわちゃわちゃと絡む。.「Run&Go」終わりはテンションが冷めない河野と川西と與那城がワンフレーズ歌うノリを繰り広げ、河野は「ほんまにいつもありがとう、奨くん」と感謝していた。
最後の挨拶では一人ひとりがスピーチし、川尻が涙ながらにこれまでの道のりを振り返ると、金城も療養中の昨年のことを打ち明け、白岩も愛知の初日公演が立てるかギリギリまで体調が悪かったことを告白。河野も川尻からもらい泣きして顔をぐちゃぐちゃにしていた。
会場で集合写真を撮影しようとするとバースデーソングが流れ出し、25日に27歳の誕生日を迎えるリーダー與那城の誕生日をサプライズで祝福。細長い大きなボックスを開けると一人用の小さいケーキが入っているというボケで笑わせた後、大きな本物のケーキが登場。大平が「友達が『持ってけ』って渡してくれた」と会場のJAMが持っている「おめでとう」と書かれたスローガンを見せていると、與那城の目が次第に潤み、「27歳ということで皆さんに支えられてやってきました。まだまだJO1の旅は続きますのでこれからもよろしくお願いします」と挨拶した。
ファイナルということでダブルアンコールが発動し、「呼ぶから来ちゃった~」とメンバーが再々登場。與那城が「ファイナルということでまだまだ終わりたくないと皆さんの思いが伝わりました」と話すと、28曲目の「君のまま」を歌唱。「次はもっとでかいところで会おうね~」と誓い、約3時間半に及ぶ公演を終えた。(modelpress編集部)
セットリスト
1.Move The Soul2.Born To Be Wild
3.Algorithm
4.YOLO-konde
5.Walk It Like I Talk It
MC
6.Shine A Light
7.僕らの季節
VCR
8.RUNNING(川尻・鶴房・與那城)
9.Get Inside Me(大平・川西・木全・河野)
10.KungChiKiTa(金城・佐藤・白岩・豆原)
MC
11.Be With You(足跡)
12.ZERO
13.流星雨
VCR
14.SuperCali
15.無限大 (INFINITY)
16.La Pa Pa Pam
MC
17.Rose
18.Speed of Light
19.OH-EH-OH
20.GrandMaster
MC
21.REAL
アンコール
22.Dreaming Night
23.STAY
24.Touch
25.My Friends
26.Run&Go
MC
27.With Us
ダブルアンコール
28.君のまま
【Not Sponsored 記事】
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- 豆原一成
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