＜月30万円の仕送りも……＞親にお金を渡してるママってどれくらい？夫婦の温度差にモヤモヤする声も

同居しているか否かにかかわらず、親に金銭的なサポートをしているという家庭は少なくないかもしれません。先日ママスタコミュニティには親への仕送りに関するこんな質問がありました。
『あなたか旦那さんは親に仕送りをしている？　している人はいくら渡している？』
今回のアンケートでは「していない」と答えたママがやや多めでした。少数の声ではありますが、仕送りの有無に関してさまざまな事情が見えてきました。子育てにお金がかかる時期にもかかわらず、親に仕送りをしているママもいれば、実親にはしていないけれど義親には仕送りしているというママもいて、状況はさまざまなようです。

毎月数万円の食事代～30万円の老人ホーム代までさまざま

『とりあえず誕生日に20万円くらい送金している。エアコンを取り替えるときも出している』
『仕送りじゃなくて毎月3、4万円渡している。実家でご飯を食べることがあるから食費としてね』
『毎月旦那が老人ホーム代を払っている。月30万円くらいかな』
『ボーナス時にまとまった額を義実家に渡している。私の実家は堅実に暮らしている人たちだから渡していない。だからやっぱり腹立つときもあるよ。「義姉の子にねだられたブランド品を買ったり、旅行せず貯金しておけばよかったのに」って』
まずは仕送りをしていると答えたママたちからのコメントをご紹介します。一緒にご飯を食べるときの足しにしてほしいと毎月数万円を渡しているママもいれば、なんと数十万円も送金しているママまでさまざま。毎月定期的に送っているわけではなく、特別なときや記念日、ボーナスのタイミングなどにまとまったお金を送っているママもいるようです。話を掘り下げてみると、家具・家電の買い替え費用、老人ホーム代など、どうしても大きなお金が必要になるタイミングで送っていることが分かります。また実親には仕送りしていないけれど、義親には仕送りをしているというママのコメントからは複雑な感情も透けて見えました。

むしろこちらが経済的にサポートしてもらってるよ！

『親の方がお金持ち』
『渡していない』
『「孫たちに」っていう名目でいただきっぱなし。一緒に食事へ行き、出すことさえ拒否られる』
『むしろもらっている。子どもが大学で一番お金かかっているから、どちらの親もすごく気を遣ってくれる。ありがたい』
仕送りをしていないと回答したママたちからは「むしろ援助してもらっている」というケースが多かったです。親に仕送りをしているかどうかは、親が現役で働いているか、健康で病気をしていないか、そして、まだ子育てにお金がかかる年代かどうかによっても、状況は変わってくるでしょう。ただ仕送りをしていないママたちに共通していたのは「むしろ親の方が自分たちより経済的に余裕があるから」、「子どもにお金がかかることを理解してくれている。だから受け取ってくれない」ということでした。あるママは、今も親から経済的な支援を受けていることに、ありがたく感じているようです。こうした感謝の気持ちが、良好な親子関係につながっている様子もうかがえました。

親への仕送りが夫婦関係にも影響する？

『3万円を25年程。勘弁してくださいといつも思う』
『両家貧乏。かれこれ14年ほど義実家に8万円、昔は11万円だった』
『仕送りが必要な家庭の人とわが子が縁がないことを祈るわ』
『格差婚はだめね。仕送りする人同士、親の支援ある同士がいいわ』
『旦那の親は困っていそうだけれど、すっぱり切り捨てる旦那でよかった』
毎月定期的に数万円の仕送りを続けたママからは「トータルで500万円以上は仕送りした」、「本当に勘弁してほしい」という悲痛な声も寄せられていました。親に仕送りをするということは自分たちの家計を削るということ。もちろん、配偶者の理解も必要ですよね。「うちの親、お金が必要だから送金するね」と相談したときに納得してもらえるのかは夫婦関係において重要になってくるでしょう。実際に旦那さんが義親に仕送りをするのを止めさせたら義親と疎遠になったというママの体験談も寄せられました。ここでママに反対して旦那さんが仕送りを続けたら、最悪の場合、離婚にまで至るかもしれませんね。今回の投稿では親への仕送りが自分の家庭の経済状況に影響をもたらすだけでなく、夫婦関係も大きく変化する可能性があることがよく分かりましたね。

文・AKI　編集・あいぼん　イラスト・Ponko