<親の努力を全否定>7歳の子がおかずを「変な味がする」と言いながら食べた。イライラする、でも…?
2024.10.09 09:30
提供:ママスタ☆セレクト
毎日、夕飯作りはたいへんですよね。今日は何にしようと悩むママもいるのではないでしょうか。家族の栄養も考えての献立を組み立てるのもひと苦労です。今回の投稿者さんは考えつくした末に、調理した料理を出したら7歳の娘さんに「変な味がする」と言われてしまったとか……。
『副菜のえのきと小松菜の卵炒め。味つけは鶏ガラと醤油。「なんか変な味する」と言われたから、「好きではないなら食べなくていいよ」と返したら「食べるけれど?」と返されてなんかイライラ。苦手な味のものを食べないことは普段から否定していないので、変な味と思うなら、「あんまり好きではない」と残したらいいのにと思ってしまった』
このような場合、ママスタコミュニティのママたちならどうするのかと聞いてみたいそう。このときは心に余裕がなかったとか。投稿者さんも余裕があればイライラしなかったし、自分が大人気ないのは理解していると反省します。わが子とはいえ、栄養のバランスを考えて一生懸命に作ったおかずを、「変な味がする」と一刀両断されたら、ママも傷ついてしまいますよね。余裕がない日ならなおさら。ママだって子どもに褒めてもらいたいところです。
同じ経験をしたママたち
投稿者さんと同じような経験をしたママたちがいました。「じゃあ食べなくていいよ」と下げてしまうというママもいて、投稿者さんに同情するようです。
『うちの子、中学生と小学生も、小松菜とかキノコはあんまり好きではないよ。だから私も少ししか皿に盛らない。1口でも食べればいいかなぁと思って。でも栄養のこととか考えてせっかく作ったのに、「変な味」とか言われると、イライラするよね』
『めっちゃわかる。だから私は仕事の日って絶対食べてくれるメニューに偏りがち。もうつけ合わせブロッコリーでいいやって毎日言っている気がする』
心に余裕があるときならまだしも、余裕がないとカリカリしてしまいますよね。小さい頃、お腹いっぱいなときに残せる言い訳として「変な味」と言っていたというママもいて、語彙力のない子どもは実はほかのことを考えている場合もあるようです。
「変な味」まずは言い方を注意する
子どもが将来、お友だち同士で食事することがあるでしょう。そのときに「変な味」と言ってしまい、角が立つことがあるかもしれません。今後のためにも、「変な味」という言い方ではなく、「私は少し苦手な味かな」「あまり食べ慣れていない味かも」など、少しマイルドに言ったほうがいいと教えてみてはとの意見がありました。
『「変な味」という言い方はやめてほしいとは言っている。私は好きではないとかにしたほうがいいよと言っている』
『私なら言い方を注意する。放っておくと、外で無意識にそういう発言してしまうからね』
『出されたものに文句言うなと小さい頃から教え込んでいる。だから変な味と言われたら腐っていないかまず心配になるけれど、そうでなければ投稿者さんと同じくイラつくよ』
苦味があったり食感が苦手だったりと、野菜が苦手というお子さんがいるのではないでしょうか。まだまだ語彙力が少ない子どもたち。そのような「苦手」を「変な味がする」と表現してしまったのかもしれません。言われた投稿者さんのイライラもわかりますが、子どもが素直な心をママにぶつけられる環境は、決して悪いものではありません。子どもが世界で一番心地いい場所が、ママのいるお家ということなのでしょうから。
変な味対策1:うまみをプラス!料理を工夫する
大人になったら美味しく食べられるけれど、子どもの頃は苦手だったという食材がママにもあるのではないでしょうか。子どもが苦手なものが少しでも食べられるよう、料理を工夫してみてもいいのかもしれません。
『うちも小4くらいでようやく小松菜とえのきの卵とじを美味しい美味しいって食べるようになったけれど、 それまでは食べなかった。鶏ガラ粉よりは麺つゆを出汁代わりに最初に入れて、炒めてから醤油で味つけして卵でとじている』
例えばにんじんが嫌いであれば、すりおろしてハンバーグに混ぜ込んではどうでしょう? またトマトが嫌いであれば、カレーに入れてみたら気づかずに食べてくれるかもしれません。
変な味対策2:子どもと一緒に味を確認する
「じゃあ残していいよ」と言うのは簡単ですが、それでは何が苦手だったのかママにはわかりません。これから子どもが美味しいと思う食事を作るためにも、どれが苦手なのか一緒に考えてもいいのかもしれません。また「変な味」と感じた食材が傷んでいる可能性もあるので、その意味でも何が変なのか聞くほうがよさそうです。
『「変な味? どれどれ」って一緒に食べてみて何の味なのか考える。小松菜は独特な味だから、いろいろ混ざっているの? となったのかな?』
『「ああ、そう」で終わりかな。次は同じ組み合わせ同じ味付けでは作らない。余裕あるなら何が変なのか聞いてみる。えのきなのか小松菜なのか、味つけなのか。そういえば息子がイカの塩辛を不気味って表現していたの思い出したわ』
『えのきと小松菜の組み合わせが変な味に感じるのかもしれない。えのきのニュルニュル感を変な味と言っているかもしれない。大人が美味しいと思えるものでも、子ども舌では変な味になることもある。私なら次に作る参考としてどう変な味なのか聞く』
味つけではなく、素材の苦味やえぐ味が苦手ということもありますよね。変な味と言うなら何が変かも知りたかったし、ほかでそういうこと言わないでほしいという思いもあったと言う投稿者さん。とはいえ「変な味」の具体的な表現は、小学生にとっては難しいですよね。
結局、娘さんは何が苦手だったの?具体的に聞いてみたら
ママたちのコメントを読んで、投稿者さんは改めて「何が変な味だった?」と聞いてみたそう。小松菜が苦かったのかと聞いたら、「野菜はおいしかったよ」と娘さん。「じゃあ、好きだと言っていたえのき?」と聞いたところ、娘さんは、「あんまり好きじゃなかったみたい! 頭痛くなる感じがした」と、小松菜ではなくえのきの食感や風味がだめだったそうです。「前は好きだったのに変わることあるんだなとわかってよかったよ」と言う投稿者さんでした。
子どもの好き嫌いは、そのときの気分や調理方法で変わることもありそうです。子どもの食事にママたちは振り回されてしまうこともありますよね。なるべく余裕を持って、何が苦手か知っておいたらいいのかもしれません。人生においてたいへん大事な食事。食べることが苦手になってはいけません。ママと子どもで美味しく食事を楽しむことが一番です。
文・岡さきの 編集・みやび イラスト・Ponko
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