<旦那と義母が猛反対>「2人目ほしい」?妻に妊娠・出産で痛い思いをさせて可哀想と感じないの?
2024.09.23 21:15
提供:ママスタ☆セレクト
出産は人生のなかでも、とても大きなライフイベントです。赤ちゃんの誕生は命がけで、ママたちはそれこそ命を削って妊娠期間を過ごし、大変な出産を経験しますよね。先日ママスタコミュニティには「男性って『出産』に対してどう思っている?」というタイトルで、こんな投稿がありました。投稿者さんは3年前に第1子を出産しましたが、当時の妊娠期間や出産が辛くて「2人目は無理」と思っていたそう。
『妊娠出産って本当に大変ですし、もし自分が男性だったら「自分の妻にこんな思いをさせるのは申し訳ない。可哀想だ」と思って、「子どもがほしい」なんて自分からは安易に口に出せないと思います。それでも妻が妊娠したら、自分から無痛分娩対応の産院を積極的に調べて「そこで産んでほしい」と、強く願うくらいの気持ちになると思います。でも世間一般の男性はそうではなさそうですよね』
最近旦那さんが2人目をほしがるようになっていることから、「2人目は難しい」と正直な気持ちを伝えた投稿者さん。しかし旦那さんは不機嫌になってしまい、ずっと口を聞いてくれないんだとか。そこで「男性って妻に自分の子どもを産んでもらうことへの申し訳なさみたいなものは、全く感じないものなんでしょうか?」と疑問を投げかけました。第1子の妊娠期間や出産が大変だったからこそ、旦那さんに産む側の大変さを想像してほしいと考える投稿者さん。他のママたちからもさまざまな意見が寄せられていました。
うちの旦那も妊娠や出産に他人事だよ!でもだからこそ思いやりが必要だよね
『妊娠期間だけでも悪阻に苦しんだり大きなお腹で過ごしたり、食事にも気を遣ってお酒も飲めなかったり、とにかく制限が多い。妊娠出産の全ての大変さを10とすると、無痛分娩で7くらいまでしか減らせないと思ってる。それすらも反対する男性がいることが信じられない。実は第1子は旦那と義母に無痛分娩を猛反対され、自然分娩での出産になった。それが今でも心のどこかでモヤモヤ要素となっている。無痛分娩には反対してくるわ、子どもは次々とほしがるわでイライラしている』
そもそも投稿者さんがこうした疑問を投げかけたのは、自分自身が旦那さんと義母に無痛分娩を猛反対された経験があるからなんだとか。出産の痛みに備えて無痛分娩を希望するも反対され、さらには投稿者さんの辛さを理解せずに2人目を求めてくるとしてイライラを募らせている様子です。
『男性は結局他人事だから調べもしないし、苦痛を知ろうともしないと思う』
『基本、無理解と思っていたほうがいいと思う。人って自分の感じたことのない苦痛は理解できない』
妊娠や出産の大変さを理解してくれない旦那さんを通して、「世の中の男性はみんなこんなもの?」と疑問を感じている投稿者さん。ママたちからは「男性はそんなものだと思う」という意見が寄せられていました。当然ながら男性は生物学的に妊娠も出産もできません。両親学級で妊婦体験なども実施されていますが、実際に悪阻や妊娠が追体験できるわけはないので、それだけでは限界があるでしょう。「人間は基本的に経験したことがない痛みや、今後感じる可能性のない苦労を想像して理解することはできない」という意見もあり、諦めの境地に達しているママたちの様子もありました。
理解はできなくても、妻への思いやりや優しさを態度で表すことはできる
『私の旦那は十月十日何も苦労しなくても、月日が過ぎれば苦労せずにわが子を抱けるものと思っていそう。口に出したら離婚レベルとわかっているだろうから言ってこないけど』
『自分が理解できないことをちゃんとわかっている人は、相手の訴える苦痛に対して否定はしない。あと経験がある人でマウント気質の人は、相手の苦痛を軽く見る傾向がある。結局その人の人となりが態度に表れると思う。妊娠出産に限らずね』
「出産の苦労はわかっていなさそうだけど、それを口に出したら私が怒ることはわかっていそう」というママのコメントもありました。たしかに想像や理解に限界があるとしても、妻への思いやりや配慮、優しさを態度でしめすことはできるでしょう。想像や理解が難しいからこそ、妻の苦労を「大袈裟だ」と否定したり、無痛分娩に反対したりせずに見守ってあげることも大事になってくるはず。「妊娠や出産に限らず、相手の苦痛を軽く見るのは性格の問題かも」といった意見もありました。
経験していないことへの想像は大変。「男性は~」と一括りにしないほうがいい
『女性は自分が妊娠出産しないと自分の子どもが持てないけど、男性は妊娠出産しなくても自分の子どもが持てるのは不平等だなと思っていた。でも最近は「男性は自分のために命をかけて妊娠出産してくれる女性と巡り合わないと、自分の子が持てない」と思っている』
『あなたも実際に産むまでそこまで大変だと思わなかったから、子どもを産もうと決めて妊娠したんでしょう。自分がそれを知ったからって「申し訳なく思え!」は違うと思う』
『私も産むまでこんなに大変だなんて思わなかった』
旦那さんへの憤りを綴っていた投稿者さん。たしかに旦那さんは投稿者さんの辛さへの寄り添いが足りないのかもしれません。しかし「子どもがほしい」という旦那さんの願いも、否定できない自然な感情でしょう。そしてこうした妊娠や出産は男性にはできなくて、女性にしかできないものです。この事実をむしろ「男性は経験したくてもできない」と考え方を変えてみると、少し見方が変わるかもしれません。女性は自分の子どもがほしいと思ったとき、妊娠や出産をできる立場だからこそ自由度が高く、子どもを持つ上での選択肢があると捉えることもできるのではないでしょうか。
またすでに第1子の経験がある投稿者さんだからこそ、実際の大変さや苦労を知っていますよね。投稿者さんもまだ経験のなかったときは、ここまで大変だとは思わなかったのでは? という指摘もありました。ママのなかには、出産時に母子ともに危険な状態になったことで、旦那さんが妊娠や出産が命がけであることを知ったとの体験談も寄せられていました。自分が痛みや辛さを経験したり、命の危険が迫る状況を目の当たりにしたりしてはじめて、男性も妊娠や出産の苦労を知れるのかもしれません。投稿者さんも旦那さんを頭ごなしに責めては夫婦仲に軋轢を生むだけでしょう。理解はできなくても出産の痛みに共感してほしい気持ちや、無痛分娩の希望を改めて伝えることで、少しでも旦那さんが歩み寄ってくれるといいですね。
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文・AKI 編集・有村実歩 イラスト・さど
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