<ママが考えた最強の持論>「義母に苦労した経験がある人は頭の回転が速く他人を怒らせない」本当に?
2024.09.13 13:25
提供:ママスタ☆セレクト
愛する旦那の母親ではあるけれども、自分とは血が繋がっていない。女性、妻、母という同じ立場を共感し合えるけれども距離感が難しい。義母とはそんな複雑で繊細な関係ではないでしょうか。ママスタコミュニティには「義理の母と闘ってきた経験がない人とは合わない」というタイトルでこんな投稿がありました。
『私は15年くらい義理の実家と敷地内同居の経験がある。同居しているママさんや、頻繁に義実家が出入りしていて義母にお世話になっているようなワーママさんとは気が合う。親と生活していると弁え方が違う。気が合うから話が早い、お互い過干渉もしない、頭の回転が速い、他人を怒らせない術がある、無駄がない』
投稿者さんは、自分と同じように義母と同居していたり距離感が近かったりするママ友でないと気が合わないと感じているそうです。そういう相手だと話をしていてもやり取りがスピーディーで、お互いのプライベートを干渉しないなどと感じるようです。この投稿に対してママたちからはどのようなコメントが寄せられたのでしょうか。
「相手に気を遣って生活することで脳がフル回転するよね」という意見
『そりゃそうだろうね。毎日何かしら気を遣って生きているわけだから。自由に干渉されずに自分の家族だけで生活している人とは、脳の回転力が違ってくるのは当たり前。義母の気を悪くしないようにフル回転している脳なんだからさ』
『考え方とか人との距離や接し方が、ふんわり気ままに生きてきた人とは違うって話でしょ』
投稿者さんの考えに賛同するママたちからはさまざまな理由が集まっていました。同居に限らずとも義母と物理的に近い距離で生活している人は、義母と微妙な距離感を保って常に気を遣ったり、相手のことを慮ったりすることが日常でしょう。そのため義母と疎遠の人とは違って「脳をフル回転させているよね」「何も考えずに生きている人とは違う」といったコメントがありました。
『親が同居で子どもの立場だったけどわかる。子どもも祖父母と同居の子は、祖父母と母親との間の微妙な関係性に空気を読むようになるし、お母さんが嫌な思いをしないように自分も振る舞おうとするから気が遣える子になるよ。ここは祖母のことを褒めておこうとか、ここはこう言っておいたほうが後々母とめんどくさいことにならないとか。子どもながらに空気を読んでいた!』
また自分自身は義母との同居の経験がなくても、子どもの立場で母親と祖母の関係を見てきたというママもいました。幼少期から嫁姑関係を見てきたことで、子どもながらに人の表情や空気を読むようになったとのこと。そうした複雑な関係性を見て育ったことが今に繋がっていると振り返っていました。
同居で苦労しなくても「頭の回転が速くて、他人を怒らせない術がある」人はいる
『あなたもすごく世界が狭い印象。「お互い過干渉もしない、頭の回転が速い、他人を怒らせない術がある、無駄がない」って普通の大人なら身につけていることだから』
『私は経験ない。でも物心ついたときから共働きの母に似ているという理由で、同居の父方祖母に母代わりに陰険なイビられ方をされながら育っている。関わり方はいろいろだよ』
投稿者さんは自分自身が義母との関係に苦労したからこそ、その苦労によって成熟した考え方や対人スキルなどが身についたと考えているのかもしれません。同じような苦労をしたからこそ、自分と近い価値観を持つようになることは、たしかにあるかもしれません。しかし「頭の回転が速い、他人を怒らせない術がある、無駄がない」という性質は、義母との関係に苦労していなくても得られるのではないでしょうか。たとえば仕事やママ友付き合い、ご近所付き合い、ボランティア活動などを通しても培われていく可能性はありますよね。また義母と疎遠だとしても関係性に苦労したり、複雑な距離感を上手に保っていたりするママも少なくないでしょう。また「本当に頭の回転が速くて無駄がないなら、うまく同居しなくていい状況に持っていくと思う」といった反論もありました。
結論:同じ経験をしたママ友とたまたま馬が合っているだけ
『あなたの同じ気持ちと経験の人に出会えるといいね。でも自分の苦労や経験が全てじゃないんだよ』
『別に相手が義理であろうが職場の人であろうが、人の性格にもよるのでは? 価値観の問題とか経験あるあるを言いたいんだろうけど。同居しているとか頻繁にお世話になっているって、見る人から見たら自立できていない印象もあるよ』
『義母はすぐ隣に住んでいるけれど、私は全く頭の回転も速くないし、他人を怒らせない術もない。無駄ばかりだし。偏見だね』
投稿者さんとしては周囲を見渡してみたときに、自分と気が合うママ友は義母との同居や頻繁なコミュニケーションをしている人が多いのでしょう。そのため自分自身の経験として、自分と同じような苦労をしているママの性格や考え方、人との距離の保ち方に言及していました。しかしこの考えが行き過ぎると、「同居していないママは、自分とは違うタイプだから気が合わない」と切り捨ててしまうことにもなるのではないでしょうか。
「私は敷地内同居だけど頭の回転は速くないし、他人を怒らせない術も持っていないよ」と投稿者さんの考えを疑問視する声や、「自分の苦労や経験が全てじゃないよ」として、視野をもっと広く持つことをアドバイスするママもいました。義母との同居や関係性に苦労していることで、そうではない他人を「ずるい」「甘ちゃん」と捉えたり、自分のことを優れていると感じたりすることはあるかもしれません。しかしだからといって、自分と同じ経験をしたママが自分と同じ価値観や性格を持っているとも限らないのではないでしょうか。もちろん投稿者さんが自分のなかでそう感じている分には悪くないこと。しかしそれを口外すると無意識のうちに誰かを傷つけたり、不要なトラブルを起こしたりするかもしれません。少し慎重になったほうがいいかもしれませんね。
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文・AKI 編集・有村実歩 イラスト・マメ美
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