<怒ってもただ褒めてもダメ>小学校低学年の子どもの字が乱暴。親が何をしたら丁寧に書くようになった?
2024.08.23 09:30
提供:ママスタ☆セレクト
小学生になると宿題で文字を書く場面も増えますが、まだ字を整えて書くことが難しかったり、読みにくい字を書いたりすることもあるでしょう。それでも丁寧に書こうとする様子があればいいのですが……。ママスタコミュニティのあるママから、こんな相談がありました。
『小2。宿題の字が乱暴で、何度も書き直しをさせているけれど直らない。漢字も平仮名も数字も何もかも雑で、その字を見ると本当に腹が立つ。直しなさいと言うと、ため息をついてだるそうにするのもまた腹が立つ。「最初からきれいに書けば終わる時間も早くなるよ」と何度も言っているけれど変わらない。どうしたらいいんだろう』
小学2年生のお子さんは宿題はするものの、とにかく字が乱暴なのだそう。あまりに雑な字だと、先生が読めずに不正解にされてしまったり、丁寧に書くように指導されたりするかもしれません。投稿者さんもどうして綺麗に書けないのかとイライラしてしまっている様子です。怒りたくなる気持ちもわかりますが、そんな投稿者さんにママたちからはさまざまなアドバイスが寄せられました。
怒ってばかりでは勉強をしなくなるかも
『ほどほどにね。あまり怒りすぎると勉強自体が嫌になるかも』
字を丁寧に書かないことに加えて、注意をして不貞腐れたような態度を取られると、親として頭にくることもありますよね。つい強い口調で怒ってしまうこともあるでしょうが、あまり厳しく言うと勉強を嫌いになってしまう恐れもあります。それでは今後の学習に影響が出てしまうので、あまりイライラせずに見守る場面があってもよいかもしれません。
字を綺麗に書けるようにする方法
手本を見せる
『うちもそうだったよ。直しなさいだけではなく、投稿者さんが手本を書いてあげるとか。スローステップでここだけは綺麗に書こうなど、書く範囲を狭くするとか』
雑に書かれた字を見ると書き直しさせたくなるものですが、子どもは丁寧に書かれた字のイメージがついていないのかもしれません。そこで投稿者さんがお手本を書いてみてはいかがでしょう。そうすれば、子どももそれを真似て丁寧に書くようになるのではないでしょうか。また最初からすべてを丁寧に書くのではなく、少しずつ直していくようにするとゴールが見えやすくなり、子どもも取り組もうと思うかもしれませんね。少し時間はかかるでしょうが、焦らずに対応することも大切になってきそうです。
習字をさせてみる
『習字に通わせてみたら? 硬筆も毛筆もやるから綺麗に書けるようになるよ!』
習字では字をゆっくり丁寧に書くことを教えてくれるでしょう。それによって綺麗な字が書ければ、子どももこうやって書けばいいのかと理解するかもしれません。それを普段の学習に取り入れると、丁寧な字が書けるようになりそうです。
丁寧に書く意味を教える
『子どもが小学生のときは私も旦那も「もう少しなんとかならないのか」みたいに言っていたけれど、本人は直す気ナシ。本人のなかで字を綺麗に書くメリットが見出せないんだよね』
『本人に綺麗に書きたい! という気持ちがないと無理だよ。結局は本人が書かないといけないのだから』
小学2年生の子どもにとっては宿題を早く終わらせることが重要で、字を丁寧に書くのは二の次なのかもしれません。その背景には字を丁寧に書くことの意義を見出せていないこともあるかもしれませんね。目的や意義がわからないままだと、わざわざ丁寧に書かなくても……と思ってしまうのも頷けます。
『うちも一緒。中3受験生になり、「今まで言っても結局変わらず、試験で読めなくて減点されて志望校に落ちたら、泣くに泣けないね」と話していたら現実味を帯びたのか、下手なりに丁寧に書くようにはなった』
投稿者さんのお子さんも今後、字を丁寧に書くことの大切さを理解したときに変わるかもしれません。あるママのお子さんは、受験を迎える中学3年生で気づいたとのこと。丁寧に書こうと思うタイミングは子どもによって違うでしょうが、本人の気持ち次第なのかもしれませんね。
丁寧に書けたときが改善のチャンス!?
『宿題は殴り書きだったけど、今大切なものが入っている空き箱に「開けるな」と綺麗に書いていて、さらに腹が立ってきた』
投稿者さんのお子さんは相変わらず宿題の字は雑ですが、大切なものに関しては丁寧に書いているとのこと。もともと丁寧に書けないのではなく、丁寧に書くときと書かないときを分けているのかもしれません。そこで丁寧に書いたときに思い切り褒めてみてはいかがでしょうか。
『腹を立てないで、その字を褒めてあげて』
『うちの子は丁寧に書いたことを褒めていたら、徐々に綺麗な字になってきた』
自分の大切なものには丁寧な字を書けるとなれば、「それならいつでも丁寧に書いて!」と親は思ってしまうかもしれませんね。でもママたちからはそれをチャンスと捉えて、「丁寧に書けた字を褒めてみては?」とアドバイスがありました。子どもは親から褒められると、また丁寧に書こうとするのではないでしょうか。その繰り返しでだんだん丁寧に書く習慣がつくかもしれませんね。まだもう少し時間がかかり、投稿者さんの我慢も続くかもしれませんが、少しずつ改善されていくとよいですね。
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文・こもも 編集・有村実歩 イラスト・よし田
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