＜老害のサイン？＞年を取って性格がキツくなった旦那。若いころは悪口なんて言わなかったのに……

付き合っている頃や結婚当初と同じような関係性ではなくなっていくのが、夫婦の常かもしれません。年齢を重ねたり環境が変わったりして、個人の性格も変化していくことがありますよね。先日ママスタコミュニティには「歳をとって性格が悪くなった」というタイトルで、旦那さんの性格に関するこんな投稿がありました。投稿者さんの40代の旦那さんは、最近他人のことで文句を言うことが増えたそうです。
『若い頃は穏やかで人の悪口をほとんど言わない人だったのに、ここ数年テレビを見ていると芸能人を見て「老けたなー」とつぶやいたり、数年振りに私の友達に会ったあとに「何か感じが変わったよね、老けたと思った」と私に言ったりと人の外見のことを言う。あとは電車に乗っているときにうるさいおばさんたちがいて、「ずっと喋っていてうるさかった」とか。仕事や身近な人の悪口や愚痴は滅多に言わないからまだいいほうなのかもしれないけど、外見のことを言っているのは気分が悪いし、年とともに性格が悪くなっていくとしたら嫌だなと。皆さんの旦那さんはどう？』
芸能人の容姿や身近な人の愚痴などを言う機会が増えたという投稿者さんの旦那さん。昔は穏やかで人の悪口をほとんど言わなかったそうですから、投稿者さんが不快な気持ちになるのは自然なことかもしれませんね。「このまま年を取っていくにつれて性格が悪くなっていくかも」と旦那さんの性格についても危惧していました。この投稿にママたちからはさまざまなコメントが寄せられました。

男女差はある？自分でも老いを感じて他人を嫌悪しているのかも

『女性は穏やかになっていくイメージだけど男性は偏屈頑固になるのかな？』
『男性はそういうことが多い気がする。自分は棚に上げて他人のことばかり悪く言っているよね』
若いときは優しくて穏やかだったのに、おじさんになっていくにつれて怒りっぽくなったり愚痴が多くなったり。そんなふうに父親や旦那さん、職場の上司などに対して思うことはないでしょうか。今回の投稿でママたちからは「年を取ると女性は穏やかになるのに男性は頑固になっていく」「男性は自分のことを棚に上げる人が多いよね」と男女差について言及している人がいました。しかし一方で「おばさんでも性格がキツい人もいるよ」というコメントも。今回の件について単純に「男性だから仕方ない」と結論づけるのは適切ではないかもしれませんね。
『旦那さんも年を取っていろいろ劣化してきて、自信がなくなってきているんだろうね。老いも若きも他人をけなして、自分と近いレベルまで引きずり下ろしたいのは本能なのかも』
『もともと性格は悪かったけど、若いうちは人からよく見られたい、変な奴と思われたくない気持ちのほうが勝っていた。でも年を取ったら「人からどう思われてもいいや。好きに生きよう」と本来の自分に戻ったんじゃないかな？』
投稿者さんの旦那さんが他人の容姿や老いについて言及するのはなぜなのでしょうか。「自分も老いていることを自覚しているから、他人の老いも目について嫌悪しているのでは？」と予想しているママがいました。またもともと今のような性格だったけれども、これまでは上手に隠せていただけという可能性も。年齢を重ねていくにつれて誰かによく思われたいという気持ちが薄れてしまい、自分の思ったことをそのまま口に出してしまっているのかもしれません。ある意味より自分らしく生きられている、そう考えると旦那さんの言動もそこまで悪いものではないのかも……？

みんなの旦那さんは結婚してから性格が変わった？

『モラハラがパワーアップしている。他人の悪いところばかり気になるみたいで愚痴っぽい』
『更年期かな。ちょっとしたことで怒りやすくなったり』
『お喋りになった』
ママたちの旦那さんも年齢を経て性格が変わっているのでしょうか。コメントには「モラハラが加速している」「怒りやすくなった」「愚痴っぽくなった」「お喋りになった」といったエピソードが寄せられていました。投稿者さんの旦那さんのように、他人のことが気になったり何かと文句を言ったりすることが増えた人も少なくない様子です。
『結婚当初から一貫して性格きつい』
一方で「結婚当初から性格がキツかった」というコメントも。性格は特に変わっていないという旦那さんもいるようです。筆者の旦那も出会ったときから愚痴っぽかったり怒りの沸点が低かったりしていました。出会って10年以上経った今もその性格はまったく変わっていません。しかし当時はそんな旦那のことを「正義感がある」と感じていました。しかし結婚生活も長くなるとそれが「すぐに怒ってうっとうしい」とネガティブな点に思えてくることも……。今回の投稿者さんの件も、実は旦那さん自身は変わっておらず、投稿者さんの捉え方が変わった可能性もあるのではないでしょうか。

外で言わずに家のなかだけならマシかも。ときには指摘してあげるのも大事

『うちも。「疲れているのかな」と思っている。仕事が忙しそうだし、余裕がなくて世間に揉まれて擦れてきて、思わず文句が出ている感じ。家族だから注意するけどね』
『奥さんには本音がポロッと出ただけじゃない？　外で言ったらアウトだけど家のなかは自由じゃない』
『うちも「こうやって老害ができていくんだな」と思っている。会社だと出世して苦言を呈する人がいなくなっていくじゃない？　あれが大きいと思うわ。うちは子どもがツッコミを入れたり私も「クソジジイになっているね」と言っちゃう』
投稿者さんは旦那さんについて年を取って性格が悪くなっているように感じています。しかし加齢によって性格が変わったり、もともと持っていた性格がより濃くなっていったりするのは、ある意味では仕方のないことでしょう。また仕事が忙しかったり立場が偉くなって誰かに注意されることが減ったりと、外部の影響を受けている可能性もあるかもしれません。ただ人格ができあがった中年以降の男性の性格を今から変えようとするのも難しいですよね。

ママたちのなかにはそうした旦那さんの性格の変化を受け入れつつも、注意や指摘をしている人がいました。他人の文句や悪口を家のなかだけでなく、職場や外でも言うようになったら話は別です。他人を不快にするようなことがあれば家族としてはしっかり注意しなければならないでしょう。「昔はあんなに優しくて穏やかだったのに」と旦那さんの変化に悲しくなる気持ちは当然です。ただこれからも一緒に生活していく妻ができることは、その変化を受け入れつつ、ときには本人のために指摘してあげることではないでしょうか。

文・AKI　編集・有村実歩　イラスト・Michika