＜2歳児の許容範囲＞汚い手で絵本を触り、ベッドは食べこぼしでいっぱい。よその子どもに注意する？

一緒に子どもを遊ばせながら、話に花を咲かせるママたち。子ども連れでママ友の家にお呼ばれすることはありませんか？　また子どもも一緒にどうぞと家に招いたことのあるママもいるかもしれません。でも呼んだ子どもがお菓子やジュースをこぼして床を汚してしまうこともあるでしょう。おもちゃを壊してしまうこともあるかもしれません。かといって招待した側があまりに叱り過ぎてしまうと、場が白ける場合も……。予測できない子どもの行動に、どこまで制限を設けますか？
『子どもを連れて、友だちの家に遊びに行くことがあると思うのだけれど、どこからわが子をとめる？　また招いた側だったらどこまで許せる？　たとえば汚い手で絵本を触るとかおもちゃ踏むとか、食べながらウロウロするとか』
今回、投稿者さんは遊びに来られた側だそうです。「怒ったりはしていないけれど、もうちょっとお菓子触ったあとの手とかこまめに拭いてよー！　食べこぼしやばいよー！　おもちゃ踏んでいるよー！　自由に部屋行き来しすぎー！」と心の中で思った投稿者さん。自分が神経質なのかと投稿したそうです。とはいえ「まだ2歳だし小さいから仕方ないんだけれどね」とある程度理解はしているようです。

私の感覚ではアウト

ママそれぞれでセーフとアウトの線引きは違うのではないでしょうか。ではママスタコミュニティのママたちはどんなことからアウトだと思うのでしょう。経験談を元にコメントしてくれたママもいました。
『全部ありえない。私は、裸足で家に上がってこられるのすら無理！』
『全てなし。というか自分の子が自宅でしていても注意する。実家を建て替えてみんなで集まったとき、2歳の姪っ子がいくらを手づかみで食べて、そのまま手を壁にベタッと擦りつけているのを見て、絶対にわが家に呼ばないと決めた』
投稿者さんの疑問点をすべて肯定するママたち。汚れた手で私物を触られたり、食べ歩きをされたりするのは、抵抗があるというママは少なくないようです。やはり食卓以外の場所を、食べものでベタベタの手で触られたくはありませんよね。おもちゃの細かい部品まで入り込むと濡れ布巾も届きませんし、絵本などに食べものがついたら取れません。わが子なら叱れるけれど、ママ友の子どもをむやみに叱る訳にもいきません……。危ない遊びをしていたらまだしも、手がベタベタだからと布巾を持って「こらっ！」とは言いづらい。グッとこらえて、「これくらいのことじゃあ人なんて呼べないもの。気にしないで」と言ってしまいそうです。

2歳なら仕方がないのでは？躾をしている最中だから

2歳はまだしていいこと、悪いことの区別が難しい年齢ともいえます。それなら多少のことは仕方ないのかもしれません。少々のことは目をつむるというコメントもありました。
『2歳の子なんて次から次へと突拍子もないことするから、いくら親が注意してもやっぱり「汚すな」は難しいよ。ずっと追いかけてしてたら話すこともできないし、何しにお互い集まってるのか分からないから招く側も多少の覚悟は必要』
『2歳なら仕方がない。今まさに躾をしている最中だから。よそのお宅では、親も子も勝手が違うしね。そこらへん許容できないなら、子どもは招かないほうがいいよ。招いた客が頻繁に子どもを制止したり叱ったりするのも見たくない。気分悪い』
投稿者さんはわが子に注意するのもイヤミかと思い、あまり注意できなかったそう。「テンションがあがってか、寝室に行ってベッドによじ登ってるのを見たときは、他人の子ながらぶん殴りそうだった」と言います。なかなか穏やかとは縁遠い気持ちで、怒りと絶望でいっぱいといったところでしょうか。確かに夜寝るときに、寝具にお菓子の食べこぼしがあったら、ゆったりとした気持ちが吹き飛んでしまいそうです。

とはいえ投稿者さんも、ママ友とのおしゃべりや友だちと楽しく遊ぶわが子を見て楽しかった気持ちもあるのでしょう。イライラする気持ちとないまぜになって、モヤモヤした気持ちが生まれてしまったのかもしれません。お友だちを呼ぶ場合、投稿者さんのなかでここまではセーフ、ここからはアウトといった線引きをしておいたらよかったのではないでしょうか。線から出てアウトなことは、それとなくたしなめてもよかったのかもしれません。お子さんはまだ2歳とのこと。子育てはこれからです。年齢があがっていくにつれて、アウトなことも変わっていくでしょう。そのときのためにもここからは口を出すという「境界線」を考えておくといいのかもしれません。

文・岡さきの　編集・みやび　イラスト・Ponko