<自分ファーストな夫>いざ、反撃「今すぐ帰ってこい!」義姉の怒声にビクビクする夫【第5話まんが】
【第1話】から読む。
前回からの続き。私はサワコ、30代後半の主婦です。夫のテッペイとの間には小学4年生の息子が1人。家族3人で仲良く暮らしている……と言いたいところですが、家事も育児もノータッチのテッペイにはモヤモヤ。そのテッペイが突然「明日、オレは出掛けるけど、姉ちゃんが来るから。簡単なものでいいからお昼をご馳走してやって」とひと言。どうしようかと悩んでいたところに、義姉であるアイカさんから電話がきました。テッペイの振る舞いに憤るアイカさんは、ある“作戦”を思いついたようですが……?
さっきまで鼻歌を歌っていたテッペイの顔がみるみる不機嫌になります。テッペイはため息をつきながら私に向き直りました。
テッペイは「しつこい。もう昨日決まった話だったろ? オレは出かける、姉ちゃんたちは来る、サワコはちゃちゃっと簡単な物でも作ってやる。どうってことないだろ。何が不満なんだよ」と自分勝手な言い分です。私は、反論したい気持ちをグッと堪えていると、テッペイは「じゃ」とひと言だけ言って出ていきました。本当に許せませんが、今日は心強い味方がいます。そう、アイカさんです。
インターホンが鳴って、アイカさんたちがやってきました。
これは、「大人の都合で子どもたちを空腹にさせるわけにはいかない」というアイカさんの配慮でした。子どもたちはすでに大人たちよる作戦が始まっていることなんて知らない様子で楽しんでいました。
子どもたちはゲームをするために「僕の部屋へ行こうぜ!」と、言って2階へ行きました。そのあと子どもたちがゲームを持っていなくなると、アイカさんはテッペイに電話をかけます。テッペイはすぐに電話に出ました。
スピーカーホンからはテッペイの情けない声が聞こえてきます。アイカさんは言葉こそすごい勢いでしたが、茶目っ気たっぷりに私にウインクをしてきました。思わず私も笑ってしまいそうになります。アイカさんの怒る声を聞いて、慌てふためきながら帰ってきたテッペイ。いつも私に威張り散らしているテッペイが小さくなっている様子は、正直なところ見ていて爽快でした。するとテッペイは私に向かって……。
激昂したテッペイが私のことを「お前」と呼んだとき、ぴしゃりと叱り飛ばしてくれたアイカさん。いつも言われるがままにしかできない私にとって、まさに救世主のよう。私は思わず、「勝手に苦手意識を持って、今まで避けていてごめんなさい」と心の中で頭を下げるのでした。
【第6話】へ続く。
原案・ママスタコミュニティ 脚本・motte 作画・ちょもす 編集・横内みか
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