

<中学生で育児は終了?>子育ての終わりはいつ?わが子をずっと見つめてきた目を、離すとき
2023.03.31 17:35
提供:ママスタ☆セレクト

「育児」と聞いてパッとイメージするのは、就学前くらいまでの子どもがいる光景かもしれません。子どもが中学生・高校生にもなれば、広い意味では”育てている”のでしょうが、「育児」ではないような気がする人もいるでしょう。
『ママ友が「中学生で、育児は終わり」と言っていた。「あとはお金を出すのみ」だって。高校には行かせないってこと? 意味がよくわからない』
こんな投稿がママスタコミュニティにありました。
「育児」なのか「子育て」なのか。結局どっち?
ママ友さんは「自分の未来は自分で決めさせるから、中学生で育児は終わり」と言ったのだとか。一方で投稿者さんは「大学卒業までが子育て。その子によっては卒業しても心配な場合がある」と考えているとか。「高校生になっても、まだまだ親の関わりは必要」といいます。
「意味がよくわからない」という投稿者さんに対し、ママ友さんの言葉の真意を説明してくれるコメントが届きました。
『親としてお金は出すから、あとは自分の意思で考えてやっていきなさい、という意味じゃない? 私も息子が高校に上がったとき、「これからは教科書1冊にも、すべてにお金がかかってるんだよ」って話はしたな』
『ある程度自分で考えて決めさせるってことじゃない? まったく何もしないという意味での育児は、終わりじゃないでしょ』
ママ友さんが言いたかったのは、「子どもの言動に、もう口出ししない」という意味ではないでしょうか? コメントのなかには「”手を離せ、目を離すな”の時期から、”目を離せ、心を離すな”の時期になるってことよね」と、よく使われる言葉を用いて説明してくれたものもありました。
話がややこしくなってしまっているのは、「育児」と「子育て」という言葉が混同しているせいかもしれません。
『いつまでわが子を幼児だと思っているの(笑)』
『「育児」ってもっと手のかかる、幼稚園未満の場合だと思う。「子育て」は高校卒業するまで続くと思うけど』
「育児」は乳幼児を相手に、身の回りのお世話をするようなイメージではないでしょうか。辞書的な意味でも、「育児」は乳幼児期の子どもを育てることを指すようです。
小学校低学年くらいになれば、ひと通りのことは自分でできるようになる子が多いでしょう。それ以降は「育児」というよりも、「子育て」のニュアンスになるのかもしれません。
参考:広辞苑第七版「育児」
「子育ては中学生まで」と考えるママは少なくない。ただ?
では「子育て」がいつまでかということに対しては、投稿者さんとママ友さんの間で考え方が違うように、家庭によってさまざまな意見があるようです。
『子を育てるという意味では、小学生・中学生まで。あとは「子を見守る」だね』
『小学校低学年で、子育ては終わりかな。そして子に関わるのは死ぬまでよ』
『高校生は自分で決めることが多くなるので、もう子育てではないのかなと思います。親なので必要時に相談に乗ったり、金銭面は支えますが』
比較的多かったのは「中学生で子育ては終わる」という、投稿者のママ友さんの意見と同じものでした。義務教育が終わり、場合によっては社会に出て働く子もいることを考えると、たしかにひとつの目安になりそうです。
環境によっての違いもあるようです。
『子どもがスポーツをしているから、高校までは確実に親のやることが多い。大学になっても続けるだろうから、甘い親なのは承知で、そこでもサポートするつもり。私的にはまだまだ中学生では終わらないな』
『不登校になったらどうするの? 親の出番バリバリだよ』
本格的にスポーツをしている子であれば、親がサポートが求められることもありそうです。さらに不登校やメンタル面でフォローが必要な子であれば、いくら中学生・高校生でも「本人に任せる」と距離を置くわけにはいきません。
投稿者さんは「うちの子たちは、高校生になっても手を離せそうにない」とか。子どもの性格によっても違ってくるのでしょう。
高校生からはフォロー役。まずは親のほうから子離れする意識を
「そろそろ子育て時期は終わりだな」と感じているママたちからのコメントも、ちらほらありました。みなさんそのあたりを、どんなふうに考えているのでしょうか。
『私も中学生で終わりだと思う。あとは子どもが助けを求めてきたときにフォローして、教育費用をしっかり用意すればいい』
『未来を決めるのは、もちろん子ども自身。親は必要に応じてお金を出したり相談に乗ったりするだけ』
高校生くらいからは困ったときに脇からフォローしてあげることが、親の役割のメインとなりそうです。さらに社会人になり自分でお金を稼ぐようになるまでは、当然ながら金銭面でのサポートも必要ですよね。
『うちも中学生までで「子育ては終わったな」と感じたよ。高校生からはあれこれ口出ししないし、お互いの信頼関係のもとにひとりの”プレ大人”として接している感覚。もちろん好き放題にやらせているわけではないけどね』
「高校生になったら部活やバイト・遊びで、夜寝るだけに帰ってくる感じになった。もうただの同居人」などという声もありました。先ほど「関わりは死ぬまで続く」というコメントがありましたが、関わりが続いていくなかで中身が大きく変化していくようです。
『親のほうが「ここからは子どもの人生」と思って手を離さないと、子どもはいつまでも子どものままだと思う』
『高校生って幼児の頃からいろいろなことを教え続けた結果が、少しずつ出る時期だよね。あとはスムーズに自立できるためのサポートを、親はするだけ。うまくできなかった家庭が、いつまでも親離れ子離れできないのかも』
世のなかにはなかなか親離れ子離れできない場合もあるようですが、まずは親が手を離す覚悟をしなくてはいけないようです。そのために反抗期がある可能性もありますね。いつまでも従順でかわいいわが子のままだったら、親はどうにも離れがたくなってしまうでしょうから。
「手を離せそうもない」という投稿者さんですが、ひょっとするとお子さんのほうではその準備ができているかもしれませんよ。高校生になったからといって突然変われはしないでしょうが、今から少しずつでもその心構えをしておく必要はありそうです。
文・鈴木麻子 編集・千永美 イラスト・マメ美
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