

<真心のある関係とは>ご近所さんとのお付き合い。“ほどよい距離感”ってどのくらいなの?
2022.04.03 10:20
提供:ママスタ☆セレクト

どんな場所に住んでいたとしても、切っても切り離せないのが「ご近所付き合い」。1人暮らしのときは「アパートの両隣に、どんな人が住んでいるか知らない!」なんてママもいたでしょう。しかし家庭を持った今なら、ご近所さんと顔を合わせれば挨拶し、ちょっとした世間話をすることだってあるはず。今回ママスタコミュニティで話題になっていたのは「ご近所付き合いの程度」について。家が近いもの同士はやはり、仲良くすべきなのでしょうか?
むしろ逆!ご近所さんほど“挨拶程度”
『挨拶だけのご近所さんが1番ラクよ』
『挨拶だけしておけば問題なし』
『ゴミ捨てなどで顔を合わせれば挨拶したり、軽く世間話をするくらい』
『挨拶して「暑いね」「寒いね」くらいしか話さないよ』
コメントを寄せてくれたママの大多数が「ご近所さんとは深入りしない」ようにしているとのこと。挨拶や天気の話といった世間話を軽くする程度というものでした。どうしてなのでしょうか?
ご近所さんと深入りしない理由は?
何かあっても簡単に距離を置けないから
『親しくなってからイヤな部分や無理と感じることが多くなってきても、ご近所じゃ距離も置けないよね』
『うちの近所に家族ぐるみでバーベキューするほど仲良し家族がいたけれど、何かあったのか今では口をきいていないっぽい』
賃貸物件なら別ですが、マイホームを購入した場合、今住んでいる地域が「永住の地」となってもおかしくないはず。そりが合わなかったり、苦手だと感じても、ご近所だからこそ逃げ場がないですよね。会わないようにしたとしても、地域のイベントやゴミ捨て場で顔を合わせることだってあるでしょう。そんな気まずい思いをしないために、最初から深入りしないようにしているのですね。
ご近所ゆえに言い出せないことが増えそう
『新興住宅地に家を買った友だち、周りの家も子どもが小さくて家族ぐるみで仲良くしているらしいけれど、仲がいいからこそ指摘しにくかったりもめごともあるみたい』
筆者の友人にも、新興住宅地に家を購入した人がいます。近くに住む人もみな子育てファミリーなので、友人も「賑やかで楽しそう」と感じていたそうですが……。いざ住み始めると袋小路の住宅街。住民以外の車の行き来はほとんどありません。それゆえ「自宅近くの路上=車が来なければ子どもたちの遊び場」状態に。
学校から帰宅するなり、子どもたちは路上でボール遊び、親同士も井戸端会議が始まる。いわゆる「道路族」のような状態なんだとか。車の近くでボール遊びをされることも多く、車が傷つけられるのではないかと日々ストレスを感じているそうです。本当は苦情を言いたいそうですが、今後住みにくくなりそうなので我慢をしているようです。同世代の子どもがいる家庭が多いのも善し悪しなのでしょうね。
仲良くしていたご近所さんとトラブル発生
『以前近所のママ友付き合いがあったよ。基本的に常識的な人が多かったんだけど、1人だけ日常的にわが家で遊ばせるママがいて毎日ストレスだった。幸いそのママが引越してくれて平穏な日常に戻ったんだけど、ご近所さんとはほどよい距離が1番だと感じたよ』
家を行き来するようになると、途端に距離が縮まるような気がします。そして距離が縮まれば縮まるほど、注意もしにくくなりませんか? 相手の気持ちを考えず、自由に振る舞うママにはストレスが溜まるいっぽうですよね。
『偶然友だちが近所に引越してきた。元々友だちだし、トラブルなんてないと思っていたけれど、友だちのせいで町内会などで私だけが損をすることが何年も続けて起こった。その後友だちは引越して行ったけれど、今となっては疎遠。友だちでもご近所はツラい』
きっと友だちが越してきたことを知った際には、「いざというときの心の支えが近くにいて嬉しい!」と感じたはず。しかしふたを開けてみれば、友だちの本性を知った……とまではいきませんが、なんだかガッカリしてしまう流れとなったようです。友だちですら、ご近所同士となると厳しいのでしょうか……。
ママたちが考える、ご近所付き合いの極意とは?
ご近所さんとは深入りしないようにしているママも多いようですが、では一方で、ご近所付き合いで大切にしているのはどんなことなのでしょうか。
挨拶だけはしっかりと!
『顔を合わせれば挨拶だけはきちんとするよ。「あの人挨拶もしないわ」なんて思われたくもないし、噂されたくもないし』
挨拶をしてもそっけない人や無視をする人に出会うと、あまりいい印象は受けないですよね。挨拶をされてイヤな気持ちになる人はきっといないはず。せっかくなので元気に挨拶しておきましょう!
町内会の役員仕事はきっちりこなす
『役員になってしまった年はうまいことやり過ごすようにしている。与えられた仕事はきっちりとこなし、周りの人との会話は当たり障りのないよう。とにかくそつなくこなす』
町内会に入った場合、いずれは持ち回りでやってくる役員当番。ご近所さんと顔を合わせる機会が増えるからこそ、そつなく任期を終えたいものです。今後の深いお付き合いに発展しないよう、いい顔をしすぎないのもポイントなのだとか。
ちょっと珍しいかも!?筆者宅のお隣さん
筆者にもご近所さんとの思い出があります。以前筆者は旦那と2人で賃貸物件に住んでいました。お年寄りばかりが住む一軒家だらけの地域の真ん中にポツンと、私たち夫婦が暮らす賃貸物件が建っていました。地域の人はみな気さく。特に私たち夫婦によく接してくれたのが、隣の一軒家に住むおばさまでした。
ありがたい距離感
ご夫婦そろって定年退職、お子さんは社会人で実家を出ており、夫婦2人で生活されていました。私たち夫婦に子どもが生まれることを知ると、大いに喜んでくれたのです。出産してからも、季節の野菜や果物をドアノブにかけLINEで知らせてくれたり、ときには子どもたちの通院のために車を出してくれたり。子どもたちや私たち夫婦を“ありがたい距離感”で見守ってくれたのです。
お隣さんとのお別れ、その後
マイホーム購入を機に、おおよそ4年住んだ賃貸物件から引越しすることになりました。引越し当日、お隣さんは「引越しがはかどるでしょ」と、筆者の双子男児を快く預かってくれ、オムツ替えはもちろんのこと、子どもたちと私たち夫婦の昼の食事まで作ってくれたのです。ここには書ききれないほど4年間でお世話になりっぱなしでした。実は私たち夫婦は、揃って実家が遠方。なかなか来ることができない私たちの両親に変わり、気にかけてくれていたのだとか。今はなかなか会える距離にいませんが、年賀状のやり取りは毎年欠かさずにおこなっています。
もしものときにコミュニケーションがとれるように
控えめでありながらも支え続けてくれたお隣さんの存在。わが家のお隣さんは珍しいケースなのかもしれません。現に引越し先の新居では、私たち家族も、挨拶程度の“ほどよい距離感”でご近所さんと接していますし、きっとこの先、あのお隣さんほどのお付き合いはないと思います。
しかし、たとえば災害や何かしらのトラブルに見舞われたとき、ご近所さん同士で助け合うことも出てくると思うのです。多くのママたちが言うように、深く付き合う必要はないかもしれませんが、“もしものときに必要なコミュニケーションが取れるくらいの距離感でのお付き合い”は大切になってくるのではないでしょうか。
文・吉岡可奈 編集・Natsu イラスト・善哉あん
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