育児のこだわりを捨てたら楽になったことエピソード
子どもが産まれると「この子のためにたくさんのことをしてあげたい」と親なら誰でも一度は思ったことがあるのではないでしょうか。元気でいてくれればいい、と思うと同時に、何かしてあげたいと思ってしまうのも親心ですよね。とはいえ、その気持ちが加速しすぎると自分で自分の首をしめてしまうことも。ここでは育児のこだわりを捨てたら楽になったというエピソードを聞いてみました。
通園バッグなどを手作りにしない
「子どもの通園バッグや鍵盤ハーモニカケースは全部自分で手作りしないと! と思って張り切っていたこと。布屋さんで布を選んで作って……。でも私はもともと縫い物が苦手だから、全然楽しくなくて毎回ストレスだった。思い切って既製品を買うことにしたらノーストレスに! 子どもにも『どれにする?』って聞いて選ばせてあげたら罪悪感も減った。あと、既製品は私が作ったものよりも丈夫!」(30代/IT)
▽ バッグなど必要なものを手作りするのは、時間も手間もかかるもの。手作りのほうが愛情がある……なんて声を聞くと既製品に罪悪感を持つこともあるでしょう。しかし最近の既製品は丈夫でかなり頑丈です。可愛いキャラクターものもたくさんあるので、子どもが喜んでくれることも多いでしょう。
きっちり分量を量らない
「子どもが離乳食を始めたときに、何をどれくらいの量あげたらいいのかわからなくて本ときっちり同じ分量を与えていたこと。食べてくれないからそれがストレスで仕方なかった。でも、それを保健師さんに相談したら、子どもの体質も体格も違うんだから、食べる量だって違うのは当たり前。ちゃんと発育しているから大丈夫って言われて、分量にこだわるのをやめた。そしたらすごく楽になったなぁ」(30代/公務員)
▽ 分量をきっちりとこだわっていたら、ストレスに感じたそう。子どもの体質を考えながら目分量にしたことでストレスから解放されたそうです。
テレビを見せてもいい
「テレビやYouTubeが子どもの脳に与える悪影響、みたいな記事を読んでから絶対に見せないようにしようと思っていたけど、家事をやるときとか、疲れたときにはやっぱり便利で。一度使ってみたら、自分の時間がとれてすごくほっとした。そしたら子どもにも笑顔を向けられるようになったから、私の育児にはテレビが必要だなって思う」(30代/看護師)
▽ テレビは見せないほうがいい、とは言われますがテレビがある時代に見せないまま育児をするのはなかなか難しいもの。親だって息抜きしたいですよね。
叱ってもいい
「育児書を読んで、叱らずに子どもに寄り添う育児を目指してきたけど、毎回叱っちゃって子どもの寝顔を見て後悔して……ってことを繰り返していた。でも、私だって人間だし、叱っちゃうときくらいあるな、っていったん自分を受け入れたら、逆に子どもを叱る回数が減った。そりゃあ、まったく叱らないほうがいいのかもしれないけど、無理だからさ。適度にやっていく」(30代/保育士)
▽ 子どもを叱ることもときには必要です。叱ったことを後悔するくらいなら「私だって人間だもん」と振り切ってしまったほうが楽かもしれませんね。
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