【前編】「3歳のときに別れた娘に会いたい」涙ながらに語る母親。しかし「身勝手すぎる」と厳しい声が
2021.02.25 17:30
提供:ママスタ☆セレクト
自分が産んだ子どもは想像以上に可愛く、片時も離れたくないと思うママさんも多いのではないでしょうか。四六時中一緒にいたり、反抗期などを迎えれば「ちょっと離れたい」と思うこともあるのかもしれませんが、いざ数時間離れるだけで子どもの顔が浮かんできてしまうのが親というもの。しかし今回の相談者さんは、かけがえのない娘さんと9年間離れているそうです。
『自分勝手だし都合がいいのはわかっているけれど、置いてきた子どもに会いたい。娘が3歳のときに私は自分の都合で娘を家に残して駆け落ちしました。娘からしたら捨てられたと思っていても仕方のないことだけれど、会って当時のことを謝りたい。謝ってまた母親をしたい。元旦那にも愚かなことをしてしまったことを謝ってやり直したいです。今はそのときのツケが回ってきて、ほそぼそと暮らしています。今12歳、あれから一度も会ってないし、声も聞いていないけれど1日たりとも娘を忘れたことはない。私のことなんて覚えているかもわからないけれど、会って抱きしめてあげたいです』
娘さんが3歳のときに家族を捨てて別の男性と駆け落ちをした相談者さん。9年たった今、彼と別れて実家に帰ったとのことです。
いまさら子どもに会いに行くのは自分勝手では?
相談者さんが彼と別れて真っ先に思ったのは、「娘に会いたい」ということだったそうです。しかし9年間一度も会わず、連絡もとっていない、もちろん手紙でのやりとりも全くなし。そこにあったのは「娘も自分に会いたがっているのかもしれない」という一縷の望みのみ……。相談者さんのこのような考え方に、ママさんたちからの意見は真っ二つに分かれました。
「自分勝手すぎる!会わない方がいい」
ただ、ママスタコミュニティに集まったほとんどのママさんは、相談者さんの感情を「自分勝手」だと非難しています。
『捨てただけでも酷いのに、さらに思春期に心をぐちゃぐちゃにしに行こうとは。これ以上娘さんの人生をかき乱すのはやめてあげてください。会うことができない、抱きしめてあげることができない、謝ることができない。これはあなたが自分自身で選択したことです。娘さんは自分の意思とは関係なく捨てられて、それでも頑張っているんです。邪魔しないであげてください』
『会いに行ったら涙涙で抱きしめ合う感動の再会にでもなると思っているの? 私が元旦那や娘だったら半狂乱になってもおかしくないくらい迷惑』
当時の娘さんと旦那さんには、相談者さんが突然いなくなったことで大変だった期間があったはず。まだ幼い3歳の子が突然ママがいなくなったことを理解できずに「ママ、ママ」と泣いていたかと思うと心がいたみます。旦那さんも予期せぬ事態でシングルファーザーとなり、仕事・家事・育児と大変だったことが容易に想像できます。“母親”という責任から逃れた相談者さんのことを、9年たった今でも娘さんと旦那さんは“母親”だと思うことができるのでしょうか?
「子どもが会いたがっているなら会うべきでは?」
しかしその一方で、娘さんが「お母さんに会いたい」と望んでいる可能性もあります。
『少数派意見かもしれないけど、ぜひ会いに行って欲しい! 同じ学校に、両親が離婚してお母さんが出て行って、おばあさんに育てられている子がいるけど、いつも不安定で……欲求不満な感じで……。まわりの子に嫌なことを言うだけが生き甲斐みたいな悲しい子で……。「やはりお母さんがいないとだめなんだな」って感じます』
『子どもはもしかしたら会いたいと思っているかもしれない、とくに幼い子は「自分が嫌いだから捨てられた」と思って育ってしまうこともあるから、今からでも謝ることで、もしかしたらお子さんの救いになるかもしれない。でも、いま幸せに暮らしていて母親が過去の存在になっているのなら、今さら自分が謝りたいからといって登場するのは自己中心的だと思う』
もしかしたら相談者さんが娘さんに会いに行くことで、少しばかりは娘さんの「捨てられた」というトラウマを和らげることができるのかもしれません。
『大人からみたら都合良すぎって思うけど娘さんは嬉しいかもしれないしね。反対に全く会いたくないかもしれないし。どちらにしてもキツいこと言われるのは覚悟して受け止めてあげてほしいけどね』
いきなり会うのではなく、まずは元旦那さんへ確認を!
娘さんが何を望んでいるのかわからない以上、まずは父親である元旦那さんに確認をとる必要があるのではないでしょうか。
『本当に娘さんのことを愛しているのなら今はやめておこう。娘さんの精神状態が心配です。お母さんは死んだと聞いているかもしれない、娘さんはそれで納得しているかもしれない、娘さんのこれからの長い人生を、あなたの手で2度も壊してしまうのですか』
『もしかしたら新しいお母さんいるかもしれないし、それに近い彼女がいるかもしれない。そこに相談者さんが現れたらお子さんは混乱すると思う。まずは元旦那さんに確認した方がいいと思う。元旦那さんがどんな反応するかは分からないけど、拒絶されても受け入れる覚悟なら私は行動してもいいと思う』
もしかしたら旦那さんは娘さんに、「お母さんは亡くなった」と説明をしているかもしれません。そうでなくても新しいお母さんを迎え、円満に家庭を築いている可能性だってあります。相談者さんが突然娘さんの前に出ていくことで、新たなトラブルにならないようにしなければなりませんよね。
『子は抱きしめられたいなんて思ってないんじゃないの。母親がいない理由も父親が話すしかなかっただろうし。ただでさえ多感な時期にひっかき回さないであげてほしい。とりあえずは元旦那と連絡取って元旦那に許されることがスタートでしょ』
『まずは元旦那さんに今までの養育費を払うところからじゃない? それで今後月いくらの養育費を払うか取り決めして、今新しいお母さんがいるのか確認して、娘さん本人、元旦那さん、居れば新しいお母さんのみんなが納得すれば会ってもいいと思う』
また、娘さんに会おうと思ったら、謝罪はもちろんのこと、今までの養育費や離婚の慰謝料を請求される可能性もあります。もし請求されなかったとしても、「誠意として用意したほうがいい」というコメントもありました。相談者さんは家族を一度捨てた以上受け入れてもらえない可能性があることや、言葉だけの謝罪では許されない可能性が高いことを理解しておかなければいけませんね。
後編へ続く。
文・物江窓香 編集・古川純奈 イラスト・なかやまねこ
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