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「あんたの親が買うんだよ」と義母が言う。初節句の飾りは、誰が買うもの?

2021.01.26 09:00
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子どもの初節句には、雛人形や鯉のぼり、五月人形を飾りますよね。でもそれらはいったい、誰が買うことになるのでしょうか。
『娘が今年初節句を迎えます。昔の考えの親だと、節句の雛人形は母方の(嫁の)両親が買うことになっているようで、私の両親もそのつもりでいます。ですが義母からは「あなたの親が買うんだよ」と強く念押しされて、少しモヤモヤしています。皆さんのご家庭でも、やはりママの親が買いましたか?』
「雛人形はお嫁さんの実家が買う物」義母はそう強く主張しています。ママたちが意見交換をするママスタコミュニティには、ママたちからはどのような意見が寄せられたのでしょうか?

初節句とは?飾りは誰が買うもの?



まず「初節句とは」について、軽くおさらいをしておきましょう。「節句」とは季節を分ける節目のこと。起源となった中国では奇数の数字が重なる日には災いが起きると考えられており、それを払うための祭りを行うことになったと言われています。「初節句」は、子どもが生まれて初めて迎える節句のことを指し、女の子は3月3日で「桃の節句」、男の子は5月5日の「端午の節句」です。それぞれの日に雛人形や羽子板、鯉のぼりや兜などを飾るご家庭も多いのではないでしょうか。

ではその雛人形や鯉のぼり、兜は一体誰が用意するものなのか? 歴史を紐といていくと、初節句の飾りは「嫁入り道具の一つ」としてお嫁さんの実家から婚家に送るという習わしがあったようです。
『こっちは雛人形も鯉のぼりもお嫁さん側だよ』
『母親側が用意するものだと思ってる』
昔からの習慣が今も残っているためか、ママの実家が買うというコメントが見られます。筆者の娘の雛人形は習慣通り、筆者の親が買ってくれました。ちなみに筆者自身の雛人形も母方の両親が当然のように用意してくれたと聞いています。
参考:ママスタセレクト|「桃の節句」って何をすればいいの? #今さら聞けない基礎の基礎

義実家からはお祝いをもらう?


『娘2人の雛人形は私の実家が用意してくれた。義実家からはお祝いとして現金をいただいた』
『うちは母が買ってくれて、義理の実家の方からはお祝いを頂いた』
節句の飾りをママの実家が買ったので、義実家からはお祝いをもらったとコメントするママたちも。しかしそのお祝いに関してはいろいろな考え方があるようで……。
『何ももらってないよ。祝いなんてもらうものなの?』
『うちもお祝いはもらっていない。節句って、「男女とも嫁の実家がやるもの」だと母が言っていたから、夫の両親から何もなくても別に何とも思わなかった』
もともと節句のお祝いは“お嫁さんの実家が行うもの”という認識のご家庭もあるようですね。「義実家からのお祝いなんて、ないのでは?」と、もらうことにすら驚きの声をあげたママもいました。

地域によっても違いはあるの?



『うちは母方が買う風習があったから、買ってもらったよ。ただ、兄の方はお嫁さんの親御さんがそういう風習を知っているのか知らないのか、初節句のときに雛人形を買っていなかったから、うちの親が1年遅れて買ってあげたらしい』
『うちは旦那が婿養子だったから、上の男の子の鯉のぼりは旦那側の両親が買ってくれて、下の女の子は私の両親が雛人形を。市松人形を旦那の親が買ってくれた。どっちが買うかで両方の親が私たち抜きで相談して決めてた』
節句の飾りはママの実家で買うかどうかは地域によって違いがあり、そのような習慣すらないところもあることがママたちのコメントからもうかがえます。一概には言えませんが、関西ではお嫁さんかお婿さんの両親が雛人形を買い、関東では嫁ぎ先の両親が買うというように、関西と関東でも違いがあるようです。現代では親と一緒に雛人形を買いにいったり、両家からお祝いのお金をもらって自分達が好きなものを買いにいったりするケースもあります。

両親の好意も受け止めつつ、若干の「リクエスト」もおすすめ


せっかくの初節句、昔ながらの大切な行事を気持ちよく迎えたい。投稿者さんが義母からの強い言葉にモヤモヤしてしまう気持ちもわかります。ですが、もしかしたら義母は周りで「息子夫婦の子どもに雛人形を買ってあげた」などの出来事があり、義母も伝統として「母方の実家が買うもの」ということをきちんと伝えておこうとしたのかもしれません。また投稿者さんのご両親は伝統的な習慣だからとともに、孫の健やかな成長を願ってこそ、節句の飾りを買ってあげたいのだと思います。義母の念押しの強さはさておき、両親の気持ちをしっかり受け止めれば、それでよいのではないでしょうか。

もし可能であれば「リクエスト」を伝えることもおすすめです。雛人形を飾るスペース、さらにはしまっておくスペースなども考えて用意する必要がありますね。筆者が子どものころは節句が近づくと、祖父母から贈られた大きな“七段飾り”の雛人形を部屋いっぱいに飾ったものですが、娘のときには住宅事情も考え、ガラスケースに入ったコンパクトな雛人形を選ばせてもらいました。古いしきたりに従いつつも、現代の生活をベースにして祝う。どうぞご両親と一緒に、飾ることが楽しくなるような素敵な節句の飾りを選んでみてくださいね。

文・川崎さちえ 編集・清見朱里

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