【後編】義実家のお墓は誰が管理する?子どもには絶対に負担をかけたくない!
2021.01.23 17:30
提供:ママスタ☆セレクト
旦那さんの実家のお墓を管理を任されそうだというあるままの投稿をきっかけに、ママスタコミュニティでお墓の管理問題について意見が交わされています。
『うちもお墓の問題で旦那(長男)ともめています。旦那の家は檀家です。年にいくら払っているか旦那は把握もせず呑気にいる。私たちの代は維持ができるかもしれないが、子どもたちは無理。背負って欲しくない』
『うちも同じパターン。何もしなければ、いずれうちの息子に墓守が回ってくる。でもその頃はその土地に近い親戚はいないし、ズボラな息子にはとてもつとまらないと思う。考えるだけでゾッとする』
自分たちの代まではなんとかお墓を守っていこうと頑張るつもりでも、この「なんとか守る」負担を子どもたちにまで強いるのはどうなのだろうと首をかしげるママもいます。お墓のこと、お墓参りやお寺との付き合いにまつわるマナーといったことを教えてくれたり、サポートしてくれたりするような近しい親戚がいなくなってしまう可能性もありますよね。お金の問題も切り離せません。子どもには絶対に負担ならないようにしたいと考えていることがうかがえます。
墓じまいを考えてみては?
『旦那が長男だけれど、墓じまいをすると言っていた』
子どもにお墓の管理などの負担をかけないため、自分たちの代で墓じまいをするという考え方は、以前までより浸透してきているのではないでしょうか。墓じまいとは、今あるお墓を解体、撤去して、そこに眠っていたご先祖様を永代供養など別の形、例えば納骨堂、永代供養墓、散骨などの「石のお墓を建てて収蔵する」形式以外で供養し直すことです。墓じまいに関する調査結果によると、実際に墓じまいをした人は1割程度ですが、墓じまいを考えたことがある人は約半数になります。気になるのは墓じまいにかかる費用ですよね。この調査によると、ご遺骨の処理を含む費用は50万円までが最も多くなりました。墓地の広さなどによっても異なるの、費用に関しては見積もりをとるなどしっかり確認しておきましょう。
参考:PR TIMES 「「墓じまい」という言葉を知っている人は約9割、「墓じまい」をして満足した人も約9割」
墓じまいに必要な手続きは?
墓じまいをするとなると遺骨を他に移すことになりますが、無断で行うことはできません。まずは遺骨が埋蔵されている市区町村の「改葬許可」を受ける必要があります。手続きの詳細に関しては、お墓がある自治体に問い合わせて、確認しましょう。お墓を取り壊す場合にも、工事をするための承認が必要です。これも墓地がある自治体で承認を受けることになります。工事が終わったら区画を更地にして管理者に返します。
参考:北見市「遺骨を移すには、どのような手続きが必要ですか」
参考:北見市「墓じまいをするには、どのような手続きが必要ですか」
墓じまいのその後。自分たちは永代供養を選択する
『生まれ故郷の瀬戸内海に散骨してもらうように言ってる。お墓は先祖代々っていうのがあるけど。子どもたちに負の遺産を注がせるわけにはいかないので、墓じまいする予定』
『私石屋でパートしてるけど、ほぼ墓じまいの客ばっかりだよ。宇宙葬ってのもあるらしい。あとは永代供養だね、ほんと』
『お花畑のとこがいいな』
お子さんにお墓の管理をさせたくないと、後継者が不在でも管理をしてもらえる永代供養を選択しようと考えるママたちの声も寄せられました。永代供養にしてしまえば、個人の墓石は必要なくなり、管理を任せられる、あるいは管理が不要となります。共同埋葬式の永代供養墓、散骨や樹木葬などを耳にしたことがある人もいるのではないでしょうか? 最近はさまざまな方法が提案されていますから、今後はそういった選択肢の中から自分たちらしい形を選択する人が増えていくのかもしれません。
PR TIMES「『お葬式』と『後継者を必要としないお墓』」
参考:塩尻市「東山霊園合葬式墳墓(合葬墓)」
お墓に関しては、筆者にとっても考えていくべき課題の1つです。義実家は夫の兄が管理をしてくれるのでいいのですが、筆者の実家がどうなるのか。弟もいますが住んでいる場所が遠く、管理は難しいでしょう。そうなると筆者か妹かという話になるのですが、いずれ子どもたちに任せることを考えると躊躇してしまうのが本音です。子どもたちが今住んでいる場所にずっといるとは限りません。もしかしたら海外に、なんてことも考えてしまうのです。子どもたちの将来の可能性を考えると……。筆者自身がまだまだ結論が出ない(むしろ出せない)ことなので、投稿者さんももう少し時間をかけて、お金のことも含めて考えていくといいのではないかと感じます。
文・川崎さちえ 編集・blackcat イラスト・Ponko
子どもには絶対に負担をかけたくない
『うちもお墓の問題で旦那(長男)ともめています。旦那の家は檀家です。年にいくら払っているか旦那は把握もせず呑気にいる。私たちの代は維持ができるかもしれないが、子どもたちは無理。背負って欲しくない』
『うちも同じパターン。何もしなければ、いずれうちの息子に墓守が回ってくる。でもその頃はその土地に近い親戚はいないし、ズボラな息子にはとてもつとまらないと思う。考えるだけでゾッとする』
自分たちの代まではなんとかお墓を守っていこうと頑張るつもりでも、この「なんとか守る」負担を子どもたちにまで強いるのはどうなのだろうと首をかしげるママもいます。お墓のこと、お墓参りやお寺との付き合いにまつわるマナーといったことを教えてくれたり、サポートしてくれたりするような近しい親戚がいなくなってしまう可能性もありますよね。お金の問題も切り離せません。子どもには絶対に負担ならないようにしたいと考えていることがうかがえます。
代々続くお墓があるけれど子どもには継がせたくない場合どうする?
墓じまいを考えてみては?
『旦那が長男だけれど、墓じまいをすると言っていた』
子どもにお墓の管理などの負担をかけないため、自分たちの代で墓じまいをするという考え方は、以前までより浸透してきているのではないでしょうか。墓じまいとは、今あるお墓を解体、撤去して、そこに眠っていたご先祖様を永代供養など別の形、例えば納骨堂、永代供養墓、散骨などの「石のお墓を建てて収蔵する」形式以外で供養し直すことです。墓じまいに関する調査結果によると、実際に墓じまいをした人は1割程度ですが、墓じまいを考えたことがある人は約半数になります。気になるのは墓じまいにかかる費用ですよね。この調査によると、ご遺骨の処理を含む費用は50万円までが最も多くなりました。墓地の広さなどによっても異なるの、費用に関しては見積もりをとるなどしっかり確認しておきましょう。
参考:PR TIMES 「「墓じまい」という言葉を知っている人は約9割、「墓じまい」をして満足した人も約9割」
墓じまいに必要な手続きは?
墓じまいをするとなると遺骨を他に移すことになりますが、無断で行うことはできません。まずは遺骨が埋蔵されている市区町村の「改葬許可」を受ける必要があります。手続きの詳細に関しては、お墓がある自治体に問い合わせて、確認しましょう。お墓を取り壊す場合にも、工事をするための承認が必要です。これも墓地がある自治体で承認を受けることになります。工事が終わったら区画を更地にして管理者に返します。
参考:北見市「遺骨を移すには、どのような手続きが必要ですか」
参考:北見市「墓じまいをするには、どのような手続きが必要ですか」
墓じまいのその後。自分たちは永代供養を選択する
『生まれ故郷の瀬戸内海に散骨してもらうように言ってる。お墓は先祖代々っていうのがあるけど。子どもたちに負の遺産を注がせるわけにはいかないので、墓じまいする予定』
『私石屋でパートしてるけど、ほぼ墓じまいの客ばっかりだよ。宇宙葬ってのもあるらしい。あとは永代供養だね、ほんと』
『お花畑のとこがいいな』
お子さんにお墓の管理をさせたくないと、後継者が不在でも管理をしてもらえる永代供養を選択しようと考えるママたちの声も寄せられました。永代供養にしてしまえば、個人の墓石は必要なくなり、管理を任せられる、あるいは管理が不要となります。共同埋葬式の永代供養墓、散骨や樹木葬などを耳にしたことがある人もいるのではないでしょうか? 最近はさまざまな方法が提案されていますから、今後はそういった選択肢の中から自分たちらしい形を選択する人が増えていくのかもしれません。
PR TIMES「『お葬式』と『後継者を必要としないお墓』」
参考:塩尻市「東山霊園合葬式墳墓(合葬墓)」
お金のことや管理の手間を考えて、ゆっくりと話し合っていくことが必要では?
お墓に関しては、筆者にとっても考えていくべき課題の1つです。義実家は夫の兄が管理をしてくれるのでいいのですが、筆者の実家がどうなるのか。弟もいますが住んでいる場所が遠く、管理は難しいでしょう。そうなると筆者か妹かという話になるのですが、いずれ子どもたちに任せることを考えると躊躇してしまうのが本音です。子どもたちが今住んでいる場所にずっといるとは限りません。もしかしたら海外に、なんてことも考えてしまうのです。子どもたちの将来の可能性を考えると……。筆者自身がまだまだ結論が出ない(むしろ出せない)ことなので、投稿者さんももう少し時間をかけて、お金のことも含めて考えていくといいのではないかと感じます。
文・川崎さちえ 編集・blackcat イラスト・Ponko
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