旦那さんのお小遣いが月2万円。愚痴を言われたママは、お小遣いアップをした方がいい？

毎月自由に使えるお小遣い。旦那さんに渡しているママも少なくないでしょう。でも金額によっては旦那さんから愚痴がこぼれることもありますよね。ママたちが相談事をするママスタコミュニティのあるママも、旦那さんから文句を言われてしまったようです。
『昨日給料の話からお小遣いの話になって、
旦那：会社の独身を見ていると、お金を好きなように使えていいなぁ
私：じゃぁ、1人になれば使えるよ？
旦那：そういう意味じゃない
との会話がありました。わが家の世帯年収は約900万円で、旦那の月収は40万円くらいで、手取りでは30万円程度。旦那には月に2万、ボーナス時は7万＋月（合計9万円）のお小遣いを渡しています。旦那のお小遣いは、美容院や洋服や趣味に使っているみたいです。お昼代は渡したり、お弁当を作っています。普通、家族を持ったらこんなことは言いませんよね？』
旦那さんの月収は手取りで30万円くらいで、毎月のお小遣いは2万円です。その他ボーナスで年間14万円（7万円が2回分）がありますが、旦那さんとしてはちょっと足りないと感じているようですね。でもお小遣いアップを懇願している様子でもないようです。

旦那さんの愚痴程度の話では？

『ただの「独身はいいなぁ」程度の話じゃないの？　うちも旦那が独身なら、金銭的にかなり余裕のある暮らしができると思う。会社の独身の人はボーナスを丸々趣味に使ったりすると旦那がよく話している。お小遣いを上げてと言っているわけではなくて、世間話と思って付き合っていたらいいんじゃない？』
『そこまでひっかかるかな？　単なる愚痴だと思うけれどなぁ。「でも家庭にも独身にはない良いことだってあるでしょ～」と適当に返しておけばいい話』
『うちの夫もそういうこと言っていた時期があったなぁー。「仕方ないよ～、独身と既婚じゃ抱えてるものが違うからね～。そこは協力してもらわないとね～」と言っていたな』
旦那さんとの会話を見ると、お小遣いアップのお願いではなく、あくまで「独身はいいよな」という旦那さんの気持ちを言っただけ、そういう見方もできます。旦那さん自身も、自分の月収と家計のやりくり、そしてお小遣いのバランスを考えると、お小遣いのアップは難しいとわかっているのではないでしょうか。単なる旦那さんの愚痴だと思って、ママもあまり深く考えなくてもいいかもしれません。
ただ他のサラリーマンがどのくらいお小遣いを使っているのかは気になりますよね。

サラリーマンのお小遣い平均は約4万円

「2020年　サラリーマンのお小遣い調査」によると、男性会社員の毎月のお小遣いの平均は3万9,419円との結果出ています。年間では約47万3,000円です。旦那さんの場合には年間のお小遣いはボーナス込みで38万円ですから、約9万円程度少ないことになります。

お小遣いの使い道としては、昼食代が最も多く、次いで携帯電話代、嗜好品が挙げられます。旦那さんのように身だしなみのために使う人もいます。昼食代の平均は585円ですから、仮に20日使ったとしたら1万1,700円です。この分をお小遣いから引くと約2万8,000円。旦那さんはお小遣いから昼食代を払っていませんが、やはり旦那さんのお小遣いは平均よりも少ないと判断ができそうです。
参考：PR TIMES「男性会社員のお小遣い額は39,419円と2018年の水準に回復-「2020年サラリーマンのお小遣い調査」結果について」
実際に他のママたちからも、お小遣いは少ないとの声出ています。
『お小遣い2万円は確かに少なめだなとは思う』
『2万円なら愚痴りたくなるわ』
2万円が少ないのであれば、いくらくらいが妥当なのでしょうか。

旦那さんのお小遣い、いくらがいいの？どうやって決める？

『お小遣い、年収の割に少なすぎない？　その年収なら最低でも5万円はあげたい』
『投稿者さんの家より年収は少ないけれど、5万円を渡しているよ』
『うちのお小遣いは、手取りの1割ぐらいが目安』
旦那さんの月収を考えると5万円くらいを渡してもいいのでは？　との意見も見られます。あるママのアイデアをもとに月収の1割と考えてみると、3万円か4万円が妥当なのかもしれません。4万円であれば、サラリーマンのお小遣いの平均と同じくらいになります。

お小遣いは増やさなくても、他で負担をしてみては？

『美容院と洋服までお小遣いからは可哀想』
『お昼代別で2万円ね。美容院代や洋服代までお小遣いからじゃ少ないと思う』
旦那さんとしてはお小遣いをアップしてもらった方が嬉しいのでしょうけれど、投稿者さんとしては金額を上げることには抵抗があるようです。その場合、洋服代や美容室代を家計から出すのはどうでしょうか。身だしなみを整えるのは仕事をする上でも大切なことですから、ある意味「必要経費」として考えることもできそうです。

旦那さんの毎月のお小遣いは少ないと思う。ボーナス分を分割で渡すのもアリ

『月3万にしてボーナス分を減らした方が良さそう』
ランチ代は別としても、月2万円のお小遣いは、一般的なサラリーマンのお小遣いとしては少ないとの意見も多く見られました。筆者も同じ考えです。いつ突発的な支出があるかわかりませんから、もう少し余裕があった方が旦那さんも安心できるのではないでしょうか。

筆者なら、毎月1万円プラスにして、お小遣いを月3万円にし、月々の受取額をアップさせます。その代わり、年に2回のボーナス時に7万円ずつ（計14万円）お小遣いに回していたのをやめ、月々の受取額にプラスする分はここから捻出（月1万円×12回）。トータル額が2万円下がることになるので、それを貯金に回してもいいかもしれませんね。
家計の負担を増やすことなく、旦那さんの毎月のお小遣いをアップさせることを検討するのも良さそうです。

文・川崎さちえ 　編集・blackcat　イラスト・Ponko