「○○くんのママ」になって世界が広がった!【ママになって変わったこと】vol.7 スザンヌさんの場合(画像提供:セブン&アイ出版)

「○○くんのママ」になって世界が広がった!【ママになって変わったこと】vol.7 スザンヌさんの場合

2016.10.14 17:00

現在、シングルマザーとして2歳の男の子を育てているスザンヌさん。ふんわりとした印象とは裏腹に、熊本と東京を行き来しながら仕事をこなす、ワーキングマザーとしての一面も。そんなスザンヌさんが、働くママのリアルな育児について、オープンに語ってくれました。

ママになっても、何も変わらないと思っていました

なぜなら、地元・熊本の友人たちは結婚・出産が早かったので、目の前の友人=将来の自分、みたいな。もし、自分が出産したら、同じようになるんだろうな、と勝手に思っていました。そう思うには理由があって、みんなママになっても、独身時代と全然変わらなかったんです。会うときは、いつもおしゃれをして、髪も爪もキレイに手入れされていて。だから私は、出産しても、自分の生活が変わるなんて、想像ができませんでした。もちろん、そんな考えは、出産後すぐに吹き飛び「思っていたのと全然違う!」の連続になるのですが…。同時に、友人たちは、相当な努力をしていたんだ、という事実に気がつき、尊敬しました。だって、私の産後は、おしゃれをしたいと思う気力も起きないくらい、疲れ果てていたのです。

息子のペースで生活したから、見えてきたこと

出産前は、約束の5分前に慌てて起きる、自分の都合最優先の生活でした。産後は、それが一変しましたね。今では、家を出る30分前には、すべての準備ができている、計画性と余裕のある生活です(笑)。ちょうどイヤイヤ期なので、出かける直前になって「靴履かない!」など、ぐずって時間を取られる場合があるんですよ。なので、トラブルも想定した時間配分を心がけるようになりましたね。

今、息子は2歳なので、歩くのも食べるのも、何をするにもすごく時間がかかります。でも、そのおかげで教えてもらうことがたくさんあるんですよ。一緒に道を歩くだけで、今まで気にもしなかった、草や花をゆっくり眺める楽しさを知ることができたし。「いただきます」「ありがとう」など、当たり前のマナーを教えているときは「これって、自分はできてるのかな?」と、改めて考えさせられたり。幼い子供からいろいろなことを教わるなんて、考えてもいませんでした。

育児で狭くなる世界もあるけど、広がる世界もある

スザンヌさん(画像提供:セブン&アイ出版)
スザンヌさん(画像提供:セブン&アイ出版)
子供がいないときは、仕事帰りに飲みに行ったり、カラオケに行くのは日常の出来事で、特別な思い入れなんて全然ありませんでした。でも今、突然のお誘いなんて絶対無理!だから、友人と会うときや夜食事をするときは、どうしても行きたいものだけを選んで、1ヶ月くらい前から、調整を重ねに重ねて、参加しています。だからもう、その時間が楽しくてしょうがないんですね。育児によって、確かに自分の時間は制限され、狭くなる世界もあります。これはもうしょうがないこと。でもその分、少しある時間を、どう過ごしたいかと考えるなど、本当は自分が何が好きなのかが、すごくわかるようになりました。それは仕事面にも表れていて。ママになったことで、ライフスタイルや育児への質問をもらう機会が、すごく増えたんです。そのお返事として、自然と自分の考えを発信するようになりました。おかげで今、等身大の自分で仕事をしているな、と感じられるようになれたのは、うれしいことですね。育児中は、狭くなる世界はあるけれど、また別の世界が広がっていくのを感じてます。

子供を預けることは、愛してくれる人が増えること

私はシングルマザーなので、一人で父と母の二役をこなさなくてはなりません。息子とはずっと一緒にいたいけれど、一家の大黒柱として、外に出て働かなければいけない。その間、息子はどうしても預けなければなりません。そのせいで、今までは正直、申し訳ないという罪悪感がありました。でも、友人が「子供を預けるということは、息子を愛してくれる人が増える、と思えばいいんじゃない?」という一言に救われたんです。今では、離れている時間は、息子にとって私と二人だけではできない経験をしている時間だ、と考えるようになりました。実際、息子は犬嫌いだったんですが、預かっていただいている家に可愛いワンちゃんがいて。いつの間にが犬嫌いが克服されていたことも(笑)。

さらに、嬉しいこともありました。息子を預けるということは、同時に息子の成長を一緒に共感できる人が増えることなんです。「今日のウンチは良かった」なんて話題を、一緒に喜んでくれたり、心配してくれる人がいるという、ありがたさ。自分の育児に共感してくれる人がいるだけで、私の切羽詰まった気持ちは、いつもすーっとラクになっていくんです。

一緒にいるときは、濃密な時間を過ごします!

スザンヌさん(画像提供:セブン&アイ出版)
スザンヌさん(画像提供:セブン&アイ出版)
いつも一緒にいられないからこそ、一緒にいるときに気をつけていることがあります。それは、子供の目線に合わせて、会話をすること。そして、自分の機嫌で怒らないこと。子供にはいつも笑顔で接すること。

できるだけ一緒にいたいから、熊本では、毎日どこに行くのにも自転車です。子供を後ろに乗せて、二人でどこまでも出かけていきますよー。自宅も、二人が快適に過ごせるように、いくつか工夫を。ひとつは、息子の手の届く場所には、おもちゃしか置かないことで、ものが壊れたり、ケガをさせる心配がなくなりました。そして、息子はお絵描きが好きなので、自宅の壁に「お絵描きスペース」を作ったんです。息子は思いっきり落書きができて満足だし、ここなら壁紙を張り替えられるので、私もストレスを感じません。残りの場所は、汚されたら、拭けばいいや。という感じで、二人の時間を笑顔で過ごせるように心がけています。

○○くんのママになって、開けた新しい世界

「○○くんのママ」と呼ばれることに抵抗を感じる方もいると思いますが、私は正反対。10代のころから、仕事をしていたので「○○くんのママ」になることで、今新しい世界がパーっと広がっています。たとえば、息子と公園で遊んでいるとき、相手の方は、私がスザンヌだとわかっていると思いますが、その前に「○○くんのママ」として、接してくれるんです。知らない人と話が弾むなんて、以前ならありえないことだったけど、「○○くんのママ」だから繋がれる、新しい出会いに嬉しさを感じています。

熊本には息子を愛してくれる人がたくさんいる

スザンヌさん(画像提供:セブン&アイ出版)
スザンヌさん(画像提供:セブン&アイ出版)
子育てをするようになってから、食べ物の安全性や、環境についても、深く考えるようになりました。その点からいっても、生活の拠点を熊本にしてよかったな、と思うことがたくさんあります。自転車をちょっと走らせれば、農協の直売所や物産店があって、新鮮でおいしい野菜がすぐに手に入るし、自然がたくさん残っているので、体を使って遊び放題。なにより、息子を愛してくれる人たちが、まわりにたくさんいるこの環境!私自身が、熊本のありがたさを日々感じながら、生活を楽しんでいます。

(modelpress編集部)

スザンヌ プロフィール

1986年生まれ。タレント、熊本県宣伝部長を務める。10代のころから地元熊本で芸能活動を開始。2014年出産。現在は、2歳の男の子を育てるシングルマザー。

※このインタビューは2016年2月に収録されました[PR]提供元:セブン&アイ出版

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