ENHYPEN「君に届け」「Eye Love You」…甘い名セリフで沸かせる 日本ドームツアー開幕【‘WALK THE LINE’ IN JAPAN】
2024.11.10 19:00
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グローバルグループ・ENHYPEN(エンハイプン)の日本3都市でのドームツアー「ENHYPEN WORLD TOUR ‘WALK THE LINE’ IN JAPAN」が9日、埼玉・ベルーナドームにて開幕。ここではその初日の様子をレポートする。<※演出・セットリストの一部ネタバレあり>
ENHYPEN「WALK THE LINE」日本ツアー開幕
ENHYPENはJUNGWON(ジョンウォン)・HEESEUNG(ヒスン)・JAY(ジェイ)・JAKE(ジェイク)・SUNGHOON(ソンフン)・SUNOO(ソヌ)・NI-KI(ニキ)からなる7人組グローバルグループ。Mnetの超大型プロジェクト「I-LAND」から誕生し、2020年11月に韓国デビュー、2021年7月に日本デビューを果たし、2023年にはK-POPボーイグループ史上最速で東京ドーム単独公演を実現させた。「ENHYPEN WORLD TOUR ‘WALK THE LINE’ IN JAPAN」は11月9日・10日の埼玉公演後、12月28日・29日にみずほPayPayドーム福岡、2025年1月25日・26日に京セラドーム大阪での公演を控えている。
ENHYPEN「Brought The Heat Back」でスタート
ベルーナドームが暗転し、VCRからENGENE(エンジン/ファンの愛称)の期待が高まる中、日本初披露となる「Brought The Heat Back」で開幕。最初の挨拶では、それぞれドームツアー開始やENGENEと直接会えたことへの喜びを語ったが、SUNGHOONが「いつだって、会う度に好きになるのは俺の方」と「君に届け」の甘いセリフを言ったり、SUNOOが「じっちゃんの名にかけて!素敵なステージをお見せします」と「金田一少年の事件簿」名セリフのオマージュをするなど、個性豊かな日本語コメントでも沸かせた。リーダーJUNGWONの“スピーチ”演出
JAYがステージを楽しむためのルールを読み上げ、それをENGENEが復唱すると、その流れを繰り返すうちにJAYのセリフがそのまま「ParadoXXX Invasion」の歌い出しへと繋がりステージが再開。会場がますますヒートアップするうちに、リーダーのJUNGWONが1人で大量のマイクが向けられたスピーチ台へと上がり、ツアータイトルでもある「WALK THE LINE」の歌詞から始まる「Future Perfect (Pass the MIC)[Japanese Ver.]」がスタート。大きな歓声を浴びながらJUNGWONのパート後に6人が彼のバックから颯爽と登場した。対照的なユニットステージ
ユニットステージ1組目は、JAY・JAKE・SUNGHOONと2002年生まれの同い年3人による「Lucifer」。妖艶に歌い上げ、3人の美しい歌声で観客をうっとりさせた。2組目のJUNGWON・HEESEUNG・SUNOO・NI-KIによる「Teeth」では対照的に、疾走感のある曲調で色気を醸し出しながら激しいダンスを見せ、会場中が釘付けとなった。ユニットステージを終えると、GLAYとの楽曲コラボも話題を呼んだJAYがギターをソロ演奏。ボルテージはさらに上昇し、「Blessed-Cursed [Japanese Ver.]」で再び7人が揃った。
JAKE「Eye Love You」名セリフで沸かせる
ENHYPEN初のファンソング「Highway 1009」ではモニターに韓国語の歌詞がカタカナで表示され、日本のENGENEもメンバーたちと一緒に歌唱。同曲は7人全員が作詞に携わったが、中でも本格的にプロデュースに参加したHEESEUNGは「やっぱりHighway、上手ですね」とENGENEたちの歌声を褒めた。MCではJAKEがENGENEの中には照れ屋な人もいると切り出し、「僕が見つめると目をそらすんです!」とキュートに主張。さらに「好きになってほしくてやっています。僕も22歳の男ですから」とTBS系ドラマ「Eye Love You」(2024)でチェ・ジョンヒョプ演じるユン・テオが言った名セリフを自身の年齢にアレンジして放ち、ファンたちを胸キュンさせた。しかし実際JAKE自身はこのセリフの日本語での意味を知らずに言っていたようで、「どういう意味ですか(笑)?」とお茶目に尋ね、メンバーを笑わせていた。
ENHYPEN、“ステージ職人”として魅了
客席を半分に分けて声出し対決を行い会場を温めると、メンバーたちはバス風デザインのトロッコに乗ってENGENEに接近。サブステージに移動した後も全方位にファンサービスを行っていた。ENGENEと一体になって楽しむステージを終えると、グレーを基調としたシックな衣装でガラリと印象を変えた7人が再びメインステージに。スタンドマイクのセットとともに「Hundred Broken Hearts」で美声を響かせ、「Still Monster」「Moonstruck」と、満月の映像をバックに神秘的な雰囲気で“ステージ職人”としてのENHYPENの強みを見せた。
NI-KI「FATE PLUS」時のコメント振り返る
本ツアーは9月1日の「ENHYPEN WORLD TOUR ‘FATE PLUS’ IN JAPAN」最終公演の翌日である2日の正午に情報解禁。NI-KIは「『FATE PLUS』の最後のときに、またすぐびっくりするぐらい早く帰ってくるって言ったじゃないですか。皆さん、びっくりしました(笑)?僕たちもびっくりしてる(笑)」と触れ、「すごい短い期間でこのツアーを準備して、時には小さなミスもたくさんありましたが、こうやってENGENEの皆さんとやり遂げることができてすごく嬉しい」と語った。
HEESEUNGは「新しいステージに対する色々な悩みがあったような気がします。ツアーが終わって間もなかったので、もっと新鮮なものをお見せしたいという気持ちが強くありました」と葛藤を率直に明かし、「だからこの会場の端っこまで行ってみたり、色々な場所を回ったり、トロッコに乗ったり、色々な楽しみを皆さんにお届けしたいと思って頑張ったような気がします」と多彩な演出を試みたと回顧。「でも確かなことは、僕は皆さんと近くでお会いできるのが本当に嬉しいなと思うんです」とENGENEと対面する喜びを改めて体感したと言い、「最後まで一緒に思いっきり楽しみましょう!」と呼びかけた。
全員のコメントを終えると、JUNGWONは「ENGENEと一緒に歩いていく道がいくら険しくても、僕たちがそれを花畑にしていきます。信じて大丈夫です、皆さん」と日本語で断言し、メンバーの愛が溢れた言葉によりさらにファンとの絆が深まる時間となった。
そしてHEESEUNGが花に囲まれたピアノで柔らかな音色を響かせ、「XO (Only If You Say Yes)」へ。JUNGWONが「これで終わりにするわけないですよね!?」と言い、本編ラストは会場を一つにする「Paranormal」で華やかに締めくくった。
ENHYPEN「帰したくないな~」「僕たちの夢を見てね」
本編とアンコールの間には、会場のENGENEたちの手書きメッセージボードなどが続々とモニターに映し出されるのがライブの定番となっているが、今回はその時間の最後に突如ステージ裏にいるENHYPEN本人たちの姿が映し出された。ファンから歓喜と驚きの声が巻き起こり、HEESEUNGは「ENGENEが僕たちを待っているので、僕たちも準備しました」とコメント。7人はカメラに向かって順番にENGENEへの想いがつづられたスローガンを披露し、ENGENEの大きな歓声を確かめた後、再びステージに姿を現した。
そして「Make the Change」「Go Big or Go Home」とともにトロッコでドームを1周。JUNGWONは「帰したくないな~」、SUNOOは「僕たちの夢を見てね」と甘い日本語コメントでファンを悶絶させ、7人は幕が閉じるギリギリまでENGENEを見つめ続けていた。(modelpress編集部)
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