

故イ・ヒョンベさん出棺…兄イ・ハヌル「見送れない」嗚咽
2021.04.22 02:11
提供:もっと!コリア
グループ45RPMのメンバー故イ・ヒョンベさんが知人たちが見送る中で永眠した。

22日午前11時、ソウル新村セブランス病院葬儀場では故イ・ヒョンベさんの出棺式が行われた。出棺式には実兄であるDJ DOCのイ・ハヌルをはじめとする遺族や友人、知人たちが参加、故人の最後を哀悼した。
愛する家族を見送らなくてはいけない日の朝、葬儀場の雰囲気は比較的落ち着いていた。悲しみに沈んでいる遺族のそばで親しい知人たちと韓国ヒップホップ界の関係者が最後の準備を助けた。
葬儀場には故イ・ヒョンベさんが残した45RPMの楽曲がBGMとして流れる中で、出棺に先立ち十数人の知人たちが葬儀室を訪れて故人に最後の挨拶をした。粛然とした雰囲気の中、悲しみを抑えきれずに嗚咽する人もいた。
葬儀場を出る際、遺族たちは嗚咽した。イ・ヒョンベさんの母親は家族に支えられてかろうじて前に進み「見送ることなんてできない」と嗚咽した。やつれた顔のイ・ハヌルは「母さん、見送らなくてもいい」と母親を慰めた。
イ・ハヌルはイ・ヒョンベのお棺が霊柩車に運ばれると、長い嗚咽の後に優しくお棺をなでながら弟を見送った。

1973年生まれのイ・ヒョンベさんはイ・ハヌルが設立した芸能事務所、Buda Sound所属のヒップホップデュオ45RPMとして活動してきた。2005年、ファーストアルバム『Old Rookie』発売後、映画のOSTなどで音楽活動を続けてきた。2012年には、チームのメンバーと一緒にMnet『SHOWMETHE MONEY』に出演して準優勝を果たして実力を認められた。
2009年、KBS2のバラエティ番組『天下無敵野球団』でイ・ハヌルと共演したのをはじめFTV『釣り兄弟 - 私たちのバケットリスト』にもイ・ハヌルと一緒に出演、特別な友愛を見せた。昨年にはMnet『お前たちにヒップホップが分かるか』に出演して済州島移住後の近況を伝えたりもした。
しかし、イ・ヒョンベさんは突然の悲報で大衆を驚かせ、彼が出演した『お前たちにヒップホップが分かるか』での発言が注目を浴びた。
当時、イ・ヒョンベさんはイ・ハヌルと一緒にゲストハウスを改造して運営するために済州島を訪れたものの、金銭問題で工事が中断したことを明らかにして生活苦に苦しんでいることに言及していた。
この発言は放送当時、ネットユーザーたちを切なくさせたが、すぐに忘れられた。しかし、突然の訃報の後、イ・ハヌルが「弟が死んだのはキム・チャンヨルのせい」とゲストハウス工事中断に隠れたビハインドを暴露して波紋を広げた。
これに対してキム・チャンヨルは「良くなかった状況があったのは事実だが、故人を見送る悲しみが消えない状態で昔の事を持ち出すのには慎重な状況だ」との立場を明らかにし、20日に故イ・ヒョンベさんの葬儀場を弔問し、イ・ハヌルを慰めた。
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