「HYBE」ロゴ (提供写真)

BTS・TXTら所属Big Hit、社名変更を発表「HYBE」に レーベルは“Big Hit Music”として存続

2021.03.19 14:15

BTSの所属事務所であるBig Hitエンターテインメントが、社名を「HYBE」(読み:ハイブ)に変更する事を、19日にBig Hit Labels YouTubeチャンネル内動画「NEW BRAND PRESENTATION」(以下、ブランド発表会)にて発表した。


Big Hitエンターテインメント、HYBEに社名変更

ブランド発表会でBig Hitは、新たな社名を公式的に発表すると同時に、変化と成長を繰り返しながらエンターテインメントの領域を拡張している企業として、音楽の変奏という次元で領域に境界なく産業を革新していく計画を明らかにした。

Big Hitはレーベル“Big Hit Music”として存続

「HYBE」新社屋イメージ (提供写真)
「HYBE」新社屋イメージ (提供写真)
Big Hitは、新たな社名・HYBEが連結と拡張、関係を象徴すると説明。

HYBEは様々な分野の専門性を持った構成員がフラットに働くことができるシステムであり、関係企業、多様なネットワーク、アーティストとファンなど様々なユニットが緊密に集まって構成する集合体。新たな社名であると同時に、組織構造と働く文化、企業の方向性まで包括する概念であることを明かした。

(左から)パン・シヒョク、ユン・ソクジュン、パク・ジウォン、ミン・ヒジン「NEW BRAND PRESENTATION」より (提供写真)
(左から)パン・シヒョク、ユン・ソクジュン、パク・ジウォン、ミン・ヒジン「NEW BRAND PRESENTATION」より (提供写真)
同社のパン・シヒョク議長は、Big Hitが「既存の共感よりはるかに広い意味でエンターテインメントの領域を理解し、多様な事業を展開している」とし、「現在の事業を統合し、これを連結、拡張することができる構造の象徴として新たな社名の必要性を感じた」と背景を説明。

社名は変わるが、“音楽に基づく”という企業の本質はそのまま維持される。同社は新たなミッション“We believe in music”を発表し、「音楽で感動を伝え、良い影響力を分かち合い、人生の変化を作っていく」という志向点を明確にした。企業の根幹であるBit Hitのレーベル部門は“Big Hit Music”というレーベルとして存続し、アイデンティティを引き継ぐ。HYBEの新しいシンボルも、多様なハーモニーを重ねた五線譜がひとつの横線に圧縮された姿で表現され、音楽から出発して多彩な領域に拡張する企業のアイデンティティと価値を盛り込んでいる。

Big Hitの新たな社名HYBEは、今月30日に行われる株主総会の決議で確定したのち、公式に適用される予定。

エンターテインメントライフスタイルプラットフォーム企業を目指す

パン・シヒョク「NEW BRAND PRESENTATION」より「NEW BRAND PRESENTATION」 (提供写真)
パン・シヒョク「NEW BRAND PRESENTATION」より「NEW BRAND PRESENTATION」 (提供写真)
Big Hitは、レーベルとソリューション、プラットフォームの3つの軸の組織構造を明瞭化し、これを通じて事業モデルの革新、拡張する体系を完成するという計画を明らかにした。HYBEという集合体の中で、レーベルが安定的に創作に集中し、新たな挑戦を続け、全てが滞りなくプラットフォームに連結していく構造だ。

レーベル領域には、Big Hit MusiやBELIFT LAB、SOURCE MUSIC、PLEDIS Entertainment、 KOZ Entertainment、HYBE LABELS JAPANが含まれる。同社はレーベルとソリューション、プラットフォームという三角軸構造を土台に、企業ビジョンとして明示した「音楽を基盤とした世界最高のエンターテインメントライフスタイルプラットフォーム企業」としての第一歩を前進するという計画だ。

パン・シヒョク議長は「私たちが定義する『エンターテインメントライフスタイル』は、『音楽から始まった、無限の想像力と楽しさに満ちた日常の幸せと便宜を高める全ての経験』」とし、「皆さんにとってこのような経験を提供するプラットフォームを通じて世界と連結する肯定的な関係を築いていきたい」と説明した。

新社屋は「働き方と組織文化の変化を誘導する空間」

同社は同日、龍山(ヨンサン)新社屋の姿も公開した。新社屋の空間ブランディング、そしてデザインを総括したミン・ヒジンCBO(Chief Brand Officer)は、新社屋について「連結、拡張、関係を志向するHYBEの価値を込め、企業ブランドの変化と共に行われた空間の変化が業務方式と組織文化の変化まで引き出せるように空間を設計した」と説明した。

HYBEの新社屋は、新たなマーケットとパラダイムを創出し、創造的な仕事をする知的資産家を意味する「ハイパーノマド(Hyper Nomad)」をコンセプトに、社員がハイパーノマドとして新たな価値を作り出せるように柔軟な空間を演出。一般的なオフィスのように決まった空間に人を配置するのではなく、新社屋には働く人の必要に応じて多様な形態の空間が存在、その空間では働く人が自由に集まる場所になるような構造となっている。

ミン・ヒジンCBOは、「良い空間ブランディングは良い姿勢を作ることに目的がある。HYBEの新社屋空間には、より独創的で効率的に働く文化が定着することを希望する」と述べた。

またパン・シヒョク理事会議長兼代表理事は、「HYBEという新たな社名、空間、組織構造を備え、新たな出発をするが、いつものように私たちが行うことの本質は変わらない」とし、「HYBE時代も変わらずに音楽の力を信じ、産業を革新し、良い影響力を与え合い、人生の変化を作っていく」と強調した。(modelpress編集部)

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