TREASUREはこうして結成された 日本からダークホースも到来!「YG宝石箱」総復習Vol.1<TREASURE×モデルプレス>
2021.01.27 20:00
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3月31日に日本デビューが決定した注目のボーイズグループ・TREASUREの特集連載。2週目となる今回は、彼らが結成されたサバイバルオーディション番組「YG宝石箱」の徹底解説Vol.1をお届け。
BIGBANG、WINNER、iKON、BLACKPINKらが所属するYG ENTERTAINMENTから4年ぶりとなる新人ボーイズグループとして、昨年8月に韓国デビューを果たしたTREASURE。
年末年始に行われた「2020 Asia Artist Awards」「2020 Mnet Asian Music Awards」「第35回ゴールデンディスクアワード」など多くの授賞式で2020年の新人賞を受賞し、大型新人として注目が集まる彼らだが、その歩みを知る上で欠かせないのが、彼らを生み出した「YG宝石箱」の存在だ。
2018年11月~2019年1月に放送・配信され、今もYouTube・V LIVEにて見ることができる「YG宝石箱」。放送時日本でも大きな話題を呼んだこのサバイバルを、じっくり振り返ってみよう。
・練習生たちの圧倒的な実力
アーティストは“実力主義”というイメージの強いYG。練習生とは言え、ラップ・歌・ダンスそれぞれにプロ顔負けの実力者たちが揃う。世界の音楽シーンでもすぐに活躍できそうなパフォーマンスが、初回から続々と飛び出すのが「YG宝石箱」。ステージ動画はリピート再生間違いなしだ。
・これまでの常識を覆す試み
前述したとおり“実力”に最も重きを置いていたYGが、今回新たに1つのポイントとしたのがビジュアルの魅力。アーティストとしての才能とともに、ルックスも兼ね備えたメンバー達が熱狂的なファンを生み出した。
さらに今回初めて、YGのサバイバルオーディションに日本支社YG JAPANの練習生が参加。国籍を超えた練習生たちのクロスオーバーな奮闘期にも注目だ。
・メンバーの自作曲やYGならではの楽曲アレンジ
楽曲制作ができる練習生も多く、自身が作詞・作曲をした曲でステージを披露することも少なくない。10代の若者たちが作った楽曲のクオリティの高さに、未来に希望を見いださずにはいられない。
BTS、Wanna One、SHINeeなど「YGの子たちがこれをやるの?」と新鮮に思うようなアーティストのカバーパフォーマンスも続々登場する。既存の楽曲に力強いダンスブレイクや激しいEDMパートを新たに挿入し、YGイズムと融合した唯一無二のステージはTREASUREファン以外も必見だ。
「Treasure A」は、練習生期間が長いメンバーが集結し、経験値も実力も一番のエリートチーム。ここには、韓国の有名オーディション番組「K-POPスター」で神童として一躍注目を集め、6年間YGでトレーニングを続けてきたバン・イェダムが所属。そのほか、「YG宝石箱」以前にもオーディション番組「MIX NINE」で実力を見せつけたチェ・ヒョンソク(現TREASUREリーダー)、ジュンギュらが名を連ね、チームの最年少はダンスの実力者であるドヨンだ。
「Treasure B」は、YGの中でも新たな試みで集められたチーム。“実力主義”のイメージが強かったYGが、ビジュアルの重要性にも目をつけ、街中でキャスティング(スカウト)した美形メンバーが多く集まったチームだ。ここには、これまで数多の芸能事務所からキャスティングを受けてきたという甘いフェイスの持ち主ユン・ジェヒョクが所属している。また、一度YGを退所したものの「YG宝石箱」のためもう一度練習生となる覚悟を決めたジフン(現TREASUREリーダー)が、新メンバーとしてやってくる。
「Treasure C」は、最も年齢の若いメンバーが集ったチーム。しかしここには、最年少14歳にしてプロ並みの自作ラップも手掛けるチョン・ジュンヒョクら、“天才少年”たちが多く所属している。中でもパク・ジョンウは、「ボーカルスクールに入った2日目にYGのオーディションを勧められた」という天性の才能の持ち主で、代表プロデューサーも一目置く存在。現在TREASUREの末っ子であるソ・ジョンファンも、このチームに所属していた。
3チームが練習室に集まり、月末評価が始まろうとする中、代表プロデューサーが「新たなボーイズグループを作る予定だ」と発表する。2015年にデビューしたiKON以降初となる、新ボーイズグループメンバーの座をめぐって、いよいよ練習生達によるサバイバルが始まったのだ。
続いてパフォーマンスを披露したのは「Treasure B」。しかし彼らも「10点中3点だ」と酷評され、最後の「Treasure C」も「相当ひどい」と言われてしまうことに。
最悪の評価が続き、重い空気が流れる練習室。そこに「長い間隠してきた練習生たちだ」と、突然のダークホースがやってくる。それが、YGの日本支社であるYG JAPANで練習を重ね、日本から渡韓した「Treasure J」だ。
「Treasure J」の日本出身練習生7人は、韓国の練習生たちの前でパフォーマンスを開始。その結果、代表プロデューサーは「今日は韓国チームの完敗だ。Treasure Jは何よりも“美味しく”踊った。今日の評価ではTreasure Jが圧倒的な1位だ」と「Treasure J」に最高の評価を与えた。
ビジュアルメンバーとして選ばれた「Treasure A」のジュンギュと「Treasure J」のハルトの対決。ジュンギュは「ハルトは顔がありえないくらい小さい」と少し萎縮する一方、ハルトは「僕が一番イケメンだと思います。YGにはいない存在になるので自信があります」と堂々とした一面を見せつける。
ハルトのラップは年上の先輩メンバーたちも驚くほどの出来で、代表プロデューサーも「ボーカルのトーン、ラップのモーションが平凡じゃなくていい、アンダーグラウンド式だがそんな(かっこいい)顔でやると魅力がある」と絶賛。ジュンギュは「ハルトが本当にうまかったから…」と、さらに緊張してしまう。
この時ジュンギュは、長い間良い評価をもらえず自信をなくしてしまっていた。極限の緊張の中パフォーマンスが始まり、案の定歌い出しで手が震えてしまうジュンギュ。しかし、メンバーたちからの「できる!」という声が届いたのか、どんどんと自信を取り戻していく。練習室にはジュンギュ特有の柔らかい歌声が響き渡り、ほかの練習生たちも驚くような表情。代表プロデューサーも「よくやった、変われる可能性が見えてきた」と声をかけ、ジュンギュは安堵の笑顔に。対決はドローとなった。
挑むのは、「Treasure A」で最年少ながら、トレーナー陣からもダンスの実力を最も評価されていたドヨン。スローテンポの洋楽に乗せてトレンディーなダンスを披露し、「よくやった」と高評価を受け、対決はドヨンの勝利となった。
次にチャレンジしたのは、天才ラップ少年のジュンヒョク。キュートであどけないルックスながら、なんとジュンヒョクは「俺が最高だ」という自信満々な歌詞の自作曲を用意していた。そこで代表プロデューサーはジュンヒョクに、ヒョンソクに向かってMCバトルさながらにラップするように指示する。
ジュンヒョクは6歳も年上のヒョンソクと対峙し、「俺とお前を比べるな!」と超絶技巧のラップを披露。笑顔で聞いていたヒョンソクだったが、休憩時間には「腹が立つよ」と思わず本音を漏らし…。
そして、やはり最も注目を集めたのはイェダムとジョンウのビッグマッチ。代表プロデューサーも「強い者同士。面白そうだ」と期待を寄せたこの2人。ジョンウは「驚いたよ。音程が完璧だった」と絶賛されるが、イェダムは「なんでイェダムがこんなに平凡なんだ」とあまりよくはない評価を受けてしまう。
そして最後の月末評価では、各チームから上手かったメンバーが2人ずつ、“デビュー組”として選出されることに。
テストの日が迫る中、曲を変更した「Treasure J」。本番で選んだのはiKONのダークエモなEDM曲「KILLING ME」。同曲ではハルトのロートーンラップの魅力が際立ち、見ていた他の練習生からも歓声が上がる。
デビュー組にまず選ばれたのは、やはりハルト。そして2番目には、ダンスもボーカルもセンターでの活躍が目立っていたマシホが選ばれた。
一方ボーカルレッスンでは、ジョンファンがミスを繰り返してしまい号泣。最も若いながらも多くの苦労を乗り越え、本番を迎えたTreasure C。彼らの選曲に代表プロデューサーも「SHINeeの曲を月末評価で選んだのは初。いい意味で新鮮だ」と驚く。
そんな中、まずデビュー組に選ばれたのはボーカルの天才児・ジョンウ。そして、前回1位のジュンヒョクは「新しい一面が見えなかった」と選ばれず、豊かな表現力で魅了したジョンファンが大抜擢された。
年長でムードメーカーのジフンが新リーダーになった「Treasure B」は、BTS「Go Go」で最後の月末評価に挑戦。チームワークが心配された「Treasure B」だが、一糸乱れぬフォーメーションダンスで魅了した。
急遽代表プロデューサーは「Treasure B」から3人を選抜することを決め、デビュー組に選ばれたのは、グンホ、ハ・ユンビン、ジフンだった。
なんとか、トレーニングセンターに戻ってきたミダム。もともと集団生活が苦手で苦しんでいたミダムは、2年7ヶ月間続けた練習生生活に終止符を打ち、YGを去ることになった。
メンバーは引き止めるも、ミダムの考えは変わらず。突然の別れに涙を流し、月末評価当日を迎えたTreasure A。選曲したのは、Wanna Oneの「Energetic」。代表プロデューサーから「1つのチームのようだった。努力した痕跡が見える」と団結力も評価され、メンバーは思わず泣いてしまう。
デビュー組に選ばれたのは、イェダムとジュンギュ。さらに1人追加されることになり、これまで中々日の目を見なかったボーカルのキム・スンフンが選ばれた。
代表プロデューサーから選抜された確定メンバーは、イェダム、ハルト、ジュンギュ、ジョンファン、ユンビンの5人。確定メンバーに選ばれなかった5人は、一時間後に再パフォーマンスを行いその中から残り2人を決定することに。
チームも国籍も異なる5人。一時間で選曲からパフォーマンスを完成させなければならず、悩んだ末に選んだのは2018年一番の流行曲iKONの「LOVE SCENARIO」だった。
短い時間で見事パフォーマンスを作りあげた5人。ラッパーメンバーがいない中、ジョンウとマシホはラップパートを担当し新たな一面も披露した。
その結果、ジョンウとマシホが追加の確定メンバーに決定。選ばれし7人は“TREASURE7”として、暫定デビューメンバーとされた。
デビューメンバーはここからどう変動していくのか…BLACKPINKらYGの先輩アーティストたちも登場するバトルの模様は次回に続く。
メンバーからのスペシャル動画やインタビューもお届けする予定。是非チェックしてほしい(毎週水曜配信予定)。(modelpress編集部)
年末年始に行われた「2020 Asia Artist Awards」「2020 Mnet Asian Music Awards」「第35回ゴールデンディスクアワード」など多くの授賞式で2020年の新人賞を受賞し、大型新人として注目が集まる彼らだが、その歩みを知る上で欠かせないのが、彼らを生み出した「YG宝石箱」の存在だ。
2018年11月~2019年1月に放送・配信され、今もYouTube・V LIVEにて見ることができる「YG宝石箱」。放送時日本でも大きな話題を呼んだこのサバイバルを、じっくり振り返ってみよう。
「YG宝石箱」ならではの注目ポイントは
まずは、番組を見る上でのポイントを3つピックアップ。涙なしでは見られないサバイバルバトルはもちろんのこと、「YG宝石箱」ならではの楽しみ方に注目してほしい。・練習生たちの圧倒的な実力
アーティストは“実力主義”というイメージの強いYG。練習生とは言え、ラップ・歌・ダンスそれぞれにプロ顔負けの実力者たちが揃う。世界の音楽シーンでもすぐに活躍できそうなパフォーマンスが、初回から続々と飛び出すのが「YG宝石箱」。ステージ動画はリピート再生間違いなしだ。
・これまでの常識を覆す試み
前述したとおり“実力”に最も重きを置いていたYGが、今回新たに1つのポイントとしたのがビジュアルの魅力。アーティストとしての才能とともに、ルックスも兼ね備えたメンバー達が熱狂的なファンを生み出した。
さらに今回初めて、YGのサバイバルオーディションに日本支社YG JAPANの練習生が参加。国籍を超えた練習生たちのクロスオーバーな奮闘期にも注目だ。
・メンバーの自作曲やYGならではの楽曲アレンジ
楽曲制作ができる練習生も多く、自身が作詞・作曲をした曲でステージを披露することも少なくない。10代の若者たちが作った楽曲のクオリティの高さに、未来に希望を見いださずにはいられない。
BTS、Wanna One、SHINeeなど「YGの子たちがこれをやるの?」と新鮮に思うようなアーティストのカバーパフォーマンスも続々登場する。既存の楽曲に力強いダンスブレイクや激しいEDMパートを新たに挿入し、YGイズムと融合した唯一無二のステージはTREASUREファン以外も必見だ。
ついに「YG宝石箱」がスタート “3チーム”が月末評価に挑む?
今回参加するのは、YGに所属する練習生たち。番組は練習生が毎月恒例で行っている“月末評価”の場面からスタートする。“月末評価”とは、練習生がその月の成果を見せるため、プロデューサーの前でパフォーマンスを披露するテスト。3つのチームごとに、代表プロデューサーを前に緊張のテストが行われる。「Treasure A」は、練習生期間が長いメンバーが集結し、経験値も実力も一番のエリートチーム。ここには、韓国の有名オーディション番組「K-POPスター」で神童として一躍注目を集め、6年間YGでトレーニングを続けてきたバン・イェダムが所属。そのほか、「YG宝石箱」以前にもオーディション番組「MIX NINE」で実力を見せつけたチェ・ヒョンソク(現TREASUREリーダー)、ジュンギュらが名を連ね、チームの最年少はダンスの実力者であるドヨンだ。
「Treasure B」は、YGの中でも新たな試みで集められたチーム。“実力主義”のイメージが強かったYGが、ビジュアルの重要性にも目をつけ、街中でキャスティング(スカウト)した美形メンバーが多く集まったチームだ。ここには、これまで数多の芸能事務所からキャスティングを受けてきたという甘いフェイスの持ち主ユン・ジェヒョクが所属している。また、一度YGを退所したものの「YG宝石箱」のためもう一度練習生となる覚悟を決めたジフン(現TREASUREリーダー)が、新メンバーとしてやってくる。
「Treasure C」は、最も年齢の若いメンバーが集ったチーム。しかしここには、最年少14歳にしてプロ並みの自作ラップも手掛けるチョン・ジュンヒョクら、“天才少年”たちが多く所属している。中でもパク・ジョンウは、「ボーカルスクールに入った2日目にYGのオーディションを勧められた」という天性の才能の持ち主で、代表プロデューサーも一目置く存在。現在TREASUREの末っ子であるソ・ジョンファンも、このチームに所属していた。
3チームが練習室に集まり、月末評価が始まろうとする中、代表プロデューサーが「新たなボーイズグループを作る予定だ」と発表する。2015年にデビューしたiKON以降初となる、新ボーイズグループメンバーの座をめぐって、いよいよ練習生達によるサバイバルが始まったのだ。
日本からのダークホース「Treasure J」が登場
月末評価は「Treasure A」からスタート。ダンスを披露した「Treasure A」だったが、「何年間も練習したのにこれしかできないのか」と厳しい評価を受けてしまう。続いてパフォーマンスを披露したのは「Treasure B」。しかし彼らも「10点中3点だ」と酷評され、最後の「Treasure C」も「相当ひどい」と言われてしまうことに。
最悪の評価が続き、重い空気が流れる練習室。そこに「長い間隠してきた練習生たちだ」と、突然のダークホースがやってくる。それが、YGの日本支社であるYG JAPANで練習を重ね、日本から渡韓した「Treasure J」だ。
「Treasure J」の日本出身練習生7人は、韓国の練習生たちの前でパフォーマンスを開始。その結果、代表プロデューサーは「今日は韓国チームの完敗だ。Treasure Jは何よりも“美味しく”踊った。今日の評価ではTreasure Jが圧倒的な1位だ」と「Treasure J」に最高の評価を与えた。
個人テストは“ビジュアル選抜”ハルトVSジュンギュからスタート
劇的な展開の中、次は個人評価が開始する。ここでも代表プロデューサーは「チームの中で“一番イケメン”だという人を推薦して出してみて」と予想外のことを指示する。ビジュアルメンバーとして選ばれた「Treasure A」のジュンギュと「Treasure J」のハルトの対決。ジュンギュは「ハルトは顔がありえないくらい小さい」と少し萎縮する一方、ハルトは「僕が一番イケメンだと思います。YGにはいない存在になるので自信があります」と堂々とした一面を見せつける。
ハルトのラップは年上の先輩メンバーたちも驚くほどの出来で、代表プロデューサーも「ボーカルのトーン、ラップのモーションが平凡じゃなくていい、アンダーグラウンド式だがそんな(かっこいい)顔でやると魅力がある」と絶賛。ジュンギュは「ハルトが本当にうまかったから…」と、さらに緊張してしまう。
この時ジュンギュは、長い間良い評価をもらえず自信をなくしてしまっていた。極限の緊張の中パフォーマンスが始まり、案の定歌い出しで手が震えてしまうジュンギュ。しかし、メンバーたちからの「できる!」という声が届いたのか、どんどんと自信を取り戻していく。練習室にはジュンギュ特有の柔らかい歌声が響き渡り、ほかの練習生たちも驚くような表情。代表プロデューサーも「よくやった、変われる可能性が見えてきた」と声をかけ、ジュンギュは安堵の笑顔に。対決はドローとなった。
“ダンス選抜”でドヨンが活躍
その後行われたのは、ダンスに自信があるメンバーによる対決。「Treasure J」からはコウタロウが挑戦した。コウタロウのダンスを見た代表プロデューサーは、「頑張って力強く踊ったけど、韓国で練習した子達の方が最新のダンスができると思う」と言い渡す。挑むのは、「Treasure A」で最年少ながら、トレーナー陣からもダンスの実力を最も評価されていたドヨン。スローテンポの洋楽に乗せてトレンディーなダンスを披露し、「よくやった」と高評価を受け、対決はドヨンの勝利となった。
“ラップ選抜”ヒョンソクが波乱の展開に
次は、ラップが最も上手いメンバー達のテスト。トップバッターで登場したのは、他のメンバーたちからの信頼も厚い年上組のヒョンソク。経験も人一倍豊富なヒョンソクは、自作曲を自信たっぷりに披露する。しかし、待ち受けていたのは「お前は調味料が多すぎる。モーションが多すぎてラップよりモーションのほうが気になるよ」という酷評。「直さなければ(デビュー圏内の)5位以内には入れない」と決定的な言葉を投げかけられ、ヒョンソクは言葉を失う。次にチャレンジしたのは、天才ラップ少年のジュンヒョク。キュートであどけないルックスながら、なんとジュンヒョクは「俺が最高だ」という自信満々な歌詞の自作曲を用意していた。そこで代表プロデューサーはジュンヒョクに、ヒョンソクに向かってMCバトルさながらにラップするように指示する。
ジュンヒョクは6歳も年上のヒョンソクと対峙し、「俺とお前を比べるな!」と超絶技巧のラップを披露。笑顔で聞いていたヒョンソクだったが、休憩時間には「腹が立つよ」と思わず本音を漏らし…。
“ボーカル対決”イェダムとジョンウのビッグマッチ
そして最後は、一番人数が多いボーカル陣の評価。代表プロデューサーに「恋に落ちそうだった」と言わしめたのが、台湾出身のワン・グンホ。思わず見入ってしまう魅力的なボーカルパフォーマンスで高評価を受ける。そして、やはり最も注目を集めたのはイェダムとジョンウのビッグマッチ。代表プロデューサーも「強い者同士。面白そうだ」と期待を寄せたこの2人。ジョンウは「驚いたよ。音程が完璧だった」と絶賛されるが、イェダムは「なんでイェダムがこんなに平凡なんだ」とあまりよくはない評価を受けてしまう。
最後の“月末評価”へ
練習生たちは翌月、チームでの最後の月末評価に挑むこととなる。今回は、前回チーム内で最上位だったメンバーが自動的にリーダーに。選曲・パート分配の決定権はリーダーに委ねられる。そして最後の月末評価では、各チームから上手かったメンバーが2人ずつ、“デビュー組”として選出されることに。
「Treasure J」最後の月末評価 選曲に苦労
「Treasure J」のリーダーは、前回全体5位の好成績だったハルト。最初は明るくポップなPENTAGONの「Shine」を選曲するが、トレーナー陣から「このままではだめだ。選曲が間違ってる」と指摘されてしまう。テストの日が迫る中、曲を変更した「Treasure J」。本番で選んだのはiKONのダークエモなEDM曲「KILLING ME」。同曲ではハルトのロートーンラップの魅力が際立ち、見ていた他の練習生からも歓声が上がる。
デビュー組にまず選ばれたのは、やはりハルト。そして2番目には、ダンスもボーカルもセンターでの活躍が目立っていたマシホが選ばれた。
「Treasure C」最後の月末評価 神童ジュンヒョクにスランプ
最年少ながら前回月末評価で総合1位となったジュンヒョクがリーダーになった「Treasure C」。しかし、ボーカルが得意なメンバーも多いことから、曲は多数決で爽やかな雰囲気のSHINee「View」に決定する。ヒップホップが得意なジュンヒョクは自分のスタイルと曲が合わずにスランプに陥ってしまう。一方ボーカルレッスンでは、ジョンファンがミスを繰り返してしまい号泣。最も若いながらも多くの苦労を乗り越え、本番を迎えたTreasure C。彼らの選曲に代表プロデューサーも「SHINeeの曲を月末評価で選んだのは初。いい意味で新鮮だ」と驚く。
そんな中、まずデビュー組に選ばれたのはボーカルの天才児・ジョンウ。そして、前回1位のジュンヒョクは「新しい一面が見えなかった」と選ばれず、豊かな表現力で魅了したジョンファンが大抜擢された。
「Treasure B」最後の月末評価 リーダーに試練
一方、「Treasure B」にも試練が襲う。前回全体3位だったグンホがリーダーとなるも、韓国語がうまく話せずチームメイトと思うようにコミュニケーションが取れない。グンホがやりたかった曲は却下されてしまい、練習中も思うように意思疎通が取れず。レッスンでは先生に酷評され、リーダーを変えることになってしまう。コミュニケーションの難しさからリーダーを降りることになったグンホは「僕も韓国語がうまくなりたい」と涙を流した。年長でムードメーカーのジフンが新リーダーになった「Treasure B」は、BTS「Go Go」で最後の月末評価に挑戦。チームワークが心配された「Treasure B」だが、一糸乱れぬフォーメーションダンスで魅了した。
急遽代表プロデューサーは「Treasure B」から3人を選抜することを決め、デビュー組に選ばれたのは、グンホ、ハ・ユンビン、ジフンだった。
「Treasure A」最後の月末評価 前日に波乱で涙
「Treasure A」は、月末評価前日に信じがたい出来事が起きる。メンバーのイ・ミダムが姿を消したのだ。精神的に追い込まれ、家族に会いに行ってしまったミダム。残されたメンバーは、ミダム無しでの最終調整を余儀なくされる。なんとか、トレーニングセンターに戻ってきたミダム。もともと集団生活が苦手で苦しんでいたミダムは、2年7ヶ月間続けた練習生生活に終止符を打ち、YGを去ることになった。
メンバーは引き止めるも、ミダムの考えは変わらず。突然の別れに涙を流し、月末評価当日を迎えたTreasure A。選曲したのは、Wanna Oneの「Energetic」。代表プロデューサーから「1つのチームのようだった。努力した痕跡が見える」と団結力も評価され、メンバーは思わず泣いてしまう。
デビュー組に選ばれたのは、イェダムとジュンギュ。さらに1人追加されることになり、これまで中々日の目を見なかったボーカルのキム・スンフンが選ばれた。
確定メンバーの座は7人 5人が再テストに挑む
各チームからデビュー組候補に選ばれた、10人が決定。その中から、さらにメンバーを7人に絞ることになる。代表プロデューサーから選抜された確定メンバーは、イェダム、ハルト、ジュンギュ、ジョンファン、ユンビンの5人。確定メンバーに選ばれなかった5人は、一時間後に再パフォーマンスを行いその中から残り2人を決定することに。
チームも国籍も異なる5人。一時間で選曲からパフォーマンスを完成させなければならず、悩んだ末に選んだのは2018年一番の流行曲iKONの「LOVE SCENARIO」だった。
短い時間で見事パフォーマンスを作りあげた5人。ラッパーメンバーがいない中、ジョンウとマシホはラップパートを担当し新たな一面も披露した。
その結果、ジョンウとマシホが追加の確定メンバーに決定。選ばれし7人は“TREASURE7”として、暫定デビューメンバーとされた。
暫定“TREASURE7”が決定 サバイバルバトルが始まる
最後の月末評価を終え、これからは“TREASURE7”の座を奪い合う1対1のサバイバルバトルが開始する。デビューメンバーはここからどう変動していくのか…BLACKPINKらYGの先輩アーティストたちも登場するバトルの模様は次回に続く。
「TREASURE×モデルプレス」日本デビューまでの特集連載
モデルプレスでは、3月の日本デビュー日まで、TREASUREを特集する連載企画を実施。「YG宝石箱」からの彼らの道のりや、メンバー1人1人の魅力の深堀りなど、日本デビュー間近の12人についてじっくり迫っていく。メンバーからのスペシャル動画やインタビューもお届けする予定。是非チェックしてほしい(毎週水曜配信予定)。(modelpress編集部)
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