大粒の涙を流しながら絢香の「ツヨク想う」を熱唱する東雲 DONG WOON from BEAST(撮影:平野哲郎)【モデルプレス】

BEASTドンウン、初ソロLIVEで涙の熱唱 “紆余曲折”支えた父の言葉「息子よ、本当によくやった」<ライブレポ・セットリスト>

2015.08.04 08:07

韓国の6人組ダンス&ボーカルグループ・BEAST(ビースト)のメンバー・ドンウンが“東雲 DONG WOON from BEAST”として日本でソロデビュー。3日、東京・豊洲PITにて自身初のソロライブとなる「Hulu『BEAST CHANNEL』LIVE 東雲 DONG WOON from BEAST ソロリリース記念パーティー」を開催した。

大粒の涙を流しながら絢香の「ツヨク想う」を熱唱する東雲 DONG WOON from BEAST(撮影:平野哲郎)【モデルプレス】
大粒の涙を流しながら絢香の「ツヨク想う」を熱唱する東雲 DONG WOON from BEAST(撮影:平野哲郎)【モデルプレス】
東雲 DONG WOON from BEAST(撮影:平野哲郎)
東雲 DONG WOON from BEAST(撮影:平野哲郎)
先月1日にリリースした日本オリジナルミニアルバム「KIMISHIKA」の収録曲をメインとした全7曲のライブをはじめ、プライベート写真のスライドショーや“公開日本語レッスン”など楽しい企画を展開。クライマックスでは会場に駆けつけた父親の手紙が読み上げられるサプライズもあり、大粒の涙を流したドンウンは「今日は本当に心から感謝しています。忘れられない思い出になりました」と喜びを噛み締めると共に「もっと皆さんに見せたいことがあったけど、それは次のコンサートでしましょうか!」と笑顔で“再会”を約束し、1200人のファンから大きな歓声を浴びた。

“超至近距離”パフォーマンスにファン大興奮

イベント開幕と共に、客席後方からドンウンがサプライズ登場。通路を歩き、ファンとハイタッチをしながら新曲「キミしか」を熱唱した。オープニング早々の“急接近”にファンも大興奮。アップテンポなリズムとドンウンの力強い歌声に合わせて1200人のファンが飛び跳ね、ペンライトを振る。

2009年10月にBEASTとしてデビューしたドンウンは最年少メンバーでありながら、得意の語学力でグループの日本活動を引っ張る存在。この日も通訳をつけず、流暢な日本語でMCの日本テレビ・青木源太アナウンサーと共にテンポ良くイベントを進行した。「遠い未来だと思っていましたが、ついに当日ですね!」と感慨ひとしおで「考えていたよりもたくさん来てくださってビックリしています。本当にありがとうございます」とニッコリ。念願のソロデビューを果たし「練習生の頃からの夢でしたから、その夢を叶えることができて本当に嬉しい。意味のあるアルバムになったと思います」と喜びを語る。

「スペシャルシート生抽選会」では、抽選で選ばれたファンをステージ上に並べられた座席に招待。本来、幸運なファン数人のみが体験できるプレミアム企画だが、この日は「できるだけたくさんの人にステージに上がってほしい」というドンウンのはからいで“上限ギリギリ”の60席が準備された。ステージ上のファンにマイクを向け「今日は僕のソロイベントですけど…BEASTの中で、誰が一番好きですか?(笑)」と問いかけるドンウン。正直なファンが「ヨソプ!」と即答し、笑いが起きる一幕もありながら、「どこから来ましたか?」「いつからBEASTが好き?」などと自らインタビュアーになりきって質問を投げ、積極的にコミュニケーションをとった。

ファンに超至近距離で歌声を届ける(撮影:平野哲郎)
ファンに超至近距離で歌声を届ける(撮影:平野哲郎)
ステージ上でファンに囲まれたドンウンは「ちょっと恥ずかしいですね。すごく近いです」と照れながらも、そのまま「アマスギルYOU」のライブへ突入。甘いラブソングにのせて手を握ったり、頬に触れたりと、スキンシップを交えて“超至近距離”のパフォーマンスを繰り広げた。2度目の抽選でステージ上のファンを入れ替え、平井堅の「瞳をとじて」を熱唱。計120人のファンに特別なひとときを提供した。

ファンとの“約束”を守り、ピアノの弾き語りを披露(撮影:平野哲郎)
ファンとの“約束”を守り、ピアノの弾き語りを披露(撮影:平野哲郎)
MISIAの「Everything」カヴァー、そして韓国のソロ曲「In the Cloud」はピアノの弾き語りで披露。「ピアノを弾く姿を見たい」というファンのリクエストに応えての選曲だった。ピアノの音色と美声で観客を存分に酔わせた後は、“公開日本語レッスン”を実施。日本の楽曲を聞いて日本語を勉強しているというドンウンが、絢香の「にじいろ」で歌詞の穴埋めに挑戦。「高鳴る」という言葉の意味を知ると、すぐさま「(今日のライブで胸が)高鳴りました!」とトークに取り入れてみせ、会場から拍手喝采を浴びた。

絢香、BEASTメンバー、父からの言葉…「ツヨク想う」涙の熱唱

ここでデビューアルバム収録の「キミは知らない」を書き下ろし提供した絢香からのスペシャルメッセージが到着。「今朝、ドンウンさんのアルバムを聴いてとても感動しました」「こんなに大切にしていただけるのなら、書き甲斐がありました。ドンウンさん本当にありがとう」というメッセージが読み上げられると、かねてから絢香のファンを公言しているドンウンは「感動ですね。絢香さんのおかげで、僕の初めてのアルバムがもっといいものになったと思います」と喜びのコメント。その想いを胸に、同楽曲を感情込めた歌声で聴かせた。

東雲 DONG WOON from BEAST(撮影:平野哲郎)
東雲 DONG WOON from BEAST(撮影:平野哲郎)
さらにドンウンへのサプライズは続き、BEASTメンバーからのビデオレターを放映。「日本のトップ歌手になってほしい」(ギグァン)など、温かい激励を受けたドンウンは「台本に“サプライズ”とあって、絢香さんが来てくれるのかなと思いましたけど…(笑)」と冗談を飛ばしつつ「本当に嬉しいです。いつ撮ったのか、全然知らなかった。力になりますね」と笑顔をはじけさせた。

極めつけは会場に駆けつけた父親からの手紙。ソロデビュー、ソロライブという夢を叶えたドンウンを「息子よ、本当によくやったよ」とねぎらうと共に、練習生からの紆余曲折を振り返り、これまで流した“3回の涙”のエピソードがつづられた。アンチファンの存在、過酷なスケジュールなど、夢を追う息子の苦労を一番近くで見守ってきた父の想い。その言葉ひとつひとつに、瞳を真っ赤にしながら聞き入ったドンウンは「男ですから、父や母に僕の気持ちを伝えたことはあまりなかったですけど、今日は本当にありがたいと伝えたいです。愛しています。ありがとうございます」と客席の家族に向かって感謝を伝えた。

そして、ラスト1曲に選んだのは「ツヨク想う」。「練習生の時の夢が、歌詞とリンクした。皆さんも夢を見ながら前向きに歩いて欲しい」という思い入れのある絢香のカヴァー曲で、それまでこらえていた涙があふれた。止まらず頬を伝う涙に声を詰まらせながらも、魂を込めて熱唱する姿に会場のファンも涙。全身全霊を込めたクライマックスに、この日一番の拍手と歓声が送られた。

1200人のファンと記念撮影(撮影:平野哲郎)
1200人のファンと記念撮影(撮影:平野哲郎)
「これからも皆さんと一緒に、笑えて泣ける、そんな音楽をずっと歌いたいと思います。僕はこれからですから、皆さんたくさん応援してください」と未来を見据えるドンウンは晴れやかな笑顔。マイクを通さず「ありがとうございます!」と叫び、ライブを締めくくったが、客席のアンコールが鳴り止まず、急きょ再登場。「僕は本当に帰りますから(笑)!」と笑いを誘い、彼らしい和やかな雰囲気で初のソロライブに幕を下ろした。

東雲 DONG WOON from BEAST「KIMISHIKA」(2015年7月1日発売)
東雲 DONG WOON from BEAST「KIMISHIKA」(2015年7月1日発売)
同公演の模様は8月31日より、Huluの「BEAST CHANNEL」で配信される。(modelpress編集部)

セットリスト

1. キミしか
2. アマスギルYOU
3. 瞳をとじて(カヴァー)
4. Everything(カヴァー)
5. In the Cloud
6. キミは知らない
7. ツヨク想う
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