BTS/V、SUGA、JIN、JUNG KOOK、RM、JIMIN、J-HOPE/Photo by Getty Images

BTS、グループ活動休息か ソロ活動始動…涙で思い伝える

2022.06.15 00:20

BTSの公式YouTubeにて14日、デビュー9周年を記念した映像コンテンツ「真・防弾会食」が公開。メンバーがソロ活動を本格化させ、団体での活動は暫定的に休息する意向を示した。

  

BTS、デビュー9周年にアンソロジーアルバムを出した意味

13日にデビュー記念日を迎えたBTS。「真・防弾会食」はメンバー7人が食事や酒を囲んで本音を語り合うコンテンツだ。

BTSは10日、アンソロジーアルバム「proof」を発売。同アルバムは新曲のほか、歴代の曲が盛り込まれ、これまでの9年間を凝縮したアルバムとしてリリースされた。

なぜ9周年のタイミングでアンソロジーアルバムを発売したのか?という話題では、リーダーのRMが「正直に言うと、僕らのシーズン1は『ON』まででした」と、2020年2月に発売した4thアルバム『MAP OF THE SOUL:7』までを元々グループの“シーズン1”と考えていたことを説明。

『MAP OF THE SOUL:7』はBTSが最初の契約期間を終えた“7周年”に発売されたもので、発売後には大規模なワールドツアーを予定していた。

BTS/Photo by Getty Images
しかし、新型コロナウイルスによるパンデミックで計画が白紙に。そこでこれまでやったことがなかったシングル曲で「チャート的にも話題性的にも確実にインパクトのあるものを出してみよう」と企画されたのが「Dynamite」や「Butter」だったという。

そして「『ON』の後どうしたらいいかわからなかったけど、コロナ禍になって、『Dynamite』『Butter』『Permission to Dance』や『Life Goes On』をやって、確実にチームが変わったと思った」「『Butter』や『Permission to Dance』をやって、もう僕らがどんなチームなのかよく分からない」と、パンデミック後に感じた変化を打ち明けたRM。

RM/Photo by Getty Images
「アイドルというシステム自体が、人を成熟させるものじゃない気がする」と本音も語り、隙を与えないアイドル生活へのジレンマも抱えていたことを吐露。「立ち止まる時間を持ちたいと伝えること自体が申し訳ない」とファンへの申し訳無さを感じながらも「1人で省みる時間が必要なんだと感じる」と、グループ活動の休息が必要だと感じていたことを言葉にした。


BTS、個人活動に突入することを明らかに

BTS/Photo by Getty Images
SUGAも「各自の時間は必要。あまりに一生懸命走ってきたんだから」と共感し、Vも「僕らが数倍も辛かったのは、今までグループだけに執着をすごくしていたから。J-HOPE兄さんが話してくれたけど、今回個人で活動して、またグループに戻ってくるときはまたシナジーが他とは違うものになるはず」と、個人活動に重きを置くことを明らかにした。

SUGAは個人活動に備えて様々なジャンルのレッスンを受けていると言い、J-HOPEはすでにソロ活動の準備を始めているという。

実際に、7月には米大型ロックフェスティバル「ロラパルーザ(Lollapalooza)」にソロ出演することが決定しているJ-HOPE。「(ソロ活動は)BTSでこれまでやってきた音楽の基調と変化が多いが、必要な時期のような気もする。BTSのチャプター2へ行くために重要な部分なんじゃないか」と考えを明かした。

ソロアルバムはJ-HOPEからスタートか

J-HOPE/Photo by Getty Images
これまでBTSメンバーは、ソロで正規アルバムをリリースしたことがなかったが、RMは本格的にソロアルバムを出すことになることを示唆。またソロアルバムのリリースはJ-HOPEから始まることも明らかにした。

RMは「記事で発表するのは何だかお硬いから」と、この「真・防弾会食」で最初にファンに知らせたという。

BTS/V、SUGA、JIN、JUNG KOOK、RM、JIMIN、J-HOPE/Photo by Getty Images
またJ-HOPEは「僕はもう始まるけど、各自が準備してる」と、自身だけでなく他のメンバーも続々と個人活動の準備をしていることを説明。ボーカルメンバーのJIMINやJINも個人曲の用意をしているそうで、Vは長年かけて準備を進めていたことも明かした。

一方でメンバーは、BTSのバラエティコンテンツである「Run BTS!」だけは続くことも示唆していた。

RMが号泣 グループ活動の休息は「罪を犯しているよう」

JUNG KOOK/Photo by Getty Images
最後にRMは「こういう場が当分の間ない可能性もあるから」と言い、1人1人コメントすることに。その中でJUNG KOOKは「理解してくれたら嬉しいです。個人的に各自の時間を持ちながら、いい時間を過ごして、いろいろな経験を積んで、一段と成長して皆さんのもとに戻る日が来るので、ただ応援してくれたら嬉しいです。一生懸命生きます。今よりももっとよい7人になると信じて疑わないし、心配しないでほしい。むしろ期待してくれたら嬉しいです」とファンへの思いを言葉にした。

そしてJ-HOPEが「『少しは離してみよう。またくっつけることもできるし』そういうタイミングがとても重要な気がする。だからこのことで不安にならないでほしいし、健康的なプランだと認識してくれたら」と呼びかけると、SUGAも「僕らが解散するわけでもないし。少しの間離れて過ごすくらいできるって(笑)」と同意。

RM/Photo by Getty Images
しかしRMは「僕がこんな風に、活動が苦しいと話すことで罪悪感を感じるのは、みなさんが憎むかもしれないと思って。休みたいと言ったら罪を犯しているようで」と口にし、涙をこらえきれなかった。

続けて「僕が依然として守りたいのは、僕たちが一緒に舞台に立って、食事しながら語り合うとき、どんな法則とも関係なく、心から幸せに話して、幸せに何かをできるということが、僕が望む全てなんです」と彼が号泣すると、SUGAやJUNG KOOK、J-HOPEらほかのメンバーも共に涙をながした。

BTS/Photo by Getty Images
さらに「僕はBTSを長くやりたいんです。長くやりたいし、BTSを長くやるためには、僕が僕として残っていなければならないと思う。なぜなら僕はBTSじゃなく、BTSの一部だから。だから皆さんの期待を満たせず、とても話したいことが多いのですが、すべてを率直にお話しすることはできないこと、いつも申し訳なく思います。それでも僕たちはいつも本心です」と伝えたRM。

「僕は間違いもたくさんするし、完璧ではない人間だということは分かってます。僕が国連で演説して、バイデン大統領に会える人なのかわかりません。それでも僕がわかるのは、僕らがBTSで、僕らが皆さんに会ったからここまで来たということ。 これからいつまで私たちが一緒にいられるのかわからないけど、本当にいつまでも、たとえ昔のようにかっこよく踊れなくても、僕はBTSのRMとしていたいんです。この本心を分かってもらいたい。 今僕らがしばらく止まって、休んでも、これからのたくさんの未来のために進むのだということ」と未来を見据えていた。

なお所属レーベルのBIGHIT MUSICは15日、今後の活動について「BTSはチーム活動と個別活動を並行する新しいチャプターを始める。メンバー各自様々な活動を通じて成長する時間になり、今後BTSがロングヒットするグループになるための滋養分になることが期待される。そのためにレーベルでも積極的に支援する」と明らかにした。(modelpress編集部)



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