今田美桜、朝ドラ「あんぱん」で見せたい“夢を追い求める姿” 両親を説得した芸能界入りの過去重ねる「勇気を与えられたら」【インタビューVol.3】
2025.03.29 05:00
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3月31日から放送スタートする2025年度前期 連続テレビ小説「あんぱん」(NHK総合・毎週月~土あさ8時~ほか)でヒロインを務める女優の今田美桜(いまだ・みお/28)に、モデルプレスらがインタビュー。朝ドラ出演の心境や家族からの反応、夢を追い求める人に伝えたいことを語ってもらった。<Vol.3>
今田美桜ヒロイン連続テレビ小説「あんぱん」
今作は、“アンパンマン”を生み出したやなせたかしと妻・暢の夫婦をモデルに、生きる意味も失っていた苦悩の日々と、それでも夢を忘れなかった2人が、“逆転しない正義”を体現した「アンパンマン」にたどり着くまでを描く愛と勇気の物語。ヒロイン・朝田のぶを今田、のぶの夫・柳井嵩を北村匠海が務める。
今田美桜、朝ドラヒロインに 家族からの反応明かす
― 今日(取材は3月17日に実施)で放送開始までちょうど2週間になります。今の率直なお気持ちをお聞かせください。今田:「やっとだ」という気持ちです。完成した映像を3週目まで観せていただいているのですが、とにかく「早くお届けしたい」の一言です。そのくらい、3月31日から毎日、みなさんの心を温かくできるのではないかとワクワクしております。
― 2021年度前期の「おかえりモネ」にも出演されていましたが、改めて半年間、週5日放送される朝ドラへの出演の想いや意気込みをお聞かせください。
今田:1年間撮影して半年間毎朝放送される番組はほかにはありませんし、朝のお忙しい時間に観ていただけているのはすごいことだと思います。そんな朝ドラにヒロインとして出演させていただけることはすごく嬉しいですし、責任感を持って毎日挑みたいという気持ちです。「おかえりモネ」に出演した際は東京編ということもあり途中からの参加だったのですが、当時は両親も祖母も喜んでくれました。今回はヒロインということもあり、さらに喜んでくれて、やはり身近な家族が喜んでくれるのは嬉しいですし、そういう作品に出られていることは誇らしいです。
今田美桜「アンパンマン」への印象の変化
― 「アンパンマン」に対して、今作に携わる前と後では印象に変化はありましたか?今田:「アンパンマン」は小さいときから大好きで、当たり前に観ていましたし、歌も自然と口ずさめて、いつ覚えたのか記憶がないくらいに当たり前に存在する作品でした。でも今回、朝田のぶを演じさせていただくことになり、いろいろ知っていく上で「もしかしたらやなせさんはこういうことを伝えたかったのかな」と、これまで深く考えていなかったことに気づきました。“生きる喜び”について包み込むように伝えてくださっていて、大人になってから観ると捉え方も全然違いますし、やなせさんの「子どもも大人と変わらない人間」という言葉は本当にその通りで、だからこそこんなに長く多くの人に愛される作品なのだと感じました。
― 「アンパンマン」の好きなキャラクターとその理由を教えてください。
今田:ドキンちゃんが大好きです!ドキンちゃんの天真爛漫さと、たまに毒も吐く正直さ、しょくぱんまんが来たらメロメロになっちゃうところなど、自由な感じが大好きです。
今田美桜、両親を説得した過去「諦めなくてよかった」
― 1週目でのぶの父・結太郎(加瀬亮)の「女子だって夢を抱いていい」というセリフがありますが、今よりも女性が生きにくい時代でのぶが夢を追い求める姿をどう見ていますか?今田:当時は、女性は学校を卒業したらすぐに結婚して家庭に入ることが当たり前だったと思いますが、のぶは昔から父にそう言ってもらって育ったので、当たり前とされている女性の生き方に対して素直に不思議に思える子です。でも、のぶが釜じい(のぶの祖父・釜次/吉田鋼太郎)を説得するシーンがあるように、今とは違って夢を追いかける前に誰かに認めてもらわなければいけないという弊害があり、なかなか一筋縄ではいかないのだと思いました。
― 今作を通して、夢を追い求める人にどのようなメッセージを伝えたいですか?
今田:一筋縄ではいかず心が折れる瞬間もありますが、今も昔も変わらないのは諦めないことだと思います。私もこの道に進みたいと夢を持ったときに両親を説得するのには勇気がいりましたが、諦めなくてよかったと本当に思っています。そのシーンを撮りながら思い返していたのですが、諦めなかったら道は開けるし、それがないと叶うものも叶わないので、諦めずに頑張り続けているのぶの姿で勇気を与えられたら嬉しいです。
今田美桜、注目ポイントはタイトルバック
― 放送開始から100年という記念にもなる今作ですが、歴代の朝ドラの中で「ここが1番すごい」という部分があれば教えてください。今田:100周年の記念すべき作品に私でいいのか…という気持ちも正直ありますが、先日「おむすび」の橋本環奈さんからバトンを受け取り、改めてこれだけ引き継がれている伝統的な朝ドラというものに「あんぱん」という作品で携われることをとても光栄に思いました。100年というのはすごいことですが、だからといって肩に力を入れてやるというよりは、自分らしく「あんぱん」に対して誠心誠意やることが責任だと思うので、最後まで頑張りたいです。
「ここがすごい」というか「面白いな」という点はタイトルバックです。全部グリーンバックで撮影していて現代的なのですが、時代の移り変わりが「あんぱん」の物語とすごく馴染んでいて見れば見るほど面白いので、これまでの朝ドラとは違った新しい部分なのではないかと思います。
― ありがとうございました!
(modelpress編集部)
今田美桜(いまだ・みお)プロフィール
1997年3月5日生まれ、福岡県出身。ドラマ「花のち晴れ~花男 Next Season」(TBS 系/2018)、「花咲舞が黙ってない」(日本テレビ系/2024)、映画「わたしの幸せな結婚」(2023)、「東京リベンジャーズ」シリーズなど、数々の話題作に出演。2025年には劇場版「トリリオンゲーム」が公開された。
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