「No No Girls」発・HANA(ハナ)MOMOKA、過去のトラウマを払拭できた瞬間 ストイックになるための努力重ねた日々【インタビュー連載Vol.1】
2025.02.20 18:15
SKY-HIがCEOを務める「BMSG」がプロデューサーにちゃんみなを迎えたガールズグループオーディション「No No Girls」より誕生した7人組ガールズグループ・HANA(ハナ)。モデルプレスでは、1人ひとりのパーソナルな一面に迫るソロインタビューと、和気あいあいとした雰囲気の中行われた7人全員へのインタビューを連載形式で届ける。Vol.1は、MOMOKA(モモカ)のソロインタビュー。
「ノノガ」から誕生したHANAって?
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同オーディションの最終審査「No No Girls THE FINAL」は1月11日、約2万人を収容するKアリーナ横浜にて満員の観客の前で開催。12日にBMSG Official YouTube Channelから1回限り配信された際には、最大同時接続者数が56万人を超えた。その最終審査のグループ課題曲にもなっていた「Drop」で1月31日にプレデビューを果たし、今春にはソニー・ミュージックレーベルズよりメジャーデビューする。
MOMOKAは、唯一無二の低音のハスキーボイスを武器に、「ノノガ」でもラップの才能を発揮。ソロ審査ではちゃんみなの楽曲「PAIN IS BEAUTY」に挑戦し、課題だったダンスを克服するようなダンスブレイクを経て純白のドレスと素肌を黒い絵の具に浸す衝撃的なパフォーマンスは観客に衝撃を与えた。番組中にはオーディションという状況に対するトラウマを吐露していたこともあったが、「最初は白いキャンバスのような自分の綺麗だった心も大人になっていくにつれていろんな汚れた気持ちとか辛かった思いとか痛みで汚れたというのを表していて。でもそれは結果として自分を成長させてすごく美しい自分に変えたんだということを表現したくて、このパフォーマンスにしました」と思いを表明した。大学進学を諦めてまでオーディションに挑んだ思いともう1つの夢とは。ちゃんみなからファイナル直前で受けた「ストイックさが足りない」という弱点に向き合った期間についても聞いた。
MOMOKA、大学進学を辞めて「ノノガ」に挑戦
― 「PAIN IS BEAUTY」の白いドレスを黒く染める演出には会場にいた誰もが息を呑みました。黒い絵の具は「辛いことや痛みで汚れてしまったということを表現している」とおっしゃっていましたが、これまでのいろいろな経験の中で1番悲しみや怒り、辛さを抱えた経験についてお聞かせください。MOMOKA:1番と順位をつけることは難しいんですけど、自分を知ってもらうためにSNSを頑張ろうとたくさん発信していたんですが、「アーティストは諦めろ」という内容の批判をもらうこともありました。私はまだアーティストの夢を諦めていなかったし、発信していること以外にもたくさん努力していたのに、そういう言葉は自分の中では傷が深くなったし、長年夢を追いかけてきたので納得がいかなかったです。私は高校2年生のときに普通高校を辞めて高3からは通信制に通いながら練習生をしていたんですけど、きょうだいは強豪校の部活で1日中練習をする生活を送っていたので、私が家にいる時間が長いと「本当に夢のために何かをやってるの?」と思われることもあって、そのときは悔しくて、当時のことを振り返りながらステージをつくっていきました。
MOMOKA、過去のトラウマを払拭できた瞬間
― オーディション中、最初は過去の経験で抱えたトラウマから少し不安や怖さを感じているようにも見えたのですが、審査を重ねていくにつれ、他の候補生の方を励ますほど持ち前の明るさを取り戻している姿が印象的でした。ターニングポイントや、トラウマを乗り越えたきっかけは何でしたか?MOMOKA:クリエイティブ審査で自分がやってきたことや人生を振り返るタイミングがあったんです。全部自分が頑張ってきた証だから過去を引きずる必要も恨む必要もないなと思えて。そこからは集中して取り組むことができたし、ファイナルの頃には過去が美しく自分でも思えるぐらい自分の中でも整理がついていました。
MOMOKA、ストイックになるための努力 「Drop」チーム全員でトレーニングも
― チーム作業でもリーダーシップを発揮したり、メンバーを気遣ったりしている印象がありました。MOMOKA:そこに関しては気遣っているつもりは全然なくて、私はずっと自分のままでいたかな。自分の中では、人を気にかけることが日常的に普通のことでチームがもっと良くなればいいな、もっといい作品が作れればいいなと思って行動していました。
― メンタル面で強くなったなと感じますか?
MOMOKA:多分、元々何かと「これはこうだから、まあいいや」「なんとかなるっしょ」と割り切るというか楽観的で諦めが早いタイプです。それが自分の中では生きやすいというか今までの生活ではその考え方でやってこれたんですけど、ちゃんみなさんの「ストイックになりなさい」という言葉で気付いたことがありました。楽観的だからこそ詰めが甘い部分があって本番で「もっとこうしていればよかった」と後悔してそれでメンタルが落ち込んだり、逆に緊張してしまったりすることに繋がっていたんです。まだ自分としては突き詰めて細かくまではいけてないと思うんですけど、前に比べるとちゃんと順序を踏んでしっかりやるということを意識できるようになって、それがメンタルの安定や気持ちを強く持てることに繋がっているのかなと思いました。
― ストイックになることについて他のメンバーから刺激を受けたことは?
MOMOKA:自分のいいところでもあり悪いところでもあるのがその「ストイックではないこと」で、よく捉えれば要領が広くて何でも受け入れるし皆に合わせられて、それで自分は不満がなかったんですけど、JISOOやNAOKOを見ていると本当に努力を積み重ねて、「こうしたい」を細かく決めてしっかり足場を固めているんですよね。だからこそ今の2人がいると思いますし、実力をつけるにはそういう積み重ねが1番の近道なんじゃないかなと改めて思いました。
― 具体的にはトレーニングの数を増やしていましたが、大変ではなかったですか?
MOMOKA:やらなきゃいけないと分かっていてもやっぱり「めんどくさい」という気持ちが勝っちゃうこともありますし、他にやりたいことを優先してしまうこともあったんですけど、「ストイックになりなさい」と言われた時から、腹筋や筋トレを少しずつプラスでやるようになりました。最終審査の前は「Drop」のBチーム全員でやっていました。「最近走っているんだよね」という話をしていたら「じゃあ皆で走ろう」となって、それからはレッスンの前にチーム全員で走ったり、「Drop」の曲尺5周分ずっと走り続けたり、走った距離をスクショして共有したり、トレーニング動画を送り合ったりして、お互いに助け合いながら、少しずつみんなでストイックになっていきました。
MOMOKAの夢を叶える秘訣
― 夢を追いかけているファンの方々、モデルプレスの読者に向けて、デビューという夢を掴んだMOMOKAさんにとっての「夢を叶える秘訣」をお伺いしたいです。MOMOKA:ありきたりな言葉かもしれないんですが、夢を追っていく過程では、うまくいく時もあればうまくいかない時もあると思います。「もうやめよう」と思うこともあれば「やっぱりやりたい」と思うことは人間なら誰しも経験することだと思うんです。ずっと「やりたい」と強く思い続けられる人って、本当に珍しいと思うんですよね。私自身「もうここで諦めよう」と本気で思ったことが何度もあって「こんなに頑張ったのに無理なら無理でしょ」と自暴自棄になりました。でも音楽に触れない時間があると「やっぱりやりたいな」と改めて思う瞬間があって。夢を追いかけている人に伝えたいのは「諦めることは悪いことじゃない」ということです。諦めたからこそ別のやりたいことが見つかることもあるし、それも決して間違いじゃないので、諦めた後にもう一度「やっぱりやりたい」と思うならその気持ちを大切にしてほしいです。私も何度も諦めようと思ったけれど、それでもやっぱり「やりたい」と思ったからこうしてオーディションに挑戦することができました。何度諦めそうになっても「やっぱりやりたい」と思える夢こそが本当に自分がやりたいことなんだと思うし、その信念だけは曲げずに頑張ればきっといつか叶うと思います。
― ありがとうございました!
(modelpress編集部)[PR]提供元:ソニー・ミュージックレーベルズ
INTERVIEW PHOTO:加藤千雅
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