山本千尋、35センチ断髪で役作り・表現でも工夫 山崎賢人&浜辺美波ら共演者との秘話も明かす【「アンダーニンジャ」インタビュー】
2025.02.01 08:00
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映画『アンダーニンジャ』(公開中)に出演する女優の山本千尋(やまもと・ちひろ/28)に、モデルプレスがインタビュー。初の福田組(福田雄一監督)作品への出演となった本作への思いや、役作りの工夫、さらには夢を叶える秘訣を語ってもらった。
山崎賢人主演「アンダーニンジャ」
原作は、現代社会に潜む新たな忍者像を描いた同名漫画(講談社「ヤングマガジン」連載)。『アイアムアヒーロー』などの数々の話題作で知られる漫画家・花沢健吾氏の最新作であり、2023年には地上波でテレビアニメ化を果たした。そんな本作を、日本屈指のヒットメーカー・福田監督が斬新なアクションとコメディで作り上げる。今回山本は、講談高校の生徒で学園のマドンナ的存在だが、どこか掴みどころのない性格でまわりを翻弄する“あざとい女子”、山田美月を演じる。山本千尋、福田組初出演の心境
ー オファーを受けた際の心境を教えてください。山本:原作を読んだ時から山田美月が大好きで「絶対に私がしたい!」と思っていたので、こんなに嬉しいことはなかったです。福田組で山田美月という掴めないキャラクターだったり、あざといお芝居を全力で楽しませて頂けることがとても楽しみでした。元々コメディが大好きで、それに加えて今回は自分の原点であるアクションもさせて貰えるだなんて、福田組でやりたい事を全て叶えて頂けることが嬉しかったです。私自身が原作を読んだ時に感じた衝撃的な展開を、映画で初めて『アンダーニンジャ』を知る人に伝えたいという意欲に燃え、台本を読むのが本当に楽しかったです。
ー 本作が初の福田組作品への参加となりましたが、撮影で印象に残っていることはありますか?
山本:初日はやはりどの現場も緊張するのですが、福田組も緊張感は感じたものの、打ち解けるのが早かったです。福田さんの明るさだったり、(山崎)賢人さん(※「崎」は正式には「たつさき」)がいたりと安心出来ました。初日のシーンから全力ダッシュしてみてと、福田さんからリクエストがあり、そのおかげで心も体も暖まったかもしれません(笑)。現場にいると福田さんの笑い声が響き渡るので、その笑い声が聞こえた時はこの上ない幸せでした。アクションシーンになると眠りに入る福田さん(笑)。名物を見られたので嬉しかったです。キャストの皆様が福田さんと焼肉に行っている中、いざ自分の撮影日になると終わりが遅くて一度も地方でご飯が叶わず落ち込んでいたのですが、試写終わりにようやく行けてとても嬉しかったです。
山本千尋、役作りで髪を“35センチ”カット
ー 学園のマドンナ的存在の“あざとい女子”を演じる上で意識した部分や、役作りで工夫したことはありますか?山本:あざとい演技は今までに演じたことがなかったので、楽しく伸び伸びと演じさせて頂きました。福田組ですし、周りのテンションが高いこともあり、原作よりもう一段階テンションを上げる意識はしました。髪を35センチ以上切ったのは大きな変化でした!ハートの形を福田さんとどれにしようか考えたのも嬉しい時間でした。
ー 主演の山崎賢人さん、ヒロインの浜辺美波さんをはじめとした、共演者の方々とのエピソードがあれば教えてください。
山本:美波ちゃんとは学校の平和なシーンの空き時間にお話したのが楽しかったですね。互いに愛犬家ということで、我が子達の話になりました。とにかく可愛くて行動を見ているだけで幸せでした。長谷川(忍/シソンヌ)さんや坂口(涼太郎)くんなど会話を盛り上げて下さる方がいたおかげで、平和であり笑いの絶えない学校内のシーンとなりました。賢人さんとは出会ってもうかれこれ10年ぐらい経つのですが、どんどん逞しく、そして10年前から変わらない現場に癒しを与えて下さる先輩で、ご一緒させて頂くとホッとします。賢人さんが毎日撮影終わりにラーメンを食べに行かれていて、話を聞いていると段々私も食べたくなってきて、撮影最終日に私もマネージャーさんと行きました。家系ラーメンデビューです(笑)。そしたらまさかの賢人さんと賢人さんのマネージャーさんも別席にいて、本当に毎日いるんだと分かり面白かったです。
山本千尋、アクションで“破壊的な強さ”表現する工夫
ー アクションシーンも見どころの本作ですが、体作りなど撮影までに準備されたことはありますか?山本:普段からトレーニングをしているので、根本的な事は変わらないのですが、あえて増やした事で言うと、ダンベルを持ったトレーニングを増やしました。普段は自重しているのですが、もう少し筋力がある方がいいなと。おかげで剣を持っている右手は特に成長しましたね(笑)。
ー これまでも映画「赤羽骨子のボディガード」、ドラマ「新空港占拠」などアクションシーンのある作品に出演されていましたが、経験が活きた部分や、本作のためにこだわった部分があれば教えてください。
山本:最近させて頂いた作品もですが、デビューしてからどの作品も私にとってアクションシーンは血となり肉となっております。アクション監督の田渕さんとは今回が初めてで、稽古に入る前から既にアクションシーンが細かい所まで完成しており、また、その作って頂いたアクションがとても面白く、ワクワクしました。赤羽骨子のボディーガードの後すぐにアンダーニンジャの撮影でしたので、2024年前半はずっと刀を持っていたように思えます(笑)。山田美月は破壊的な強さを持っているので、手数としては九郎の半分くらいで少ないですが、一振り一振りにその説得力を出すという意味でキャラクターにのせたアクションという部分では今回の新たな課題となりました。
山本千尋、夢や目標は「自ずと後からついてくる」
ー モデルプレスの読者には今、不安を抱えている方もいらっしゃいます。山本さんが、これまで「壁にぶつかった経験」や「悲しみを乗り越えた経験」があれば教えて下さい。山本:壁にぶつかっている期間の方が長いです。でも不安を抱えられる事は幸せで自分が高みを目指しているからだと言い聞かせるようにしています。そうしたら自ずと後からギフトが返ってくるんです。経験は糧になる。これは絶対保証できます。
ー モデルプレス読者の中には今、夢を追いかけている読者もたくさんいます。そういった読者に向けて、現在、女優として数多くの作品で活躍をされている山本さんが思う「夢を叶える秘訣」を教えてください。
山本:私もまだまだ夢の途中ですし、新たな夢も出てきます。夢や目標は自分を信じて突き進んでいけば、自ずと後からついてくるんじゃないかなと思います。それがすぐなのかもっと後なのかは別として、私は頑張って後悔した事がないので、そう信じています。周りの人に感謝して、夢を追いかけられることに感謝して、共に頑張りましょう。
(modelpress編集部)
山本千尋(やまもと・ちひろ)プロフィール
山本は、1996年8月29日生まれ。兵庫県出身。幼い頃から「中国武術」の選手として活躍し、第2回世界ジュニア武術選手権大会【槍術】で2度の金メダル、ジュニアオリンピックカップで3年連続で優勝した経歴を持つ。その後、アクション女優として活動をスタートし、2015年には第3回ジャパンアクションアワード「ベストアクション女優優秀賞」を受賞。主な出演作は、映画『チア男子!!』(2019)、『キングダム2 遥かなる大地へ』(2022)、『赤羽骨子のボディガード』(2024)、ドラマ『着飾る恋には理由があって』 (TBS/2021)、 『鎌倉殿の13人』(NHK/2022)、『埼玉のホスト』(TBS/2023※連続ドラマ初主演)、 『新空港占拠』(日本テレビ/2024)など。
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